イアン・ダンバーセミナー、続き。
さて、本日、イアン・ダンバー東京セミナーが最終日を迎えました。
このセミナーのために5年間をかけたそうです。
関係者のみなさん、お疲れさまでした。
ダンバー先生が日本で行う最後のセミナーということで、二日目を除く講義は満席の状況でした。
火曜日がなぜ満席ではなかったのかといいますと、「学習理論」の講義だったからだと思います。
(画像は、お世話をしているねこにあいさつをして回るliddell。liddellはこの場所のねこたちも仲間だと思っています。むやみに追いかけまわすことはありません。liddell、ちょびベロしてますね。ねこにカーミングしてるんですね)
強化スケジュールとか、分化強化スケジュールとか、正の罰、正の強化、負の罰、負の強化などの講義ですから、とても眠くなりました。
で、この4日間のセミナーで何がわかったのかというと、犬を、トレーニングするっていろんなやり方があるんだなぁ~~と、感じました。
どのやり方をチョイスするかは、そのトレーナーによっての選択になると思います。
団体に加入すれば、その団体の流儀に倣わないとなりませんが。
(画像は、塀から下りて来たねこを迎えるliddell。この子は、とても人に馴れてます。)
前記事のへつらう犬のことですが、このへつらうという行動が、犬が人に服従していると思い、犬に痛みによる罰を、与えやすくしているそうです。
だから、そういう犬にしちゃうとますます人は、犬に痛みによる罰を与えるのだそうです。
そうすると、犬は自信を失い、唯一、人にへつらうことで保身してしまうそうです。
へつらっても罰が与え続けられたら、いつかそのキャパがいっぱいになり、とうとう人を攻撃する場合もありますし、自分に自信のない怯える犬を作るのも人ということになるんですね。
(画像は、ねこのコロコロちゃんの食事。liddellは、ねこが食べ終わるまで見ている時もありますが、ねこご飯は食べませんよ)
4日間のセミナーの内容をアップするのは、とても、難しいような気がします。
なにしろ、4日分のノートですので・・・。まとめられません。
ちょっと、面白かったのは、成犬のクラスのようすのDVDでした。
パピークラスなど無縁で、人や犬への社会化がなされずに大人犬になってしまった犬たちです。
この犬たちには、ルアーごほうびはほとんど無意味で効果がなく、トレーニングよりも他の犬の存在に興奮し、ケンカを売り、吠え、収拾がつきません。
でも、この子たちも段階を踏んで飼い主と何かすることは、楽しい学んでいくと、最終的には子犬のころのような状況に犬が戻ります。古典的条件づけのトレーニングから、ルアーごほうびトレーニングに移行するころには、それぞれの飼い主に注目することができるようになるんですね。
この過程は、パピークラスよりもへちまこは楽しかったですね。
行動学は科学ですから、日進月歩です。
また、新しい学習理論による犬のトレーニング方法が誕生するかもしれませんが、人も犬も機械ではなく、PCでもないと、ダンバー先生は言っていました。
生き物ですから、あいまいさやゆらぎがあって、当然なんだと、へちまこは思っています。
(はぁ~~勉強したぁ~)
4日間、留守番、ありがとね。
犬たちへ。
では
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