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2008年3月13日 (木)

ベータなliddellが語るもの。その2。

20080312_dsc04487_2市の愛護センターには、多い時で月に2~3回、訪問することがあります。

(画像は、数日前に他シェルターから来た子犬、どう?かわいらしい子でしょ)

何しに行くかというと、殺処分を思いとどめてもらうためと、センターから譲渡された子犬のしつけ方のアドバイスにに赴いています。私がお手伝いできることは、しつけができなくて(咬むやら、吠えるやら、排泄のことやら・・・)そして、職員さんだけでは対応しきれない犬のことでの飼い主へのアドバイスです。飼い主が放棄した犬は、早いとその日のうちに処分される運命なのですが、その何割かが「しつけができなくて」「家族が咬まれて、」といった、人間側の都合なんですね。でも、しつけや犬の不適切な(人間側からみれば)行動は、飼い主の責任で犬には罪がないはずです。その犬たちを救えるなら救いたいと願う職員さんたちと、昨年からこの事業に参加させていただいています(私は動物取扱業登録しております)

20080312_dsc04486 まろです。チワワのまろは、私の所属するボランティア団体で主催する「犬のしつけ方教室」の卒業生で、本日は、モデル犬として来てもらいました。ちょっと緊張気味ですが、初めて教室に来た頃のまろは、すべてにビビりでごほうびも口に入らないほど、びくびく犬だったんです。そのまろが今日は立派にモデルを務めてくれました。どうしてまろに来てもらったかというと、この日のクライアントのかみつきで超ビビりのM・ダックスの飼い主に見せるためなんです。

今から二月前、このダックスの飼い主の腕や脚には、生々しい咬み傷がありました。週に一度から二度、ひどいと毎日咬まれていたようです。プライバシーがあるので、その子の画像はないのですが、初めて会ったときのダックスの眼は、白眼をむくほど人間に不信感を持っているのがわかりました。月2~3回の面接(犬同伴)で、行動療法、脱感作、陽性強化、嫌悪刺激を織り交ぜながら、人の社会では不適切とされる行動を軽減することができたのです。でもそれは、まろの家もそうなのですが、飼い主が犬に対する考え方や対応を変えることができたからなんですね。犬は人を、まして、飼い主や家族を困らせようとしてその行動や行為をするわけでもないこと。犬は咬む動物で、人が咬まれないようにするにはどうすればいいのか。それは安心で安全な人間に変身すること。犬が納得するまで無理やりいやなことをしないこと・・・犬にわかりやす人になること。

そして、今日。ダックスの眼は、穏やかで愛らしくなっていました。まだまだ不安定な時もあるかもしれませんが、飼い主にも自信がついてきたようで、余裕の笑顔が出てました!まろの飼い主、Uさんの体験談もダックスの飼い主の自信につながったようです。(だって殺処分、考えていたらしいですから)

まろは、卒業後、ドッグダンスのレッスンを続けています。あのビビりのまろが、人前で披露できるほどの成長を見せることができたのは、Uさんの、まろを作られすぎた犬にしないこと、まろをコントロールしすぎないことが自然にできたからなのではないかと、思うのです。

ダックスは、まだメッキのような状態なので、これからも漆のように積み重ねるということを、飼い主がやり続けることができれば、来年の今頃は、きっと、ステキな同窓会ができるはずです。ダックスの飼い主は、ドッグダンスに挑戦したいとの抱負まで持ってくれたのです。犬との未来を語れるまでに・・・すばらしいですね!

ベータなliddellが語るもの・・・その2。

20080312_dsc04489_2 さて、この日は、LiddellTeacihg Dogとしての初めての活動の日。冒頭の子犬は、山中を兄弟と思われる二匹でさまよっていたところを保護されたそうです。他シェルターからの委託犬で、譲渡率の高いこの自治体のセンターへ入所しました。幼歯がしっかりついているので、3~4ヶ月といったところです。

Liddellのいる部屋へ来たのですが、ご覧のように吠えています。なにに吠えているかというと、対面のLiddellなんですね。Liddellは、子犬が入室してきてすぐに挨拶に行ったのですが・・・(アンジーという名前つけちゃいました)子犬好きのLiddellは、「あっ、わたしがあそんであげるー」という感じのでの接近で、しかもゆっくりでした。(アンジー、ちびりました)でもこれでしょ!このアンジーの反応。ちょっとどころではない違和感を感じませんか?そう犬にちょっと詳しい方は、このアンジーの反応が既に犬に対する社会化期の臨界が近づいてきていると、感じるはずです。

アンジーは、子犬らしい遊びや表現ができないのです。人間に対しても順応はしているが適応はしていません。じゃれつくという行為もしなければ、人が抱くと体が固くこわばります。それでも、人間が近づくと精いっぱい、しっぽをふって「お願いです。私をどうかいじめないでください」と、懇願するんです。無理もないのかもしれません。いつ放棄され、何度も怖い目にあっただろうし・・・自分より大きな犬にも遭ったこともなかっただろうし・・・。母犬からの犬語の刷り込みもなかったのでしょうから。

そうここに来る子犬は、ある程度のハンデを負っているのです。

アンジー。そんなに人にこびないで。子犬らしく自信満々に自分を表現しておくれ・・・。そのためにLiddellを、連れてきたのだから。

20080312_dsc04491 Liddellは、子犬のようすが気になるのですが、アンジーがそばに来てくれないので、自分で距離をとることを選択しました。アンジーはLiddellの動く気配があると逃げ出そうとします。Liddellが今まで出会った子犬は、Liddellの誘いにすぐに応じる子ばかりだったので、Liddellは少し戸惑っているのかもしれません。Liddellの脳みそは今、フルで起動しているところかもしれません。

20080312_dsc04492 アンジーがこちらを向いたので、Liddellが視線を外してあげているところです。アンジーは、見ているけど、Liddellは知らん顔・・・でも徐々にLiddellはアンジーに近づいています。そしてLiddellの体は斜めです。

20080312_dsc04493 アンジーがLiddellの接近に気づき、また吠えているところですね。

「あら、まだだめかしら・・・」といった表情のLiddell・・・。

「どうしたらいい?」と、私の指示を仰いでいます。この後Liddellが選択した動きは、床の匂いかぎと大きくゆっくり円を描いて部屋を歩きまわること。私は指示をだしません。Liddellの選択する行動にやりすぎがあれば、no goodのサインは出しますが適切な場合は出しません。

20080312_dsc04490 匂いを嗅ぎながら私のもとにもどったLiddellをガン見する、アンジー。

この真剣な表情、かわいいのですが別の場面でやってほしいですね。たとえばいたずらしているときとか、人との共同作業中とか・・・。

20080312_dsc04495 ひとつわかったことは、アンジーは、まろぐらいの大きさの犬にはわりと平気だということ。やはり、物心つく間に親犬以外の犬との接触がなかったのでしょうか。心配なのは、犬のボディランゲージが全く出ないところ。人間に対しては出るのですが・・・。

20080312_dsc04494 職員さんがおもちゃを出してくれました。Liddellは、さっそく見に行きます。アンジーは、腰がさがり、尾も足の間に入っています。アンジーはおもちゃでも遊べないのです。子犬らしい、好奇心や探究心がないままで大きくなれば、人社会への適応も難しくなるのが、目に見える現実としてせまっています。でも、すこ~~し、またLiddellとの距離がちぢまったのが、確認できますね。もうすこしかも!

このアンジーとのセッションの前、Liddellはここの譲渡犬で2歳のオス犬とのセッションもありました。ケンカぱっやく、すぐに威嚇するということでLiddellをフリーのままで会わせると、相手が♂か♀か調べないうちに、威嚇吠えです。そのくせ、気弱なダックスにはやたらしつこく、相手がいやがっているサインも読もうとはしません。飼い主はこのオス犬を気が強いと表現していましたが、実際は弱く先制攻撃型。Liddellは、このオスを一蹴しています。その後は、Liddellに対する威嚇もなくなりました。そのベータなLiddellと対局するオメガなLiddellの存在には、私が驚かされています。

20080312_dsc04496 約2時間後です!どうです。やりました。アンジーが伏せながらLiddellの傍らまで来てくれました。まだまだビビりますが、大した進歩です。

ちょっとおやつが出たのですが、それをLiddellは食べないでアンジーにあげたのです。「わたしはいいの。アンジーがお食べ・・・」20080312_dsc04497

「この大きな生き物は、ほんとうにいいものなの?」と、アンジーが問いかけているようです。Liddellは、視線をアンジーから外しています。目も閉じています。ふたりで、同じポーズ。これ大事です!

20080312_dsc04498 ちょっと、アンジーを見ています。本当は遊んでみたいLiddellなのですが、それを我慢して、今、自分がすべきことや自分が介入しなくてもよい状況判断が徐々にできるようになったようです。

そして、職員さんも母のない子犬には、母親代わりになるTeaching Dogの存在や必要性を認め、その選別方法を尋ねてきました。でも、それは私にはわかりません。6月に来日する、アンジェラ先生に聞いてみて下さいとしか言えないのです。

ただ、アンジーの今後の幸せを祈る一人として、アンジーが譲渡されるまでには、Liddellと遊べるようになって、本当の子犬のアンジーを見せてほしいと思うのです。

20080312_dsc04500

Liddell・・・おつかれさま。大好きな、馬のアキレス食べながら寝ちゃいました。

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コメント

こんばんは。 犬の行動に興味があるので(その割には勉強不足ですが・・・)、この話のシリーズには目を見張るものがあります。

>母親代わりになるTeaching Dog

こういう犬の存在を知りませんでした。
記憶を辿っても、それに該当する犬を見たことがありません。 もしくは見ていたとしても、僕の目では判断付かないです。

それにしても、Teaching Dogが務まる犬って、なかなか居るものではないですよね。
TeachingをするLiddellもまた、出会う犬ごとに日々勉強でしょうか。 本当に素晴しい犬だと思います。(^^)
僕も犬馬鹿飼い主として、もっと勉強しなくちゃ。(笑)

それと、ブログリンクをして頂けるのですか!
あまりの光栄さに感激です。 もしも僕に尻尾が付いていたら、今頃ブンブン振り回しているでしょう。

こんにちは、タローの主さん。
過去記事へのコメントありがとうございます。

自分自身で何を書いたのか、わからないこともあり懐かしく自分の記事を読んでしまいました(*´v゚*)ゞ

そして、リデルへの賛辞、感謝いたします。
でも、みなさんが誤解するのですがリデルが特別な犬ではなくて、ごくふつうの犬であることには違いはありませんよ。
それに、アンジェラ先生が言うには、どの犬にもその能力はあって、それに気がつく人間(犬語ですね)と、気づかずに過ごしてしまうかの違いだそうですよ。私も最初はリデルのことに気づいてあげることができず、単なる遊び好きの犬(問題行動かとも(^-^;)だと思ってましたから。

>僕も犬馬鹿飼い主として、もっと勉強しなくちゃ。(笑)
私も、もっと勉強したいです

私も、しっぽを振りましょう

では

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