Teaching Dogに期待できるなら
暮れですね。大忙しです。二日間にわけて、シェルたちを洗たくしました。liddellは、すぐに汚すので三十日に洗う予定です。
さて、Teaching Dogが日本で活躍するには、今の日本ではちょっと無理な、気がします。英国と日本では、犬の暮らす環境にも大きな違いがあるだろうし、Teaching Dogを使うにも、大きなフィールドが必要だと思うし、そうなると今の日本では、無理だろうと思うのです。
ドッグランでも、大きな犬が近づいただけで、抱き上げてしまう小型犬の飼い主や、しつけや訓練だけで犬の不適切な行動を、矯正できると信じているトレーナーたちが大半じゃないかと思うのです。だから、犬が犬のコミュニケーションを教えるなんてことは、考えてもらえないと思うのです。
でも、ボランティアで開催している「しつけ方教室」を、訪れる飼い主の多くの望みは、日々の犬の散歩で、他犬や人に吠えたり咬んだりしないでほしい・・・これが一番の望みなんですね。スワレやマテ、フセやヒールポジションができなくても、いや、できればそれに越したことないんだけれど、とにかく、自分のかわいい犬に嫌なイメージがつかないで、ほしい・・・これに限るようです。
しつけで他犬がいても、冷静にすわっていられることは教えられても、それは条件づけによるもので、本当に犬を安全で安心な物として、考えてくれたかは、わからないと思っています。
犬も人の子と同じように経験が必要で、それを用意できればいいのですが・・・。ドッグランのような場所に、Teaching Dogがいて、それをわかるトレーナーがいて、数か月の子犬を、Teachingしてもらえたら、犬に過剰反応しない犬が育つのではないかと思うのです。そう、犬語を学ぶチャンスを与えてあげれるのです。
私の知人で、ゴミ捨て場から目の開いていてない子犬を保護し、育てた人がいるのですが、結局、十分な犬の会話を学習させることができなかったため、1頭はひどい咬み犬になってしまいました。先住犬がいたのですが、Teaching Dogとしての、資質も機能はまったくなかったようで、人が犬の親になることのむずかしさを、痛感したと言ってました。そういった子犬たちにも、Teacihng Dogの必要性はあるんじゃないかと思うのですが・・・。。
犬は、犬との遊びの中で本能を発揮し、狩りの疑似体験で咬みつきの抑制を学び、犬とは安全で安心な仲間だと、認識していくと私は思っています。いくら人がしつけやオビトレで犬をコントロールしても、犬におびえる犬の感情までは、コントロールできないと思うのですが・・・。
ただ、強化ツールのクリッカーは、感情も強化する場合があるらしいので、犬を怖がる犬は、クリッカーによるトレーニングをしてはいけないらしいようです。怯えを我慢させて、人が犬をコントロールするのは、素晴らしいと思う人もいますが、犬の怯えは犬の緊張をよび、それがストレスとなり攻撃行動につながると、セミナーでは説明してました。
liddellの犬とのかかわりを強く求めることが、いつまで続くのかは定かではないのですが、今日もliddellは、いろいろな犬たちと交わり、その資質を発揮し、とても上手に遊んでいました。今日の相手は、シーズー君。こういった小型犬を相手にしていても、liddellは心得たものでその相手に合わせて、遊ぶこともTeachingすることもできる様になりました。また、このシーズー君の飼い主がおおらかな人なので助かります。小型犬の飼い主の多くが、このくらいおおらかだと大型犬苦手!ってなくなると思うのですが・・・。
誰とでも遊べる犬、それは経験でしか育むことしかできないかも…です。
では、よいお年をお迎えください。
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