再び、Teacing Dogのこと その2
当日のセミナー内容と、予告してあったものとに違いがあり、期待していたTeaching Dogの選択方法が知りたかったという、ご意見を多々お聞きしました。確かに、セミナーの案内には「11/23Teacing Dog選択方法のデモ」となっていました。犬の保育園をやっていると言っていた方は、保育園に来る多くの犬が、ビビりで犬と遊べない子が多く困っているので、Teaching Dogを熱望しているようでした。私も、最初の二日間は暗闇の中、メモも残せない状態にはちょっと閉口・・・。映像の出し方にも、もたつき感がありう~~ん・・・。
アンジェラは「このような形のセミナーは初めてで、いつもは大きなフィールドなの」と言っていたけど。いろいろな先生がいて、教科書とは違うことをする先生はいくらでもいる。アンジェラは、自分の話すことに一番近いイメージを見せたいと言っていたので、数多くの映像を選んで見せるのは、たやすくできることではなかったと思う。
デモのときも、いろいろな方がTeaching Dogに興味を持ち、素のままでの犬をどう評価するか、迷ったと思う。しかし、あの場にデモ犬としてきた犬すべてが、Teacihng Dogなんだと、アンジェラは評価してくれていた。ビビりのちかも、いじめっ子のソラも、やんちゃな太助も・・・。その子なりの方法で自分を表現しているのを、幾人の方がわかってくれたのだろうか。ビビりのちかが、怯えてばかりではなく、liddellに頼るばかりではなく「もうやめてよっ!」と、自分の力で自分を表現していたことを・・・。ソラは、決してちかが嫌いではなく、自分に対して、やたら怯えることを快く思えなくて、ああいう態度に出るということを・・・。だから、ソラはちかを傷づけてはいなかったはずだ。ちかとソラのセッションのとき、観客側にいたliddellは、ラティスの間から普段の様子とは明らかに違う、目をしていた。なぜあの時、liddellを使わなかったのか・・・と観客からの質問があったが、あの時liddellを入れれば、liddellの介入にソラは驚きパニックになり、どちらかが傷ついていたという。liddellを入れるには、あのスペースの倍が必要だと・・・。そうでなければ、どちらかが傷つく。アンジェラは、状況をそう判断し、liddellを使わなかったのだ。
Teachinng Dogの手を借りるなら、その場の環境や状況を判断できる人間がいなければ、ただの犬のけんかになってしまう。やみくもにTeaching Dogを、求めてもだめなんだろうなぁ~~。近頃、よ~~く、前よりもよ~~~くliddellのことを見るようになった。liddellばかりではなく、ほかの犬たちのことも・・・。ただの遊びに見えていても、そこには犬たちのコミュニケーションの真実がみえているはずだから。今日もliddellは、犬のけんかに介入して、丸く収めていた。その反面、拮抗する相手には強く出ることもままあるんだよね。う~~む。
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