liddell the teaching dog 62 それぞれのシグナル。
画像は、ワンダー王子とまろ。
えっ~~と、ワンダーは半月前ぐらいに犬に襲われてしまい、やっと回復しました。(この話はまたの機会にでも)
ワンダーにとっては久しぶりのレッスンです。
まろとワンダーの余裕綽々の顔ですね。彼らは、この地に生きて幸せだと物語っているようです。
それは、まろやワンダーを愛してやまない人間や犬たちがいてくれるからなんですね。
ワンダーの自信は、たとえ、同族からの非情なしうちであってもそれを乗り越える礎があるから、こうしてまた同族との交流を楽しめるんですよ。
fun taskのレッスンだったんですが、その前に一時飼養のブランにトライアルが決まったので、ブランの吠えのコントロールトレーニングをF先生に診てもらいました。それから、ブランの状態をへちまこの眼だけでは見落としがあったりしてトライアル先で思いがけない問題になるといけないので、カウセリングもお願いしました。
保護時に5~8才といわれましたが、もっと若いことが判明2~3才ではないかとの譲渡会先の獣医先生の診立てです。
(若くて、よかったね取りもどせることも多いと思うよ)
自分にも周りの環境にも自信がない、犬の顔ですね。
F先生は、そんなブランにラベンダーのオイルを使って、優しく語りかけ、ストレスを軽減してくれました。
効果があるといいのですが・・・
自信にあふれる犬の顔です。
それでいて、誰にも恐怖を与えないリラックスな表情ですね。
口のまわりのひげがあるでしょ、その毛根にも注意してみてください。
あと、目と体全体。
動画でないので、わかりずらいのですが、ブランは常に歩き回り、動き回ります。
(人でいえば、貧乏ゆすりみたいなもの、なぜ、びんぼーゆすりするのか)
本当にどんな暮らしをしてたのブラン。
外へ出ないで暮らしてたの?
持ってこい遊びは大好きで、すごい集中力なのにどうしてそんなに吠えるの?
なにが不安なの、ねぇ、ブラン。
吠え続けるブランのコントロールが始まりました。画像はポップアップします。クリックしてください。
手前のバーニーは一時飼養ボラさんの子でサラ、それにトイプーのモモ。
静かにできたらごほうびをくりかえしてます。
自制ができるようになれば、先は明るいぞっブラン。
吠えていもいいけど、吠えやすいのがブランだけど静かにができると、ごほうび。
だんだんと、周りのことが気にならなくなってきましたが・・・。
新たな吠えの対象が現れたので再び吠えてしまいました。ブランには、一つ一つ丁寧に教えてあげないと、ブラン自身がストレスを抱え込んでしまいます。
手前の、トイプーに注目です。
ブランが吠え始めたら、カーミングしてますね。
ブランは悪気があって、犬に向かって吠えるのではないのです。
犬との正しいつきあい方を習わずにきてしまった子なんです。
不安でしょうがないブランは、常に動き回り、先生もぐるぐる巻きにしてしまってます。
動けないと、フンフン、ヒュンヒュン不安な声を上げます。
こんなブランを見ていたら、すぐにでもお家に帰ってあげたくなりますが、ブランがごくふつうに人との暮らしを楽しめるように手助けしないと、ブランの不安は解消しないままになります。
Liddellのカーミング・シグナルですが、なだめというよりもその場をコントロールする犬の強いシグナルです。
割って入る・・・スプリッテンですね。ごく自然に入って来てますが、すごい睨みなんですよ。
ブラン、カーミングしてますね。顔を背けてるでしょ。
ぶ「はい、はい、わかってます」
少しずつですが、犬語の習得が始まっています。
対面にはワンダーがいましたが、ブランの接近の仕方があまりにも無礼なので、それが気にいらないLiddellのTeaching的なシグナルです。
実はブラン、この前に3回ほどLiddellに抑え込まれています。3回目のはかなり強さなのでブランの悲鳴が上がりましたが、咬まれたわけではありません
こういった場面に遭遇すると、悲鳴を上げる犬をかばおうと人間はしますが、その必要はありません。
声かけもダメです。どうしてそういう目にあうのか、犬に考えさせます(無視ってことです)
まだ、ブランぐらいならいいのですが、もっと犬語が通じない相手だとLiddellは、一気に抑えこむこともあります(ワンダーを襲った犬には一生会わせられないかも。獣医さんもF先生もその場にLiddellがいなくてよかったと・・・同感ですよ、そちらの犬の再起がなかったかもです)
花に接近しようとするブランの前に割って入ってます。
人の介入より、ごく自然にですが優位性のあるシグナルに注目ですね。
り「この場での勝手な振る舞いは許さない、お前のような無礼ものには」ってな、感じですね。
Liddellの花への接近をコントロールしてますね。
花は、Liddellが自分より強いことを認めているので、頭が下がってますね。
ば「あねさん、どうぞ、おてやわらかにお願いしますよ、ぼくの連れですから。」
みたいな感じでのスプリッテンです。
おなじみの太助と花です。
花は、犬語が苦手じゃなくて、やっぱり強がってたようですね。
自信が戻りつつあるから、犬との関係も改善されつつあります。
は「こんな年上でもいいの?」
た「おいら、年上好みあそばね?」
過剰な反応もないんですよ。
犬たちに自分を否定されない生き方を保障してあげられる、ガイドでいたい・・・そう思うのですが。
画像を撮るへちまこの横にはLiddellがいて、ふたりの犬語に介入しようとしたんですが(心配して)それは必要のないことなので、Liddellをへちまこが制しているんですよ。
ふたりの犬語の完結を待つんですね。これはこのふたりの世界なんですから・・・Liddellの介入は必要がありません。
ブラン、真正面からドンドン相手にに近づいていたのが、顔をそむけながら徐々近づくようになってきてます。
口の開け方にもリラックス感があるようですね。
パ「ふ~~ん、あなた、だれ?」
ブ「ぼぼぼっぼくっぼっく、あれっぼくね、ブランだよ」
吠え続けるブランのままこの場を後にすれば、ブランは次も吠え続けるでしょう。でも、今日はどうすれば他の犬に近づけてもらえるのか、わかってもらえたんじゃないかなと思いますよ。
パ「あら、はじめまして、パルです。こんどランチをごいっしょしましょう」
ば「ほんとぉー、ぼく、ニューおカマーですけどいい?」
パ「いいに決まってるでしょ、あなたにはかわりがないんですから・・・」
手前のふたりもかわいいんですが、ブランに注目です。
吠えてないばでぃが来たら、場所を開けて譲ってますね。
感心感心
それは、美しいハーモニーを奏でる音楽のように思うのは、へちまこだけなのでしょうか。
では。
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>それぞれのシグナルを駆使して均衡を保とうとする犬語の世界。それは、美しいハーモニーを奏でる音楽のように思うのは、へちまこだけなのでしょうか。
わたしもそう思うひとりですっ!
人間の不協和音で乱すことがないように気をつけたいです。(゚ー゚)
投稿: チャーリーママ | 2009年4月24日 (金) 11時46分
こんにちは^^
昨日は、お世話になりましたm(_ _)m
タスクの練習にこられた皆様に優しくブランにお付き合いいただいて、ブランも得るものが多かったと思います。
このような機会にお誘いいただいて、
皆様に感謝申し上げます。
また、日曜はD・トレ宜しくお願いいたします。
投稿: qoomama | 2009年4月24日 (金) 14時05分
チャーリーママさん、ご訪問ありがとうございます。
それにご賛同いただきo(_ _)oペコッです。
って、突っ込まれないようにしなくては…。
犬語の世界、美しいですよね。
たまに音痴はどこにでもいますけどね
それって、おいっ、おまえだよ
qoomamaさん、ブラン、本当にお疲れさまでした。
ブラン大丈夫でした。知恵熱?なんか出してないですかぁ~~。
私もこの日は、勉強になりました。それもすごくっ
日曜日、晴れるといいですね。
待っていますよ。
では。
投稿: へちまこ | 2009年4月24日 (金) 21時40分
ワンダー王子回復してよかったですー


まだ傷跡が痛々しいですが、治って毛が生えてくるといいですね。
昨日は久しぶりに王子の華麗なステップを見ることが出来てうれしかったです
ブランちゃんトライアルが決まったんですね。
今までの人生の分、いっぱい幸せになって下さいね。
うちの金魚のフン(さんご)も緊張しっぱなしなので、
そろそろ慣れてくれるといいのですが
投稿: まりりん | 2009年4月24日 (金) 22時45分
まりりんさん、こんばんは。
昨日は、お疲れさまでした。
ですよ。
ワンダーも久しぶりにさんごちゃんに会えてうれしそうでした
なにしろ我が家には、アリスばあさんと巨大ゴスロリのリデルしかいないので、さんごちゃんのような女の子らしい子に会うのはワンダーもきっと
さんごちゃんも少しづつ慣れてきていると思いますよ。あせりは良くないので、さんごちゃんのペースでお願いします。
ブランへの温かいお言葉ありがとうございます。
ブランに伝えておきますね。
では、日曜日に。
投稿: へちまこ | 2009年4月24日 (金) 23時30分