liddell the teaching dog 59 豊かであれ。
昨日は(12日)“教室”があったんですが、デジカメで皆さんのようすを写す余裕がありませんでした。
ごめんなさい次回期待してちょ
画像は、午後の運動の帰り道です。
服従の訓練士さんがみたらぶったまげそうなリードの引き加減ですけど、まぁ、いつもいつも服従なんてナンセンスっていう考えのへちまこ家ですから、こんなもんですよ。
Liddellのリードは180㎝あるんです。へちまこが止まれば、Liddellに限らず我が家の犬たちは、後ろを振り向きますし、へちまこのそばに自動的に戻ってきます。
これが自発的な行動に基づく、しつけだと思いますけどね。犬たちの心のどこかに必ず存在できる・・・それが絆というものじゃございませんか?彼らが何を急いでいるかというと、わが町商店街(閉店街ともいわれちゃってますが、要するに下町ですね)にある、彼らのなじみの本屋さんと喫茶店へ行こうとしているところです。
ハッピーのおいちゃんですよ。
下町ですから、ご近所の犬がオフリードで歩いていても、店内に入ってきてもさほど気にかけるようすもなく、お客さん、そっちのけでLiddellの相手をしちゃってます。
へちまこの子どもたちもこの商店街のおいちゃんやおばちゃんに育てていただいたようなもんです(感謝 o(_ _)oペコッ)
特に、手前の本屋のおばちゃんは、へちまこの子どもをおんぶしながらお店を開けてました。偉大な恩人です。
人の子も、犬も同等に扱っていただける環境は、豊かな犬の心を育ててくれました。
へちまこの子どもも、本屋さんの店の片隅で、お店の本を読みながらお留守番をしていたこともありました。
ワンダーやアリス、Liddellもお店番をすることもあるんですよ。
Liddellは、すべての人に興味をもち、好奇心でコンタクトをする犬に育ちましたし、何よりも
『人は、すべていいもの』
へちまこが一番、学習してほしかったものを、教えてくれた環境でもあるんです。
(それにしても今時珍しいくらいの店構えの喫茶店、かふぇぢないよん( ´・ω・`)きっ、ちゃ、てん)
ほら、おいちゃんの左手に握られた自前の軍手ボールが、Liddellへの愛情を感じさせるでしょ食べ物だけではない人と犬とのつながりですよ
Liddellの対岸な環境で育った子です。
年は1歳、でも、この1年でお外へ出た回数は、獣医以外、数回というんです
だから、豊ではないんですね。
気持ちも犬語も、飼い主以外の人に対しても・・・
飼い主のお兄ちゃんは、へちまこの犬たちと自分の柴わん子をくらべて、これではいけないと思ったらしく(もっと早く思ってほしかったなぁ)近ごろ、こうしてお散歩に連れ出し始めました。Liddellに会うのは、今日で2回目です。ちょっと、危険だなぁと、わかっているLiddellは、あまりそばに行かずにバウで遊びにお誘いしてます。前回は、そんなことはしてませんでしたが・・・。
り「どう?遊んでみない。これって楽しいのよ、そんな顔しないで…」
Liddellは、柴わん子が怯えているのがわかっているので、精一杯、自分は安心で安全な存在だとわかってもらおうとしています。
ブレているんでわかりずらいのですが、柴わん子は、すでに怯えの威嚇と攻撃態勢に入っています。画像の距離がこの柴わん子のソーシャルディスタンス(社会的距離)なんですね。この社会的距離の学習がなされていない犬は、相手に敵意がなくても過剰に反応します。社会化されていない犬はこの距離間がわからないんですね。
また、相手が敵意がないと伝えているにも関わらず、犬語を学習できていないから、Liddellの犬語への返事はすべて威嚇か空噛みによるお返事になります。
突如、突進してきました。
Liddell、戸惑ってますね。
えっえっぇ~~( ̄◆ ̄;)
防御的な威嚇なんですが、どういうわけか、半分バウの姿勢なんでLiddellに戸惑いがあるんですね。
り「なにがいいたいのっこの子はっ
」
「りーちゃん、おどろきましたよおばちゃん、なんですかね、あの子、どこか異国のわん子ですかね?」
と、言いたげな表情でしょ。
この柴わん子は、Liddellだけにこういう行動をするのではなく、まったく無害なアリスにも威嚇をします(ただ寝ころんでいてもです)
一見、勇猛果敢な攻撃的な犬には見えるのですが、実はいっぱいいっぱい。
“弱い犬ほど良く吠える”ふむ名言だな。
自信が満ち溢れているような犬に出会うと、怯えて威嚇行動、自分と同じようなタイプの犬に会うと怯えが怯えを呼んで、さらに恐怖が募り一気に攻撃に転じていきます。悪循環ですね。
ただね、柴わん子だからって思わないでくださいね。どの犬にも起こりうることなんですから。この柴わん子がこれからどのくらいのことを取りもどせるのかは、飼い主さんの犬のことをもっと知ろうという努力次第だと思いますよ。
えっ、なぜ、Liddellはカーミングしないのかって、してましたよ。あれやこれや。
でも、彼女の中にある平和が一番、あなたの犬語、この場では間違いを、教えたかったんですね。LiddellのTeaching Dogとしての一面なんです。
だから、柴わん子の怯えを取り除こうとしたんですが、悲しいかな、相手には犬語が通じなかっただけ…。
ただ、それだけです。
人の子も犬の子も社会に適応する気持ちは大切ですよね。
では。
« お久しぶりのアジ練。 | トップページ | liddell the teaching dog60 お子ちゃまはお好き? »
「犬」カテゴリの記事
- ごぶさたですがnoteで記事アップしてますよのお知らせ。(2019.09.26)
- アナタノ犬、イジワルナ犬になってない?(2017.06.13)
- 三再びアンジェラがやってくる!(2017.02.14)
- 犬を飼っては犬に従え?(笑)(2016.05.10)
- 多頭で犬を飼うって、たいへんですか?(2015.11.15)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
« お久しぶりのアジ練。 | トップページ | liddell the teaching dog60 お子ちゃまはお好き? »
日曜は、お騒がせしたようですみませんでした。
長女も勉強になったと、山形から帰宅後すぐD・トレの話でした。o(_ _)oペコッ
ブログアップしてブログ村送信したら、前の記事がへちまこさんがアップしていたのでお邪魔してこの時間(=゚ω゚)ノ
Liddellちゃん連日暑くてバテてませんか~?
アジ連いいな~(* ̄ー ̄*)
投稿: qoomama | 2009年4月14日 (火) 03時08分
日曜日は、お疲れさまでしたね。
お嬢さん、ブランと真剣におつきあいしてましたよ。
暑いのに感心でした。ブランもお嬢さんも
アジ練、楽しいんですけど飼い主の体力勝負ですよ
それにコース見聞、徐々に難しくなってくるし、20個も障害を覚える日が果たしてくるのかどうか(@Д@;
qoomamaさんもご都合のよい日に体験してみてはいかがですか。
では。
投稿: へちまこ | 2009年4月14日 (火) 11時10分