オメガなやつ
liddellは、よく遊ぶ。遊ぶことに関しては、やたら知恵が働く。この遊び好きな性格は、小さなlliddellだったころとそう変わりはない。この変わらないことがliddellを、オメガ部分、そのままにしてくれているのかもしれない。 teaching dogのカテゴリーでオメガは、「オメガは群れの緊張を軽減、リラックスさせる」という。人間でいえば、争いごとに介入してうまくまとめるのがオメガだという。なだめ役に回るのがオメガなのだろう。liddellは、公園などで犬のけんかが始まるとその中に割って入り、バウを繰り返したり、おどけてとび跳ねたりする。けんかしている犬が「うるせー!あっちいけ!」とばかり吠えても、「そんなしてないで、あそぼー」とでもいうかのように。アンジェラのセミナーに出なければ、私は、liddellのこの行動をずーっと「あほなんだな~」と、思っていたのかもしれなかった。
アンジェラのセミナーでの、デモ犬は全くの偶然だった。この話が来たのは、liddellのトレーナーからで、その当日まで、いったい何をするかは具体的には知らされなかった。確かにあの場所でliddellは、よく活躍してくれたし、アンジェラからも「ワンダフル、ファンタスッティック」、「皆さんもliddellのような犬がほしくなるでしょう」と、言ってはくれた。しかし、このブログを見ている犬を飼う皆さんにお伝えしたいことがある、それはliddellが、特別な犬でも何でもないこと。そして、私や他の人間が作り上げたものではないこと。会場で、liddellのブリーダーを尋ねてくれた方がいたけれど、同じブリーディングでもliddellにはならないと思うから・・・。liddellという犬が重要ではなく、どの犬にも個性があってそれをtaechingすることは、可能だとアンジェラも伝えているはずだから。ただ、アルファ、ベータ、オメガというのは、その中で少々大きな役割を待った犬たちだと、いうことらしい。そして、どの犬たちはもともと持っている個性や素質を犬の世界で表現しているだけで、犬同士のコミュニケーションに、犬ではない人間が介入するのは難しいことだと、あのセミナーでわかってきた。それじゃ、人間はどうすればいいのだろう。
私たちは、彼らにできることはそう多くはないかもしれないが、彼ら犬たちのコミュニケーションのその状況、環境をコントロールしてあげることではないのだろうか?セミナーでしきりにアンジェラが言っていたこと!それは、犬をよく見ろということ。これは犬の行動に介入することではなく、犬の行動をよく理解する必要があると、アンジェラが願っているのだと思う。
“teaching dog”確かに、犬によって犬が救われるなら、それを手元にと願わずにいられないとは思う。日本の犬たちは、犬嫌いな犬が多いし、それで悩んでいる方も多い。しかし、その前に、どうして犬がそのような行動をとるようになったか、一番の原因は私たちにあるのでないか。「子犬の頃から犬と遊ばしていたのに…犬嫌いになった」という飼い主も、その時に自分の犬は、本当にそれを楽しんでいたのか、どこかで無理やりではなかったのか・・・。
もっと、犬のことを知りたいと思う。この先も・・・。
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