Liddell The Teaching Dog 34 犬なんだからすてき。
あけましておめでとうございます
なんだかちょっと変な気分ですが、とりあえずは新年のごあいさつから始めるのが、日本の習わしというもの・・・初の出もきれいでしたね。
さて、シグナルを発することのできる犬にするためには、犬語が堪能な犬の先生がそばにいてくれるのが一番なのですが、それが望めないなら飼い主さんがなってあげてみてはいかがでしょうか?
その極意は「犬になれっ」ですよ。
犬のお辞儀をまね、犬のように歩き、犬のようににおいをかぎ、犬のように喘ぎ、犬のように犬の首にふざけて喰らいつく・・・えっバカバカしくってやってられんって・・・あなた(要するに犬語を使えってことです)
へちまこはやりますよ。へちまこの娘もやりますね。他の家族もやりますが、一応、家の中限定です。でないと、ふだんから「犬の遠吠えが聞こえる妙な家」と、思われてる節がありありなので・・・おうち限定です。
そうそう、遠吠え・・・これねぇ、ベルジアン・シェパード、大好きだと思いますよ。Liddellなぞ大興奮です。
チョイ昔、テレビで「トリビアの泉」っていう番組で、ロンリーオオカミ(はぐれオオカミ)の遠吠えをバウリンガルで訳してみたらって、やってたんですよ。(米国の公立公園まで出向き3日かかっての取材でした)
で、そのはぐれのオオカミの遠吠えの意味は「ぼくはここだよ、一人は淋しいよ」って、訳されたんですね。もうもう、へちまこは涙しましたよ(´;ω;`)ウウ・・・
あれ、話、それましたね(オオカミの話になると、つい)
今回は、対立する人語と犬語の話です。
アンジェラ先生は、感情を表に出せる犬にしておいたほうが、犬の攻撃的な面を回避できるとお話してます。
つまり、分かりやすい犬に育てろということですね。
和の人々、日本人はつい相手の気持ちを考えしすぎて、本音を語らずの人が多いじゃない?それは、日本人としての美徳な部分ですけど、時として、特に犬には随分じゃないの、それって犬だから我慢できないんだよって、ことを、我慢させてしまう人があまりにも多いかなと思っています。
アンジェラ先生は、犬同士のセッションのときに、犬に指示を出すことはさせません。
犬が自分で表現する、それが犬語なんですから。
「自分の気持ちをちゃんと伝えなさい・・・」って、よく人も言うじゃない。特に、子どもたちには・・・。
犬語の表現を完結させるためにも、人の介入がどうしても邪魔になるんですね。
スピッツたちの件、もし、スピッツたちが吠えやまない前にLiddellをリコールしたら、スピッツたちの感情は攻撃的な心で完結してしまったかもしれません。
攻撃的な感情で完結のままだと、どうしても、またどこかで会ったときに威嚇な吠えになって、それが延々と続くわけなんです。
吠えやめる、相手が安心で安全かどうか自分で確認する、相手を受け入れるシグナルを出す、またはその反対のシグナルの場合もあるわけですけど、それはその子の真実なんですから人が受け入れればいいわけです(うちの子とは合わないのね)
スピッツたちは、自分で他の群れを確認して安全で安心だと判断できたから、Liddellたちを受け入れてくれたんですね。
人だって誰とでも仲良くなんて無理でしょう?外面を整えることのできる人だからこそ、自分の感情をしまっておけるけど、犬はそうじゃないんだなぁと思っています。
自分の犬が多少たりとも、犬が苦手なら、その感情を我慢させずに表現させておくほうが、犬にとっては親切な飼い主さんだということですよ。
そして、いくらオビトレが入っている犬だからと、犬の感情が威嚇、敵意、怯えのままでスワレやフセをさせてはいけないということをわかってくれましたかぁ
あとは、苦手なもの、嫌いなものに少しづつならしてあげる手助けを、してあげれればいいんですから・・・。
我慢を、教えてしまうと、どこかで爆発する、またはストレスに苛ませる結果になりますからね。
犬が選択する犬語はとても重要で、人が教えた犬語を人が選択して使わせても、犬の感情まではコントロールできない場合もあるわけです。
だから、アンジェラ先生は犬が自分で犬語を話すまで待ちます。
どんな子でも話せるんですよ。犬語は・・・。
人が人と自由に会話を楽しむように、犬も犬と自由に会話を楽しむ権利はあるのでしょうから。
人を咬まない犬にするためにも、犬を咬まない犬にするためにも・・・対立回避シグナルは重要ですね。
「犬語の世界へようこそ!」から、ひとこと。
私は人々に常にこう問いかけています。
「犬を威嚇するようなシグナルを我々はなぜ送る必要があるのですか?」
.。.:**:.。..。.:**:.。..。.:**:トゥリッド・ルーガス。
まぁ、それぞれ、正月、楽しんでますね。
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ウーは最初から犬付合いが上手でしたが、レイは最初いきなり『ツカツカ、がぶっ!』で飼い主はかなりビビりました(;^_^A
ウーが初めての犬だったので、それが当たり前だと思っていたので、かなり焦りました。
でも、ウーが色々教えてくれたようです。
散歩中の挨拶は避けていますが、ランでは上手に遊んでいます。
もし、レイが最初の犬だったら…。
かなり悩んだと思います。やっぱり、犬には犬の先輩は必要ですね(^-^)
投稿: ウーとレイ | 2009年1月 4日 (日) 00時57分
ウーとレイさん。

またまたのコメント(*゚▽゚)ノうれしいですよ。
ゼウスの子たちって、お気楽で陽気でオメガな子が多いですよね。
リデルも今ではちょっとお姉さん気分ですが、それ以前は、とにかく犬と遊びたがりました。
その中で、彼女自身がまわりの犬たちから学んだことも多かったと思います。
レイ君、will君がいてよかったですね
それから、カラーやリードがついているとほかの子を嫌がる子っていますよ。
リデルもその傾向ありです。でも、アンジェラ先生お勧めのハーネスに変えてからはセルフコントロールできるようになったみたいです
レイ君は、ゼウスの子ではないんですか?
タービュレンの♂2頭、いいなぁ~~。
く~~っ。かっこよすぎる気がしますぅ~。
では
投稿: へちまこ | 2009年1月 4日 (日) 13時31分
リードは犬には邪魔ですよね(>_<)
ショーに出てる訳ではないんですけど、うちはエスポワールのお薦めのチョーカー使用です。
Rayはルップスとベティーナの仔です(*^_^*)
1日違いでゼウスの仔がいたんですがボスに『同じタイプじゃつまらないだろう』と言われたんです。
果たして見事に違いました(^_-)
性格も毛の質もです(^-^)
ちょっと笑えます^ロ^;
投稿: ウーとレイ | 2009年1月 4日 (日) 22時57分