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2007年12月

2007年12月29日 (土)

Teaching Dogに期待できるなら

053暮れですね。大忙しです。二日間にわけて、シェルたちを洗たくしました。liddellは、すぐに汚すので三十日に洗う予定です。

さて、Teaching Dogが日本で活躍するには、今の日本ではちょっと無理な、気がします。英国と日本では、犬の暮らす環境にも大きな違いがあるだろうし、Teaching Dogを使うにも、大きなフィールドが必要だと思うし、そうなると今の日本では、無理だろうと思うのです。

091_2 ドッグランでも、大きな犬が近づいただけで、抱き上げてしまう小型犬の飼い主や、しつけや訓練だけで犬の不適切な行動を、矯正できると信じているトレーナーたちが大半じゃないかと思うのです。だから、犬が犬のコミュニケーションを教えるなんてことは、考えてもらえないと思うのです。

でも、ボランティアで開催している「しつけ方教室」を、訪れる飼い主の多くの望みは、日々の犬の散歩で、他犬や人に吠えたり咬んだりしないでほしい・・・これが一番の望みなんですね。スワレやマテ、フセやヒールポジションができなくても、いや、できればそれに越したことないんだけれど、とにかく、自分のかわいい犬に嫌なイメージがつかないで、ほしい・・・これに限るようです。

093

しつけで他犬がいても、冷静にすわっていられることは教えられても、それは条件づけによるもので、本当に犬を安全で安心な物として、考えてくれたかは、わからないと思っています。

犬も人の子と同じように経験が必要で、それを用意できればいいのですが・・・。ドッグランのような場所に、Teaching Dogがいて、それをわかるトレーナーがいて、数か月の子犬を、Teachingしてもらえたら、犬に過剰反応しない犬が育つのではないかと思うのです。そう、犬語を学ぶチャンスを与えてあげれるのです。

096 私の知人で、ゴミ捨て場から目の開いていてない子犬を保護し、育てた人がいるのですが、結局、十分な犬の会話を学習させることができなかったため、1頭はひどい咬み犬になってしまいました。先住犬がいたのですが、Teaching Dogとしての、資質も機能はまったくなかったようで、人が犬の親になることのむずかしさを、痛感したと言ってました。そういった子犬たちにも、Teacihng Dogの必要性はあるんじゃないかと思うのですが・・・。。

092 犬は、犬との遊びの中で本能を発揮し、狩りの疑似体験で咬みつきの抑制を学び、犬とは安全で安心な仲間だと、認識していくと私は思っています。いくら人がしつけやオビトレで犬をコントロールしても、犬におびえる犬の感情までは、コントロールできないと思うのですが・・・。

ただ、強化ツールのクリッカーは、感情も強化する場合があるらしいので、犬を怖がる犬は、クリッカーによるトレーニングをしてはいけないらしいようです。怯えを我慢させて、人が犬をコントロールするのは、素晴らしいと思う人もいますが、犬の怯えは犬の緊張をよび、それがストレスとなり攻撃行動につながると、セミナーでは説明してました。

063 liddellの犬とのかかわりを強く求めることが、いつまで続くのかは定かではないのですが、今日もliddellは、いろいろな犬たちと交わり、その資質を発揮し、とても上手に遊んでいました。今日の相手は、シーズー君。こういった小型犬を相手にしていても、liddellは心得たものでその相手に合わせて、遊ぶこともTeachingすることもできる様になりました。また、このシーズー君の飼い主がおおらかな人なので助かります。小型犬の飼い主の多くが、このくらいおおらかだと大型犬苦手!ってなくなると思うのですが・・・。

誰とでも遊べる犬、それは経験でしか育むことしかできないかも…です。

では、よいお年をお迎えください。

2007年12月24日 (月)

太助とliddell

  064

太助が遊びに来てくれました。付き添いのお父さん、お母さんも一緒です。太助は、PUPSのセミナーにも協力してくれました。

体格は、ほぼliddellと同じです。市の愛護センターから譲渡ですが、とてもおぼっちゃまな暮らしをしています。Ⅰ家のアイドルです。ボランティアで、開催している「しつけ方教室」の生徒さんです。

PUPSのセミナーでオメガタイプと言われて、お母さんは「オメガって何!」と、とても不安にしていましたが、オメガのことがだんだん理解できるようになってきて、今は、太助のことももっとよく知りたいと(犬のこと)思うようなったと言ってくれました。

063

liddellが、Teachingしたがる犬の中に、太助のような若いオス犬も含まれます。それから、あまりにもオビトレが入りすぎた犬にもかかわろうとします。オビトレ犬は、いつも何かに緊張しているのかもしれませんね。liddellは、そのストレスをリラックスさせたいのかもしれません。

若いオスだと、遊びの中にも自分の優位性を試すために、よくマウントしようとします。liddellにマウントしようとして、叱られまます。

オメガなliddellであってもベータ気質もあるので、マウントする相手にはかなりきつく叱ります。太助はたじたじになりますが、こうして少しづつ、ジェントルマンな犬に育っていきます。若いオスで、よくメス犬に嫌われる犬がいますが、あれは礼儀知らずだと思いますね。我が家には、ワンダー王子がいますが、これがとてもフェミニスト。メスにもてます。訳は、ジェントルだから・・・。彼、王子は、絶対無理強いはしないし、メスの気持ちを解きほぐ045すテクニックも兼ね備えています。だから、いきなりマウントして嫌われるなんてヘマはしません。

ワンダー王子です。liddellでも、頭が上がりません。我が家の犬の群れの中の、本当のアルファです。10kg足らずの犬ですが、いつも堂々としています。怖いものなしの生活を送り続けています。liddellをひと唸りで退けてしまいます。私の進言も、却下されることもあります。えらいのです、彼は。

さて、犬同士の遊びを、快く思わない方がけっこういますが、犬には犬の社会があるということを、わかってほしと思っています。確かに、犬とばかり遊んでいると、人のと関係が希薄になるかもしれません。でも、それは人が犬に教えるべきことを、教えずにきたにすぎないとのではと思うのです。なぜなら、liddellは毎日犬との遊びに興じてますが、私やトレーナーの藤村さんのコマンドは理解して、従ってくれます。呼べばリコールできますし、ダメだと言えば、我慢もします。競技会で得点の高いジャンピングヒールなんてことも、軽々やってのけます。

すべてが、その飼い主の考え方だと思うのです。フセや、マテ、スワレ等ができるから、頭がいいと思いたい方は、思えばいいということです。人の指示に、的確に従うことで犬の頭の良し悪しは、測れないと私は思っています。もし、本当に頭がいいなら、人に頼らず生きていけるはずですからね。

062 太助liddellは、今日、たくさん遊んだあと、歩きました。太助liddellのことを、横目で確認しながら遅れないように、すたすた歩きまます。それは、群れの一員として機能したいと思っているように感じました。セミナーで犬には群れが必要と、説明していましたが、私たち人は、家族であって群れではないそうです。群れ社会を構成する犬は、人の家族を群れに例える・・・今まではこの理論がとおっていましたが、果たしてその真相はどうなんでしょうか?太助は、数時間liddellと群れで移動するという、体験をしました。太助liddellと歩いていても、けっしてliddellの前には出ようとしなかったように思います。

「初めてのところを歩くときはびくびくするのですが、いつもより、びくびくしてないようです」と、Ⅰさんは言いました。liddell太助の、心の友になってくれたのかも知れませんね。また、あそぼっ!太助(かぶり物はliddellです)

061 060

さて、写真ですが横浜のパシフィコでJKCの、イベントがあり、liddellのブリーダーさんが出陳しているので行ってきました。左は、liddellと父親が同じの一年違いの子。

よく似ていますね~~~。右は、CHのゴット、立派です。オスの子で、左の子と胴胎の子がいたのですが、これがliddellと姿形ばかりか、性質や動き、やることなすこと全くの同じだったのが驚き!。血脈とは、恐ろしいものですね。このオスも、いつでも遊びオーケーのやたらオメガ資質です。こんど、ショーチャレンジの予定だそうです。動きが速すぎて、彼の写真は撮れませんでした。

2007年12月21日 (金)

liddellを、抑えるもの

061 liddell、どの犬にも安全で、どの犬にも忍耐強くTeachingできるのかというと、そうでもない。liddellはまだまだ未熟な、1才9か月の若犬に過ぎない。

遊びの我も強く、相手をコントロールしようとする気持ちも強い。嫌がる犬にも、自分が遊びにのっているときには、無理やりという場面も多々あるのだ。そして、近頃、liddellがしつこくからむ相手の傾向がわかりつつある。

セミナーで一緒に活躍した柴のソラだ。ソラのような犬に出くわすと、がぜん張り切る。liddellにとって、ソラのようなタイプをほっとくということができないらしい。liddellがどんな犬かよく知る人は、その行動を静観できるのだが、知らない柴の飼い主にしてみれば、なんてしつけのできていない犬・・・。

そう、以前からこのliddellの行動には疑問があったんだけど、それはPUPSのセミナーで、解消されたからいい。けれど、それをいちいち一般の人に説明しても理解してもらえるわけもなく、ただただ、こちらは相手に頭を下げ、liddellを引きずって拘束するしかないのだ。

068 liddellのこの行動がいつからかというと、私の元に来た時からかもしれない。ほとんど、物おじせず、怯えることもなく、先住犬ともすぐにうまくやれるようになった。外に出るようになっても、どんな大きな相手でも遊びに誘おうとしたし、危険な犬のお墨付きの犬にも近寄る・・・いきり立つ相手に得意のバウで応戦するliddellを見ていると、そのころは、やっぱりどこかねじが緩んでいるのではと、疑ったぐらいだ。獣医に行けば、入院している患畜が気になり、診察室から逃走して患畜を見に行きそこでバウだ。いまでは、獣医先生が大目に見てくれて、liddellをお見舞いに案内してくれるまでになったけど・・・。

セミナーでの、liddellは、いつものliddell。何ら普段と変わりはなかった。違う見方ができるようになり、私が変わったのかもしれない。子犬と遊ぶ時のliddellは実に忍耐強くせっし、その遊び一つ一つに、liddellのメッセージが込められているのだろう。ベルジアンシェパードが、すべてliddellのようではないと思う。ただ、liddellの犬らしい部分を、無理やりコントロールしなくて本当によかったと思う。それは今、オビトレで来ていただいている、PUPSの藤村トレーナーのおかげでもあると思う。あの頃、liddellの困った行動を、もし、力でl抑制するトレーニングでどうにかしようとしていたら、今のliddellにはならなかっただろうから。

054 この先も、liddellはソラのような犬に出会うたび、何かをTeachingしようとするのだろ。liddellのやりたいことが、安全で安心になるように、私もより一層、犬を知らなければならない。

そうでないと、自分の犬を守れないし、liddellを導くこともできないから。liddellを、抑えるもの・・・今は、私しかいないようだ。オメガなliddellでも、自分をコントロールしようとする犬には、強く出る時がある。それが、危険だと知らされて、少々、これからの対応を考えている。

2007年12月19日 (水)

アイという、犬。

060

今年の春から、某市の愛護センターで犬のしつけ方のインストラクターを、ボランティアでお手伝いさせていただいています。センターからの譲渡される子犬たちの悩みは、人の社会への社会化がうまくいかないこと。これは無理もないことなんだけど、やはり譲渡された先で心身ともに幸せでいてほしいと願っています。

今回の、クラスは「お散歩が苦手な子たち」ということで・・・車怖い、自転車怖い、走る人怖い・・・尾は下がる、馬のように立ち上がる、逃走する・・・中でも極めつけは、アイという中型の雑種の子なのですが・・・。一歩たりとも、門から外へ出ることができず、Aさんは途方に暮れていました。アイは、埋め立て地で生まれていたらしいということですが、生後3~4ヶ月は人も見ずに過ごし、車など知らずにセンターに保護されました。職員の方々の努力で人慣れはできたのですが、人の社会はアイにとっては、恐怖と不安の何物でもないようでした。

さて、この子をお散歩に自ら歩いてもらうには?よくよく、犬を見ること。犬の考えていることを犬の目から探ること・・・。アイの眼は、お父さんを追っていました。そこで考えたこと、お父さん、アイ、お母さんの順で歩くという形・・・。そう、アイをサンドイッチです。写真のliddellのように、長いリードに変えてハーネスに変えて・・・。どうでしょう!父さんが「アイ、行くぞ!」と、すたすた歩くとアイもトコトコ、そのあとをリードを緩めに垂らしたお母さんがすたすた・・・。前から来る怖いものは、お父さんがガード、後ろから来る怖いものはお母さんがガード。そう、どうしてアイがかたくなに拒んだのか、それは怖いから前を歩くのが嫌だったんですね。

043 センターの子たちは、人に出会ってすぐに普通に暮らせるわけではなく暖かい家族が見つかるまでは、センターで暮らさなくてはなりません。職員の皆さんも、いろいろと考えて手を尽くしてはくれますが、十分でないことがたくさんあります。アイは、確かに憶病でこの先もAさんたちは苦労するかもしれません。しかし、このセンターの犬たちは、犬への社会化ができているように思うのです。アイは、この日、すべてにおいて社会化ができていないダックスに、liddellがするように懸命にバウを繰り返していました。

「どうしたの、リラックスして。だいじょうぶよ」でも、ダックスにそれは通じず、ガウガウされて少し噛まれてしまいました。それでもアイはバウをするのです。アイは、このダックスをteachingしたいようでした。このダックスのように人の世界にいすぎた犬は、犬語が分からないまま育ち、結局、人の社会とも上手くゆかず、放棄されてしまうケースもままあるのです。アイとliddellに共通する点は、犬の時間を持っていることだと思うのです。この犬の時間が犬を犬のままにしてくれているのでは055と思うのです。

アイは、この先も乗り越えなくてはならないものがたくさんあると思いますが、今は、とりあえず変形でお散歩に行けるようになりました。Aさんたちは、来年は3人で並んで歩けるようになりたいという、抱負も持っています。アイのうちとliddellのうちは、そう離れてはいないので、アイのうちをliddellとたずねようと思っています。私は、liddellがアイに、人の世界の社会化をteachingしてくれるような気がするのです。いわば、アイの心の友になってあげてほしいと思うのです。でも、それは、liddellがそうしたいと望んでくれればのことですが・・・。どの犬も、何かを、相手に伝えたいと思っている・・・そう思えてなりません。

2007年12月16日 (日)

再び、Teacing Dogのこと その2

063 当日のセミナー内容と、予告してあったものとに違いがあり、期待していたTeaching Dogの選択方法が知りたかったという、ご意見を多々お聞きしました。確かに、セミナーの案内には「11/23Teacing Dog選択方法のデモ」となっていました。犬の保育園をやっていると言っていた方は、保育園に来る多くの犬が、ビビりで犬と遊べない子が多く困っているので、Teaching Dogを熱望しているようでした。私も、最初の二日間は暗闇の中、メモも残せない状態にはちょっと閉口・・・。映像の出し方にも、もたつき感がありう~~ん・・・。

アンジェラは「このような形のセミナーは初めてで、いつもは大きなフィールドなの」と言っていたけど。いろいろな先生がいて、教科書とは違うことをする先生はいくらでもいる。アンジェラは、自分の話すことに一番近いイメージを見せたいと言っていたので、数多くの映像を選んで見せるのは、たやすくできることではなかったと思う。

064_3 デモのときも、いろいろな方がTeaching Dogに興味を持ち、素のままでの犬をどう評価するか、迷ったと思う。しかし、あの場にデモ犬としてきた犬すべてが、Teacihng Dogなんだと、アンジェラは評価してくれていた。ビビりのちかも、いじめっ子のソラも、やんちゃな太助も・・・。その子なりの方法で自分を表現しているのを、幾人の方がわかってくれたのだろうか。ビビりのちかが、怯えてばかりではなく、liddellに頼るばかりではなく「もうやめてよっ!」と、自分の力で自分を表現していたことを・・・。ソラは、決してちかが嫌いではなく、自分に対して、やたら怯えることを快く思えなくて、ああいう態度に出るということを・・・。だから、ソラはちかを傷づけてはいなかったはずだ。ちかとソラのセッションのとき、観客側にいたliddellは、ラティスの間から普段の様子とは明らかに違う、目をしていた。なぜあの時、liddellを使わなかったのか・・・と観客からの質問があったが、あの時liddellを入れれば、liddellの介入にソラは驚きパニックになり、どちらかが傷ついていたという。liddellを入れるには、あのスペースの倍が必要だと・・・。そうでなければ、どちらかが傷つく。アンジェラは、状況をそう判断し、liddellを使わなかったのだ。

122 Teachinng Dogの手を借りるなら、その場の環境や状況を判断できる人間がいなければ、ただの犬のけんかになってしまう。やみくもにTeaching Dogを、求めてもだめなんだろうなぁ~~。近頃、よ~~く、前よりもよ~~~くliddellのことを見るようになった。liddellばかりではなく、ほかの犬たちのことも・・・。ただの遊びに見えていても、そこには犬たちのコミュニケーションの真実がみえているはずだから。今日もliddellは、犬のけんかに介入して、丸く収めていた。その反面、拮抗する相手には強く出ることもままあるんだよね。う~~む。

2007年12月13日 (木)

再び、teaching dogのこと

040 さて、Teaching Dogとは、いったい何かと言われたら、犬のコミュニケーション(犬語)を、教えることができる犬のことのようです。犬は、目で語るというのがアンジェラの考えですから、犬から犬への情報は、視覚だということです。吠え声や、クンクンという聴覚によるものは、アンジェラは、さほど重要視していないようです。犬は、相手の背中のライン、尾っぽ高さや硬さ、足の着き方、耳の位置、相手に対する体の立ち位置などから情報を得ると話しました。セミナーでの映像に音声がついてなかったのは、耳に頼る(言葉)人間が、犬を間違って理解しないようにとの配慮からでしたね。セミナーに行った方は、覚えていると思いますが・・・・。008

この犬語(コミュニケーション)が堪能な犬は、人の社会においてもあまり問題なく育っていくようです。でも、これは人側が犬側を理解していなければ当てはまらないようです。だから、アンジェラは犬を見ろというのですね。子犬が人の手元にきてそのままでは、犬語を継続できないので、それをTeachingしてくれる犬がいると、人も助かるのです。なにしろ、飼い主は人間ですので、犬語を教えることはできません。前回のliddellTeachingしてくれた3歳のコーギーも、きっかけがあって犬嫌いになったのですが、コーギーの飼い主は誰とでも仲良くする犬が、社会性のある犬だと思っていたと話しました。きっかけは、ランでオス犬にあまりにもしつこくされて、しまいにはおなかを見せていたのに、そこに馬乗りになられてコーギーが切れたというのです。これは当たり前ですよ、コーギーが切れるのも。コーギーは切れる前、さまざまなコミュニケーションでオス犬にわかってもらおうとしたに違いない。けれど、どれも理解してもらえず最後の手段に出て、この子はわがままな子だと、思われてしまったのです。今このコーギーは、いろいろな手順を踏む前に、てっとり早くしつこい相手を遠ざけるため牙をむいて威嚇するをチョイスしているだけで、liddellや犬語を理解してくれる犬とは遊べるのです。

013 人の世界では、自分を抑えて人のために尽くし万人に愛されるように教育する方もいますが、犬の世界はシンプル。自分に危害や恐怖を与えるものは、「いや」なんです。だから、Teachingしてくれる犬を、人の手で作るのは本筋ではなく、犬がそれを自ら楽しんでやっていなければその子にストレスがかかるのですね。アンジェラに会ってから、私は今までのliddellへの考え方を改めつつあります。liddellの犬に対する執着は、この子の個性として受け止めようと思うのです。オビトレ専門のトレーナーがliddellを見たら、とでもない犬にみえるだろな~~。人側に付かない犬がいたっていいんじゃない。でもねっ!liddellは、ディスクもできるし、レトリーブだってできるし、そこそこオビトレもいいせんいくんです。でも、liddellは犬たち同族が大好きなだけ・・・。

2007年12月11日 (火)

オメガなやつ その2

054いろいろな方から「難しくてわかりずらいの~」と、ご指摘がありましたので、今後は、もっとわかりやすくを心がけますので、お邪魔してって下さいね。

では、オメガの続きですがオメガは、群れの中の緊張をリラックスさせ、happyにする役割。。もともと犬は争いごとが嫌いというか、群れの中がごたごたするのは好きではないんですね。pack(群れ)の、秩序が乱れちゃうと、群れの維持ができなくなり、しいてはハンティングにも支障が出るわけです。ハンティングができないと生命にもかかわりますから、これは一大事なことなのです。犬はすでにオオカミではないから、当てはまらないという方もいますが、liddellを見ている限りは、犬でありながらはっきりとしたメッセージ性の強いボディランゲージを、うまく使い分けて周りの犬たちを遊びに誘うのです。その様子は、ユーチューブの動画でも見られる「Wolf Park」のオオカミたちに類似していますから、必見です。

072 先日の日曜日、liddellにお願いして二匹のコーギーと遊んでもらった。一匹は3歳のメスで、こちらの子はliddellに会うと、すぐに遊びだしてしまったが、トライのコーギーのメスの子はliddellが遊びに誘ってもガウガウするばかり・・・。実はこの二匹、一緒に暮らす予定だったんですが、先住犬とケンカばかりするので、別居中だというのです。できれば、一緒に育てたいとの依頼もあるので、とりあえず、土曜日に二匹の様子を見させてもらいどのくらいのコミュニケーションの技術があるか判断してから、liddellと会わせてみることに。3歳の子は、ちゃんとliddellと犬語でお話ができるし、犬同士のハードな追いかけっこもできる!オーナーが心配する犬への社会性がないなんことはありませんでした。ガウガウする子も、時期にliddellの介入を手がかりに犬に戻っていくと思う、そして、3歳の子と一緒に暮らせる日もそう遠くないはず。

024

飼い主多くは、犬との遊びを危険だと感じているようですが、この遊びを通して犬たちは多くのことを学んでいくのです。特に、幼年期より青年期での他犬との遊びを、重視したほうが危険な咬み犬にはならないといわれています。誰だって、ケンカをするでしょう?誰だって一度ぐらいは、叩きあって自己を主張する子ども期があったはずです。犬同士がけんかをすることがなぜ悪いのでしょう。犬が相手を攻撃するまでには、さまざまなボディランゲージで直接対決を避けようとしているはずなのです。犬に自由な時間を与えることと、言論の自由を与えるとは、この抑圧されてない犬語のコミュニケーションの機会を取り上げるなという、ことではないかと、私は解釈してますが・・・。犬に会うと興奮するからスワラせるや犬と遊ばせすぎると、人への服従心が失われるなんてことは、あまり考えずに社会性のある犬と遊ばせて、その犬語の技術を学ばせてほしいんですがね。

liddellは、不思議な魅力のある犬で、小型犬の飼い主の中にはliddellと遊ばせたがる方も大勢いる。liddellは、どんな犬にもその多様なコミュニケーションで、自分の中に取り込もうとする。それは、権威の誇示でもなく自分がそうしたいと思っているから・・・。ずーっと、遊び好きなオメガでいてほいいと思うのだけどね!LIDDELL!

2007年12月 9日 (日)

オメガなやつ

006liddellは、よく遊ぶ。遊ぶことに関しては、やたら知恵が働く。この遊び好きな性格は、小さなlliddellだったころとそう変わりはない。この変わらないことがliddellを、オメガ部分、そのままにしてくれているのかもしれない。 teaching dogのカテゴリーでオメガは、「オメガは群れの緊張を軽減、リラックスさせる」という。人間でいえば、争いごとに介入してうまくまとめるのがオメガだという。なだめ役に回るのがオメガなのだろう。liddellは、公園などで犬のけんかが始まるとその中に割って入り、バウを繰り返したり、おどけてとび跳ねたりする。けんかしている犬が「うるせー!あっちいけ!」とばかり吠えても、「そんなしてないで、あそぼー」とでもいうかのように。アンジェラのセミナーに出なければ、私は、liddellのこの行動をずーっと「あほなんだな~」と、思っていたのかもしれなかった。

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アンジェラのセミナーでの、デモ犬は全くの偶然だった。この話が来たのは、liddellのトレーナーからで、その当日まで、いったい何をするかは具体的には知らされなかった。確かにあの場所でliddellは、よく活躍してくれたし、アンジェラからも「ワンダフル、ファンタスッティック」、「皆さんもliddellのような犬がほしくなるでしょう」と、言ってはくれた。しかし、このブログを見ている犬を飼う皆さんにお伝えしたいことがある、それはliddellが、特別な犬でも何でもないこと。そして、私や他の人間が作り上げたものではないこと。会場で、liddellのブリーダーを尋ねてくれた方がいたけれど、同じブリーディングでもliddellにはならないと思うから・・・。liddellという犬が重要ではなく、どの犬にも個性があってそれをtaechingすることは、可能だとアンジェラも伝えているはずだから。ただ、アルファ、ベータ、オメガというのは、その中で少々大きな役割を待った犬たちだと、いうことらしい。そして、どの犬たちはもともと持っている個性や素質を犬の世界で表現しているだけで、犬同士のコミュニケーションに、犬ではない人間が介入するのは難しいことだと、あのセミナーでわかってきた。それじゃ、人間はどうすればいいのだろう。

011 私たちは、彼らにできることはそう多くはないかもしれないが、彼ら犬たちのコミュニケーションのその状況、環境をコントロールしてあげることではないのだろうか?セミナーでしきりにアンジェラが言っていたこと!それは、犬をよく見ろということ。これは犬の行動に介入することではなく、犬の行動をよく理解する必要があると、アンジェラが願っているのだと思う。

“teaching dog”確かに、犬によって犬が救われるなら、それを手元にと願わずにいられないとは思う。日本の犬たちは、犬嫌いな犬が多いし、それで悩んでいる方も多い。しかし、その前に、どうして犬がそのような行動をとるようになったか、一番の原因は私たちにあるのでないか。「子犬の頃から犬と遊ばしていたのに…犬嫌いになった」という飼い主も、その時に自分の犬は、本当にそれを楽しんでいたのか、どこかで無理やりではなかったのか・・・。

もっと、犬のことを知りたいと思う。この先も・・・。

2007年12月 7日 (金)

フラストレーション その2

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liddellのフラストレーションは、私とのボール遊びや引っ張りっこ、自転車の伴走ぐらいでは解決しない。2~3日、犬との遊びがないと落ち着きがなくなる。人のために生きるなんてことは、考えていないだろうなぁ。liddellには、二匹の先住犬がいるのだが、ワンダーはliddellにとって完全なアルファーで、ワンダーの母犬、アリスは年寄りだ。ワンダーはどちらかというと、人よりの犬なので、liddellと遊ぶのことはめったにないことなのだ。liddellは、コントロールできる群れがほしい。これができないと、liddellの中にフラストレーションがたまってしまう。

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犬が自分を表現するためには、犬の自由な時間が必要だと、アンジェラはいう。生後数か月の子犬にできることは、その子犬の言論の自由を保障することだという。犬に言論の自由?

犬にとっての言論は、自由な犬同士の、コミュニケーションだというのだ。そのためには、数多くの犬に会わせること、いろいろな犬種に会わせることが重要で、その経験値が高いほど、安心で安全な、不安のない人間との暮らしができるという。

123 つまり、自分に自信が持てるということ。この自信は、怯えない犬を育て、物おじのないことが“teaching dogの素質の一つになる。怯えは、相手ににも伝わり、緊張を高めてしまう。緊張は不穏な空気を作り、敵意さえ持たせてしまうらしい・・・。アンジェラがなぜこうまで、犬のコミュニケーションにこだわるのか、私もなかなか理解できなかったのだが、人を咬む犬も、犬に攻撃する犬も根本は同じで、犬が何かしらのストレスを感じているのだという。また、怖がり屋の犬に強化ツールでよく使用する、クリッカーは感情面でも強化する場合があるので、間違った感情を植え付ける恐れがあるので、使用しないほうがいいらしい。

人間は、犬をコントロールしたがるが、その過剰なまでのコントロールが犬を犬の社会から遠ざけることになり、自由な表現ができなくなってしまうと、アンジェラは伝える。この自由な表現ができない犬は、突然咬むという行動に出るらしい。

オビトレ(服従訓練)やしつけは、人の社会で生きていく犬にとって必要だけど、犬の言語まで奪う必要はないんだよね。アンジェラと昼食をご一緒したとき、アンジェラは、liddellをとても自由に生きていると表現してくれた。私には、堪能な英語力がないので、アンジェラの真意はわからないけど、liddellの言論の自由を奪わずに育てることができたのだろうか。いまでも、毎日、犬たちのしたいこと、やりたいことを、考えてはいるけど・・・。

本日のliddellは、火曜日にゴルのエディをいてコマして、先生に「あなたでもそれはだめ」と、止められた乱暴な行為せずに、ジェントリーできた。だんだん、良くなりつつあるのか、疑問だ。teaching dog”の道は、遥かだねliddell。

オメガのことは、、明日にでもアップします。

2007年12月 6日 (木)

フラストレーション

昨日、017 liddellのトレーナーと相談して、今後のオビトレにはトリーツを使わないことにした。いわゆる食べ物を切るという段階に入り、人との共同作業を食べ物の報酬なしで純粋に犬が楽しむことで、犬のモチベーションを高めていく。これがトレーナーの真骨頂になる。ちなみにliddellのオビのトレーナーは、PUPSのパピィパーティのインストラクターも務めている藤村さんだ。アンジェラのセミナーで2日間、MCをしていた人。

オペラント条件づけ、古典的条件づけを元にトレーニングを行うには、トリーツは、大変有効な動機づけになるのだが“teaching dog”のトレーニングには、食べ物を使うことはほとんどないようだ。その仕事自体が、彼ら彼女らの報酬となるようだ。セミナー最終日でも、アンジェラは私にも、他の飼い主にも食べ物を置いてくるように、または使用しないように指示していた。食べ物を使うと犬たちはやる気を出してくれるし、覚えも早いような気がするけど・・・。

アンジェラは、食べ物の介在が犬と犬との関係をダメにすると言っていた。作業やトリックを教えるときは、トリーツが重要な役割を果たす。けれど“teaching dog”にはpackを監視管理することが、最大の報酬とならなければストレスにつながるらしい。また、食べ物が報酬では、単に食べ物のために働く犬になってしまうのだろう。

020 犬に苦手なものを、脱感作させるときにも私たちはよく食べ物を使う。たとえば、犬が苦手な犬に、他の犬に少しで近づけたらごほうびということを繰り返すとやがて犬は、自ら犬に近づいていけるようになる。しかし、本当に犬が苦手なものを克服したかは、犬を見れば一目でわかるのではないのだろうか?報酬が動機付けとなって、犬に近づけるけど真意はやはり犬が嫌いなままなことが多いのではないのだろうか?それは単に、報酬のために働く犬の出来上がりなのだと思う。しかし、犬が苦手なモノそのものを、本当の意味で克服したなら、その犬とコミュニケーションができなければならないはずだ。その犬が、本当に犬語に目覚めることができたらのはなしだが・・・。

053liddell は、アンジェラの見立てでは、オメガなベータだそうだ。そしてそこに少々アルファー。ベータは生まれながらにして喜ばせたい、他の犬のために働きたいと思うので、それができないとフラストレーションになるという。ベータは外交的で堂々としていて、自分の順位を知らしめる必要がある。他の犬ともよく遊び、常にやる気満々で、オスが多いらしい。

今日、liddellは、獣医科へ。病院ではliddellは、落ち着かない。なぜなら、コントロールしなければならない子犬たちが来ているからだ。長い待ち時間で、子犬がいたらもうそれこそフラストレーションがたまり、よだれが出てくる。「私、あの子のことが気になるな~~。もっとそばでみたいな~~。できれば遊びたいな~~」なんだけれど、子犬の飼い主はそれを見て「うちの子を食べようと思っている凶暴な犬」にうつるのだろうな~~。やれやれだ。

今日は、昨日の「gently」がうまくいって、いろんな子にも優しくできたようだ。コーギーのわんわんにもボディアタックをかませないし、ちびパピのサアラを怯えさせず、うまくリードして走りっこに誘うことができた。セミナーのレジュメにあった、遊びは本能のページの写真のように遊んでいた。だけど、たまにハンティングモードな目になるのは、やめてほしいんだけどな、そこんところわかっておくれねliddell.

2007年12月 5日 (水)

ラフプレーその2

016 今日は、ちょっと忙しい日。某市の愛護センターへ行く日。私は、動物関係のボランティアの会員で、本日は譲渡したワンたちの飼い主の相談日で、そのインストラクターの一員として、お手伝いをさせていただいている。今日は今年会員になっていただいた方が、センターの見学を希望したのでご同伴していただいた。とても上品な方で、男の子三人のお母さまとは思えないくらいやさしい方だ。ネコの関係の方は、私の住む区では貴重な存在なので、ネコのことが少し前に進むようにしていきたいなぁ・・・。(写真はヘソ天で寝るliddell、生後3か月)

012 その後、liddellのオビトレのレッスン時間。どうにか、時間に間に合ったので、やれやれ。久しぶりのオビトレで、やたらと舞い上がるliddell。動機付けで使用する、ダミーがぼろぼろになってしまうくらい野生化する。この野生化が、liddellの一番の問題点なのだ。Teaching Dog”の素質の一つ、アルファーは一歩間違えば、とんでもないモンスターとなってしまう可能性もあるので、この部分は人間がシェーピングしていかなければならないらしい。前日、先生に指摘されたラフプレー。liddellのオビのトレーナーは、アイリッシュを飼っている。pupsのセミナー、最終日に活躍した「ちか」だ。

レッスンが終わったら、“ちか”とliddellは遊ばせてもらえるのだが、昨日のアドバイス通りに犬と出会った時のliddellのギラギラの目をジェントリー(アンジェラがセミナーの時にしきりに呟いていたあのgentlyだ)に、できなければ・・・。予想の通り、“ちか”発見のliddellは勢いよく飛びつこうとする「あ”~~~!!」という声で、liddellの動きを制止、それと同時に“ちか”から引っぺがす。liddellは困惑するけど「gently~。やさし~~くね」と、声をかけて解放する。こんなんで、本当に理解するのか、不思議なのだがそのあとは、ラフプレーも目に余るようにはならないから、まんざらではないようだ。アンジェラ!ミラクル~。032

liddellの中には、野性味の強い部分とねこやインコ、子犬にもやさしい部分が混在する。小さなliddellだったころ、カマキリ相手にバウを繰り出していた時がある。カマキリとでも遊ぼうとするliddellは、そのまま大きくなったのだろうか?

その場を、コントロールするという“Teaching Dog”の存在。それは、人間がそうしろと教えるものではなく、持って生まれた素質を人間がシェーピングして、犬を忘れた犬たちに“犬のコミュニケーション”を教えるという。もし、liddellにその可能性があるなら、愛護センターにいる子犬たちに役立てるのではないかと、すこお~~し、期待している。

2007年12月 4日 (火)

ラフプレー

074 本日は、我が家の王子、ワンダーの趣味ドッグダンスのレッスン日。ドッグダンスの下地となる「fun task」のレクチャーの日。先生は,獣医なんだけど、どうしたわけか犬の問題行動やいろいろなトレーニングのトレーナーやインストラクターになってしまったとおっしゃっている。また先生は、liddellの“teaching dog”へのアドバイスもしてくれている。(写真の奥が王子)

004_3 「liddell・・・。この前よりラフプレーが多いから気をつけて。相手の気持ちが読めるようにしないと、弱い者にも強く出るようになるからね」確かに、近頃、liddellはちょづいているかも。気をつけなくては、このままじゃただの乱暴者に格下げだ。(写真はねこの友だち)

“teachinng dog”の一つの素質に、アルファーの要素が大きく関わってくるという。ベータにしろ、オメガにしろ少なからずアルファーの気質に左右されるらしい。アルファーの気質のある犬は、一般に飼いにくいとされている。アルファーというとかの有名なアルファーシンドロームを思い浮かべる方が多いと思うけど、ここでのアルファーは全くの別。

packと呼ばれる群れの意思決定者は、大概がメスで冷静で堂々としていて、他の犬とはめったに遊ばず、必要に応じてベータのアシストをするらしい。ベータの持ち帰った情報を解析し、群れへの影響度を考えるようだ。真のアルファーは、とても貴重な存在で、それこそ持って生まれた素質がなくてはならないという。シートン動物記の「狼王ロボ」の件にもあるように、「狼王ロボでも、妻ブランカには頭が上がらなかった」・・・。うむ、女の力は偉大なのかもしれない。

アンジェラがいうには、liddellにはアルファーの気質も備わっているという。他の犬にかます、ボディブロックや相手の犬をコントロールする時のボディの使い方がアルファーなのだそうだ。一口に言うとアルファーは紙一重。一歩間違えば、相手に必ず致命的なダメージを与えるという。怯えないぶん、冷静なぶん、必ずのヒットを繰り出すのだろう。

このアルファーを、生かすためにベータの存在、オメガの存在が大きくかかわってくるらしい。アルファー犬は、生後10日ほどでその素質が現れるようだが、オメガは5週ほどかかるらしい。ただ、アンジェラは日本の飼い主やトレーナー、インストラクターにはもっと犬を目で見てほしいと訴えていた。いくら素質のある犬を見出しても、それを生かすことができなければ、teaching dogは育たないのだろうから・・・。

2007年12月 2日 (日)

044 「うちの子は、自分をいぬと思ってないから・・・。」

犬は、自分のことを犬だとは思ってない?これが、(上記)人側に立つ飼い主の言葉。

犬がなぜ人の社会で、問題だとされる行動をするのか。犬は自分に問題があるなんて少しも思ってないし、毎日実に真面目に生きていると思う。私たち人間は、犬を、訓練やオビトレ、しつけで人の社会に取り込もうとするのだけれど、問題の行動がそれで改善されないとやはり犬だからと、片づけてしまう。

犬にしつけや訓練、オビトレは必要だとは思うけれど、オビトレ犬にしてはいけないと思う。人の指示なしでは、何も解決できない犬たちが犬の言葉を話せないでいるのだ。

犬の言葉は、目で見るもの。人は耳でコミュニケーションをとるけど、犬たちは眼でコミュニケーションをしている・・・これがアンジェラの犬たちと暮らす者たちへの言葉だ。犬の言葉を取り上げてしまうと、犬たちはお互いのことを理解できなくなり、犬側に戻れなくなってしまうという。

きれいでかわいい洋服を着せるのも、飼い主の愛。ブランドの高級首輪や疲れないようにカートに乗せるのも、飼い主の愛。愛はあふれるけど、犬たちは本当に愛を受け取ってくれているのだろうか?

私の、愛しのタービュレン、liddell。

彼女と暮らして、私はまた一つ、犬の偉大さに気が付く。それは実にシンプルで、それでいて実に奥が深い。

先日、こんなことがあった。いつもの公園である柴わんこ(♀)に、出会った。liddellは、新しい友達にさっそく挨拶に・・・すると飼い主さんが「ダメなの、うちの子は。犬がダメなの」と・・・。柴わんこは確かに唸ってはいたけど、liddellには何か確信するものでもあるのか、その子に何度も何度も、バウをするのだ。ガウガウ、ガウガウ、吠えられても・・・。

しかし、柴わんこの飼い主は、そのあと実に感動的な場面に出くわす。柴わんことliddellが走り出し、お互いバウを繰り返すのだ。「もう大丈夫です。お友達になれました」と、私は飼い主さんに告げると、「うちの子はすぐにガウガウするので、犬と遊べるなんて思っていませんでした。八年間・・・も」

その後、この柴わんこは、liddellを公園で待つようになってくれた。8年間この子は、何を思って生きていたのだろうか?

人間の無理解が、犬の言葉を奪ってしまっている。

犬側に、戻れたね・・・。liddellが呟いたように感じた。

Teaching Dog

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liddellは、ベルジアンタービュレンというコンチネンタルシェパードの一種。欧州の小国、ベルギーの牧羊犬。彼女が私の家に来たのは、今から一年と五か月前。それは、それは小さな子犬で、私にとって六年ぶりの子犬であり、人生最後の犬になるかもしれない

ベルジアンと暮らしている人は、どの人もきっとこの犬の過激なアクティブさに驚いたんじゃない?Gシェパやラブの比ではないのだ。青あざなんてのは日常茶飯だし、先日などは、私の手からトーイを奪い取ろうとして牙元が狂い、私は腹の肉を噛まれ、あまりの痛さに倒れこんでしまった。しかし、liddellに悪気はないのだ。もちろん私のことを馬鹿にしているのでもないし、アルファーシンドロームでもない。

ベルジアンの最大の魅力は、犬としての魅力がたくさん詰まっていることだと思う。それも、飼いなされた愛玩犬のかわいい魅力ではなくてね、犬らしい犬の魅力満載。活力に満ち、飽きることなない捕食の本能、そして何よりも、犬語がよくわかるという点。liddellが話す犬語は、実によくわかる。それは、目に見える犬の言葉なんだけど、私たち人間が、それを、理解しようと犬のコミュニケーションや行動学の本を読み漁っても、多分、わからないと思う。

さて、私の愛しのベルジアンタービュレン、liddell。

先日、pups(子犬の社会化促進プロジェクト委員会)主催のセミナーに、デモ犬として一役かってきた。講師は、アンジェラ先生。遙々、英国から来ていただいた。先生は犬の攻撃性問題行動のスペシャリストで、問題行動で安楽死処分決定の犬を保護する施設を持ち、リハビリを行い、300頭以上の犬たちの再譲渡に成功しているという、すごい人。

日本で初めてこの先生のセミナーを聴講した方は、きっと(特に最後の日)戸惑いがあったと思う。もちろん私も、他の犬を提供してくれた飼い主も。

犬を、どうやって理解するか、犬という動物を私たちは今まで理解してきたつもり?もしかしたら、犬たちは言葉のない言葉で、人間に常に呼びかけているのかも。

そして、冒頭に出ている“teaching dog”とは?

そこに、私のliddellと、どんなん関係があるのか?

少し時間をかけて、このブログで皆さんに呼びかけさせていただこうと思う。

では、初日はここまでということで。

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