Liddell The Teaching Dog 13
夏ですから・・・あれ、立秋でしたね。
そういえば、の形がちょっと秋ぽっくなった気がしませんか。暑さ寒さも彼岸までといいますからねぇ、いずれは秋が巡ってきます。
8月7日に愛護センターからの依頼で、センターから譲渡されたばかりのミニピンのPちゃんに会いに行ってきました。
Pちゃんは保護犬でした。収容期限がきてもPちゃんの飼い主はお迎えに来てくれませんでした。
期限が切れると、飼い主が現れない犬たちは、炭酸ガスによる殺処分という運命なのですが、Pちゃんはまだ若く性格も良かったので、新しい家族をすぐに見つけてあげることができました。
どうしたわけか、盆暮れになると保護される犬たちが増える。ミニピンのPちゃんだけではなく、比較的若い犬たちでも保護され収容期限がきれても飼い主は現れてくれない。
4か月の黒ラブの♀、7か月の♂のシーズー、4歳の黒ラブの♀、ダルメシアンの♀・・・。何の理由があるのだろう?みんなそれなりにかわいがられていただろうに・・・。なぜ、迎えに来ないのだろう。夏休みになって出かけることが多くて、犬が邪魔になったのだろうか?本当にそうだとしたら、心が痛まない人間がいるということなんだ。それもかなり多くの。特に、4か月の黒ラブの♀の子、引き取りに来ない意味がわかりません。かわいい盛りの子ですよ・・・
「くそったれだよ。そんな飼い主」職員さんが吐き捨てるように言う。
「それでも、犬たちは待つことしかできないんだよね。」
放棄した人間たちがもう犬を飼わないでほしいと、毎回、願うが、それが叶うことはないのが、悲しい・・・。
新しい家族に巡り合えるように、祈るしかないんだよ・・・。今はね。
シーズー、7か月♂のこの子だけが新しい家族に巡りあえてません。。人が大好きですが、元飼い主が病弱なためしつけを積極的に行っていません。他の犬にもおそれず近づきますが、犬を知らないため疎まれることも多いようです。
今後の適切な社会化で適応していく子だと思います。まだ若いですしね。あと、排泄のしつけも不十分です。いくつかの譲渡の条件がありますがこの子の里親を募集してます。詳しいことは、コメントにてお願いします。
ジャストサイズのシーズーです。どうぞ、良いご縁がありますように。
さて、前回小さな子が咬まれたという事件を載せました。
「どうして、小型犬が咬まれちゃったんですか?」との質問がありましたので、ひっぱります。
公園で、小型犬が大型ないし中型の犬に吠えかかっている光景をよく見かけませんか?大きな子は、ちょっとおたおたしたり、どうしようと困った感じなったりしてませんか?
大きな子は小さな子が苦手な子が多いのです。子犬のようでありながら、大人の犬のふるまいをするので、困惑するとも言われてます。
たいがいの大きな子は、小さな子を相手にしません。Liddellも吠えつかれてもさほど気にも止めません。小さな子でも遊び上手な子とはLiddellも遊びます。
でも、咬んでしまう子は大きな子だっているし、小さな子同士のけんかだってありますね。
じゃ咬まれないようにするには、どうしたらいいかなんですが、やはり犬語をよく見てくれとしか言えないし、引き際を教えるべきだと思うのです。
小さなこの中には、人の手によって暴君になっちゃった子もいます。
望むものはなんでも与えられ、疲れたり怖いものがあれば二足歩行の家来もいるし。
大きな子に吠えつけば、大きな子の飼い主が危害を加えては大変と大きな子をつれて退散する。すると、小さな子は「やっぱ、おれ様!」と、なっちゃんうんじゃないかと思いますよ。
怖いなら、怯えた犬語を話せばいいのに、どうしたわけか社会的な威嚇や上位の者が自分の優位性を示す犬語を、どう見たってあなたより向こうが強いよと思う大きな子に話しちゃっている小さな子、いますからね。
そんなことで、先日、小さなチワワですがLiddellをしつこく吠え続ける子がいたんですね。飼い主さんは、あまり止めようとせず吠えるに任せている感じがありました。
何もしてない犬に、ただそこにいるから気に食わんとばかりに吠えることを、どうして止めないのか、不思議なんですが・・・。
こういう小さな子が大きな子に咬まれやすいのです。
犬だって耳そばで、「あっちいけ、あっちいけ
」と、叫ばれ続ければ頭にくることを知ってほしいなぁ
Liddellがボールをレトリーブしてへちまこの元に戻ってくるつど、吠えつきに来ます。Liddellの耳がだんだんと「あんた、気に入らない」を話し始めていたのですが、成り行きを見守ることに。
「あんた、チビのくせにいいかげんいしないと・・・・」
でも、チワワ君はやめません。そればかりか、Liddellをにらんで吠え続けます。もう引き際ですよチワワ君。でないと・・・突然のように(そう見えるだけで本当は警告してますよ)Liddellが「グッグワッ」と、チワワ君を抑え込みました。
抑え込みはほんの一瞬です。そのあとは、このチワワ君、Liddellのことを吠えなくなりましたし、ほかの大きな子が来ても、耳を後ろに引き倒してやり過ごすようになりました。
このチワワ君は、ちょっと勘違いしていただけですね。
自分が強いと、吠えれば相手が退くと・・・本当は飼い主さんがチワワ君の勘違いを治してほしいなぁと思うのですが、何しろかわいさが先に立ちますからね
社会性のある大きな子たちは、そんなにすぐに咬みつきませんよ。小さな子の飼い主さん、少し頑張って小さな子の社会化を積極的にしてほしいと思うんですけど。
えっ、このチワワ君、トラウマにならないかって。たぶん大丈夫でしょう。怯えて吠えていたわけではないし、咬まれたわけでもないですから。
怯えて吠える子には、手荒なことはしないのがTeaching Dogたちです。怯えて吠える子には、まったくそれに取り合わないでTeachingするようです。
このチワワ君の場合は、強がっていた鼻ぱっしらをおられちゃったわけですね。
Teaching Dogの条件として、相手を極力咬まない犬というのが重要視されますから。犬語を使って直接対決を避けるわけです。
特にオメガタイプの犬はなだめ役。だから、咬んだりしません。また、βやαタイプの犬もいきなり咬んだりはしませんから、ご安心ください。
今後、このチワワ君とチワワ君の飼い主が今回のことを思い出してくれて、適切な飼い主の介入と、チワワ君が自分で考えて相手を選んで適切な犬語が話せますように・・・お祈りしてます。
でないと、とりかえしのないことになりますよ。
犬の口の中にある牙は、相手にダメージを与えるための殺しの武器です。そこんところ、忘れないでくださいね。
で、こちらがバロン君です。
Liddellがになる、バロン君です。
いい面構えのGシェパですね。彼、とても強いんですよ。
いかにも、β気質のαってな感じでしょ怯えるというところを見たことがないんですが、獣医さんは嫌いだそうです
お互いに歯をあててますが、敵意も優位性も現れていません。Liddellの尾ごくふつうに下がっているし、付け根にも力が入っていませんね。
ももた「きしゃーっ」
り「きしゃーっ」
ももたくんはオメガの犬ですね。口の形がお互い同じですね。
遊びの威嚇ごっこです。
ももたくんにLiddellのリードが絡まってしまいましたが、お互いをよく知る同士なので、そんないあわててませんね。初対面同士でリードが絡んだりすると、緊張が走り、本気の攻撃に移る場合がありますから注意が必要ですよ。
まぁ、この二人は大丈夫。ズッーと遊んでました。暑いのにお疲れさんです。
では。おかめのへちまとへちまこはお盆休みに入ります。
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コメント
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いつも楽しく読ませていただいています
今回のチワワ君、リデルに押さえ込みを受けた時の飼い主さんの反応はどのようでしたか? チワワ君が吠えても何もしなかった飼い主さんのことが気になったものですから・・・ どうぞよろしくお願いいたします
投稿: 茶々丸母 | 2008年8月16日 (土) 18時32分
茶々丸母さんへ。
チワワの飼い主さんは、やはりびっくりしてましたよ
詳しいことは、のちほど、直接メールしますね。
投稿: へちまこ | 2008年8月19日 (火) 00時28分