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2008年6月14日 (土)

Liddell The Teaching Dog Ⅵ

20080306_p3060389 先日、少し前に教室へ通ってくれていたAさんが柴犬(♀)のちびちゃんを伴い、へちまこたちの午後の散歩コースで待っていてくれました。ちびちゃんの父さんのお話では、ちびちゃんが犬に出会うと威嚇して困るし、先日はとうとう咬みついてしまい、気が強くて困っているとのことでした。確かにちびちゃんは、他犬が苦手でしたが、咬みつくまでのアクションをする子には見えなかったんだけど・・・despair

ちびちゃんが他犬に咬みついた時の状況は、お父さんとちびちゃんの大好きな土手沿いを散歩していると、見かけたことのないハスキーが正面から駆け寄り、ちびちゃんに飛びついたそうです。ちびちゃんは、ハスキーの下敷きになりながらも首に食らいつきなかなか放さず、ハスキーの飼い主がちびちゃんを締め上げてやっと放させたそうです。そして、ハスキーの飼い主に「うちの犬は遊びたがっているだけなのに、咬むとはどういうしつけをしているんじゃっangrysign03」と、叱られたそうです。相手にそんなに言われちゃったちびちゃんのお父さんは心配になり、へちまこに話に来たとのことでした。

20080417_p4170532 ちびちゃんに眼をやると、他犬との接近にナーバスになっていることがわかりました。視界に入る犬の行動すべてに神経を張り巡らしています。いつ、また自分が襲われるかもしれないという、ストレスに苛まれているようでした。お父さんもちびちゃんが、へちまこの犬たちに危害を加えるかもしれないと思っているのか、リードを極端に短くしています。(画像の柴わんこはぼん子です。今回の話とは何の関係もございませんよ)

その緊張したリードの先で、ちびちゃんは、唸りながら怯えているのです。

犬語を勉強していると、今までの自分のかん違いや体裁のために、犬たちにつらい思いをさせてきたかが、へちまこは近ごろ理解できるようになりました。犬の世界はけっこう厳しく、その厳しさがお互いを傷つけづにいるもののような気がします。

先日も、Liddellが自分の水入れで水を飲んでいると、若いオス犬が近づき、いきなり水入れに口を入れました。そのとたん、グァゥガァsign03とLiddellの威嚇があり若いオス犬を退けています。Liddellはこの行動の前に、ちゃんと若♂に警告のシグナルを出しているんですが・・・。この最初の警告を読みとれない犬が実に多いのです。

この若♂の飼い主は、「あら、けちねぇ~。水も飲んでダメなの~~」なあんて、言います。そうこの飼い主の勘違いが、犬語のわからない犬にしてしまっていると思うのです。犬語にこだわるLiddellにとったら、「礼儀知らずな失礼なやつsign01」、この一言です。今までこの若♂君、他の犬にこんなことされなかったのか、それまでの勢いがなくなり小さくなってしまいました。LiddellにTeachingされる前は、けっこうな傍若無人ぶりでした。飼い主さんは、自分のかわいい犬の落胆ぶりがかわいそうなのか、ちょっとお冠でしたけどhappy01

その人は、きっと、へちまこが自分の犬を叱らないダメな飼い主と思っていると思いますよ・・・。人間の仲良く遊ぶ理想は、犬の社会には当てはまらない・・・このことをわかってあげられると、犬も自分を自由に表現できるのではないかと思いますが・・・。いかがなもんでしょうね。

犬が犬語の世界をよく理解していると、人への攻撃が軽減されることを理解している方は、案外少ないように思います。

犬が、人は犬と違う生き物で、人の皮膚は傷つきやすく強く噛んではだめとか、人は犬のように食べ物を横取りしないとか、人と遊ぶときには人と遊ぶルールがあるとか、人は安心で安全なものとかが、わかってくれば、犬は人をガイドとして雇ってくれる気がしますよ。それまでは、犬に「わけのわからない人だなぁshock」なんて、思われないようにしたいものです。

さて、ちびちゃんですが、ちびちゃんの咬みつきは正当防衛であったこと。ちびちゃんは気が強いわけではなく、他犬が怖くて威嚇していること。狭い道ですれちがうより、お父さんがちびちゃんを連れて退却、またはどうしてもすれちがうときには、ちびちゃんのあいだに入って他犬をボディブロックしてあげること、本当に強い犬はガウガウ喚き散らさないので、ちびちゃんは当てはまらないから、お父さんがガイドをしてあげてほしいこと。そして、ちびちゃんの気持ちを無視して、他犬に近づけさせないことをアドバイスしました。

今回のハスキーは、ちびちゃんと遊びたかったかもしれません。しかし、ちびちゃんは、襲われたとしか思えなかったのです。ハスキーの礼儀知らずな行動は、飼い主ともどもたしなめられても仕方がないことなのですがね。それに公道でおお威張りのオフリードなんですから・・・(へちまこでもできませんよannoyそんなこと)

20080610_p6100811 ちびちゃんの父さんとお話をしている間に、ちびちゃんの緊張もだいぶ良くなったので、柴フェチのアリスを挨拶に行かせると、ごく普通に犬の挨拶ができる子でしたよ。アリスは我が家では女帝ですが、その穏やかさは夏の午後の気だるさのようです。そして、次に女の子大好きのワンダーを挨拶に行かせると、やはり挨拶してくれました。

Liddellは、ここ数日、アンジェラのアドバイスどおりにセルフコントロールのトレーニングをしています。ちびちゃんが近づいてきたとき、ちょっと目つきが怪しかったのですが、もう一度私を確認させて冷静になるように指示し、他犬にに近づく間も、つどつど視線を私に戻すようにシェーピングしました。これからLiddellがどんなカーミング・シグナルやボディ・ランゲージを選択してくれるか・・・ちびちゃんの不安や怯えに間違った優位性を示すようでは、Teaching Dogとしてはダメ出しされます。

20080516_p51606231 ちびちゃんは、大きな犬の接近に緊張し始めました。リードを張らないようにお父さんに注意して、少し成り行きを見ることにしました。ちびちゃんが、グウ、ガァウと威嚇した瞬間、Liddellは、小さなバウのポーズをし、ひと声「ワォオンsign01」と、吠えました。すると、ちびちゃんの眼がLiddellから外れ、緊張も解けたようでした。「あれ、そうなの?そういうことなのね」と、ちびちゃんのサインが見られました。その後は、何事もなかったようにお互いに軽い挨拶をかわしたあとは、知らん顔してました。

ちびちゃんのように犬が苦手な子けっこういますね。犬と仲良くなることが重要ではなくて、今回のちびちゃんのお父さんやハスキーの飼い主のかん違いから、犬が何を人に伝えたがっているか、犬が犬に何を伝えようとしているかを知ることが、犬のストレスを軽減できるように思う出来事でした。ちびちゃんは、他犬とは仲良くできなくても、小さなお孫さんと暮らす犬らしく子どもには寛容な柴犬です。そのほうが、人の社会で暮らすにはとても大切なことだと思うのです。

(画像は、話とは関係ありませんがあまりにも面白いんで・・・)

Liddellのちびちゃんへのサインは、へちまこでも量り知れません。

悔しいですねぇ~~。いったい二人で、何を感じとったのか?

私には、またまた理解できない犬語の世界でした。

(あっ、いけないっ。またTeachingさせてしまいました。反省っcoldsweats01

20080517_p51706542

へちまと、お友だちになれるといいねぇ~~Liddellheart02.

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コメント

ご無沙汰しております。シェルティークラブの茶々丸dogの母です。リデルの話、いつも興味深く拝見しています。茶々丸は、犬語はあんまり上手ではないかも~誰にでもまっすぐ挨拶に行って怒られることが・・・でも、飼い主には、目と態度でしっかりとコミュニケーションをとっています。リデルのお散歩コースがもっと近ければいいなsign05 happy02
ご近所に、来週お散歩デビューのチョコラブの男の子がいます。とっても元気で、早くもワンパク振りを発揮しているそうです。飼い主さんは初めて犬を飼う方で、茶々丸のようにいい子にしたいと言って下さいますが、うちも初めての犬育てで、犬種も違うのでお役に立てません。持っている本bookをお貸しするくらいです。
そこで、お聞きしたいのですが、大田・世田谷近辺でへちまこさんと同じ方針のしつけ教室があったら、教えていただけないでしょうか?
よろしくお願いいたします。happy01

茶々丸母、元気でいらしたんですねhappy01
シェルの集まりもdownだけど、また会えるといいですね。
ラブちゃん件、okiniのリンクのかおりちゃんをご紹介します。わりと近くで教室やっているはずですよ。

お返事をいただきながら、遅くなりましてもうしわけありませんcoldsweats01 チョコラブdogの飼い主さんに、ご紹介いただいたかおりさんのお話をしてきましたので、ご報告いたします。いろいろと勉強しながら検討されていらっしゃいます。このブログもご紹介しましたので、読者が一家族増えるかもしれませんheart04 ありがとうございましたnote

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