liddell the teaching dog47 強いことはやさしいこと。
Liddellの本来持つ性質は、βであるので犬同士の遊びの中で、つい、自分より弱い子への扱いが荒くなっちゃうときがあります。
いわゆるラフプレィですね。
これをほっとくと、弱い犬はいじめていいと教えてしまうことになってしまうんですよ。
ただ単に「あんた、だれ、わたしのほうがつよいのよ」ぐらいなら許せますが、明らかに相手がこちら無視をしている、怯えの服従ボディランゲージをしているのに手荒なことをする場合は許しちゃだめなんですね。
それが、いじめになってしまうんです。
よい出会いを数多く体験させるためにも、犬友にしたい犬の行動をよく観察するべきなんですね。犬の社会は序列がある・・・だから、強い犬は何でも許され、弱い子には強く出ていいなんて思っていては、ただの暴君を作り上げてしまいます。
優しくて強い・・・これが本当のαやβ、ωなんです。
もし、自分の犬が弱い子に強く当たる場合は、速やかにヒトが介入するべきなんですよ。相手が対立回避や服従のシグナルを使っているのに、さらに追い打ちをかけているのを見落とすと、モンスターができあがってしまうんです。
人が、遊ぶ相手の犬語をよく見なくてはならないのは、対立回避や解消シグナルの犬語を、自分の犬に学習させる目的もあるんですから・・・。
LiddellのようにβDogの要素が強い犬なら、なおさら、人の介入が大切になります。
弱い子に手荒い犬は、幼いころ遊んだ犬が手荒かったことがあったりしますよ。
新しい仲間を迎え入れる場面で、その犬はどんなボディランゲージを使うか・・・これも、お手本となる犬が攻撃的なシグナルを得意とするなら、それをまねるのも当然ですから。
多頭で(3頭以上)遊んでいて、弱いタイプの子ばかりを追いまわす場合も、人が介入するべきでしょうね。
さくらとそらとLiddellの場合、さくらはそらに挑戦的に絡むんですが、LiddellがそらをかばうようにLiddellに教えていきます。
そらは、さくらより、よりやさしい犬ですからLiddellにはそれを教えなくてはならないんですね。
Teaching Dogには、ここが重要な働きとして磨きをかける必要があるんです。
ただし、そのどちらをかばうかは、人が教えることはできません。
かばう相手の選択をLiddellが間違えたら、リコールさせる、または警告の声をかけて、動きを止め冷静にさせてからOK出しますが、ここでもかばう相手を指示しません。間違えたら、戻す、と、いうことを繰り返します。
かばわなければならない犬、Teachingを必要とする相手に間違いがなければ、ほめことばをかけます。
Teachingが好きな犬なら、それ自体がごほうびですから、犬をリコールする場合でも食べ物でのリコールはしませんよ。
食べ物がなければリコールできない犬では、食べ物のためにTeachingする犬になってしまいます。
人のためのTeaching Dogではないのですから・・・(食べ物ってヒトが管理してるでしょ)
では。
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