本日は、第2回目の「しつけ方教室」でした。
前回は、初日ということもあり少しバタバタしていたものですから、新規のみなさんのご紹介が遅れました。
この日は、ふた組ほどインフルエンザ
の欠席がありましたが、そのほかのみなさんは元気に来てくださいました。
画像は、柴犬のぽちおくん。
「ほら、ぽちお。ご飯粒つけて、笑われちゃうぞ」と、やさしいぽちお父です。
こちらは、アフガンハウンドのリンダですね。
前回、野獣組としてliddellに認められた子です。
へちまこの友人がトリミングしてくださったんですが、友人いわく「さすがに砂漠の犬だったよ~
」
「え~~なぁに、それ
」
「うん、水は大の苦手だって、殺されるような悲鳴してたぁ~~。でも、かわいかったよ。素直だし
」
仕方がないですよね。少し長い間、ショップにいたんですから…
徐々に慣れていきましょうね。リンダ。
この子は、ランディ。
今回の教室で一番気になる子(へちまこが
ね)
これは前回の一番初めの日の画像。
ストレスサインがいっぱい出てますね(ごめんね。でも、少しずつ修正していこうね)
ランディは、同族に関して間違った学習をしてきてしまったことと、ボーダー特有の動くものにとびかかりたい衝動を持っています。
個別でのレッスンがいいのか迷いましたが、F先生に見ていただいて、ランディはちゃんと社会を学習しきているそうですよ。でも、その学習の仕方(ランディと飼い主さんの考えのズレ)に問題があるだけで、ランディ自体には、それを修正させるための問題はないそうです(つまりね、これから学習しなおせるということですね)だから、あえて、集団の中での認知修正をしていくことになりました。劣化した犬語をとりもどすためには、犬自身がそれを学習しなおさなくてはなりません。ランディには、同族ののカーミングのシグナルさえも驚異なんです。初日の犬との距離は10m近く取ってあります。ランディのもつ、ソーシャルディスタンスが限りなくごく普通の犬のソーシャルディスタンスに近づけますよう、飼い主さんと手助けしていくことになります。ランディ家、あきらめずに何度でも通ってきてくださ~~いね。
あとで、今日のランディをもう一度見ていただきますが、この画像のランディの表情をよく覚えていてくださいね。
さて、こちらは黒柴の小次郎くん
穏やか系柴っ子ですね。まるですでに大人犬のような落ちつきがありますよ。
これはね、トリーツを使って、犬をリングの中に誘導するということをしています。
リードテンション、リードでひっぱっる…ことは厳禁です。
ふむ、小次郎母よ。十分うまいが、少し手の誘導の動きが早かったかな。
よしっ
上手いんだな~~こじ母は。
ホームワークもそれなりにこなしてきてくれるし、小次郎との相性もいいようですね。
小次郎にはこれといって、何かの困りごとはないのですが、こじ母のよりよく小次郎と暮らしたいという気持ちがあって、見ている方もうれしくなります。
拾い食いも少なくなってきてようで
ですね。
こちらは空ちゃん。
かわいらしい声のママと、いつもそばで見学のパパがいっしょの仲良し家族。
上手にできてますね。
リードは、空ちゃんがオスワリしたら、ゆるめてあげてくださいね。
ママの顔を見る、指示をよくきくということができ始めていますね。
おうちでも練習に励んでいるようですよ
空ちゃん、すばらしいアイコンタクトですね
初めて空ちゃんと会ったとき、空ちゃんママは空ちゃんへの禁止の言葉が多いように思いました。
もちろん、犬に禁止のことばを教えなくてはなりませんが、その前に、どうしたらいいのかを教えておきます。
犬だって、あれダメこれダメじゃぁ、飼い主に意地悪をされていると思うかもしれません。
今は、できないけど、あとでは許されるとかがわかってくれば、犬も自制していくように思いますよ。
ぽちおもぽちお父も挑んでますよ。
簡単そうに見えるんですが、実はむずかしんですよ。
リードを引っぱらずに犬を動かすって。
自分も動く、リードも裁かなければならない。
父、脇は締めるべし、リードは手繰るべし、ただし、たるみを持たせてくださいね。
O先生の手助けで、誘導できてましたね。
最初は、誰だってできないことだらけ。
犬のしつけはとても地味な作業です。
毎日同じことを繰りかえさなければならないし、人だってやりたくない時もある。
でも、やはり、継続は力なり。
犬にわかりやすくて、親切なやり方を、みなさん、チョイスして下さってありがとうございます。
ここでの時間の過ごし方は、その人の中の気持ちで決まるのかなあと、10年近くの教室開催で思うようになりました。
リンダですね。
ものを教えるのが非常に困難だと言われるアフガンですが、そういう犬種だからこそ、フードトリーツによる学習が大切だと思いますよ。
リンダ母、さすが~~7頭の犬持ち。
コツをつかむのがうまいですね。
へちまことは12年来の顔なじみです。
こうして、また、犬がらみでお会いできたこと、うれしいですよ。
リンダ母、手を掲げるのが早すぎなのでは?
手も伸びているので、リンダがその位置でとまってスワレをしちゃったみたい。
十分に自分の前に引きつけてみてください。
手をおへその前に、または、胸元に持っていけばリングにリンダは入ると思いますよ。
今日のランディです。
さすがのボーダー。
おとーさんも、上手ですし、とても穏やかな人なんですよ。
学習能力の高さには、追随できる犬はそうはいないでしょうね。
だからこそ、最初の取り扱いをまちがわないようにしなければならないと思います。
初日にくらべると、ランディにも余裕が出てきましたね。
このときのソーシャルは、前回の半分までになっています。
「作業犬を食べ物で訓練するなんて、何事だっ」
っていう人もいるようですが、ランディは、優しくて穏やかな家庭犬、そして、アクティブで陽気な家庭犬になってほしいんです。
しつけは、飼い主さんとの共同作業です。
お仕事をしてくれる自分の犬には、たくさんの報酬をあげるべきですよね。
また、ランディのように他の犬の動きに敏感に反応する子にも、食べ物での介入が大切になります。
暴れ馬のように飛び上り、唸り、威嚇していたランディですが、少しずつ良い反応が返ってくるようになってきました。
今までは、ランディのこの激しい行動を止めることばかりにとらわれていたランディ家ですが、今は、やりたいだけやらせてくださいとお願いしてあります。
人は待つ。ランディが自分でその行動をしなくてもいいのだと、学習するまで。
いいですか、痛みや叱りでも犬の行動を矯正することはできますが、それに何の意味があるのでしょうか?
犬が嫌悪刺激によってその行動をしなくなる…けれど、心の中は?犬の感情は?犬語のシグナルは?
服従訓練では、犬の心を治すことはできないと思いますよ。
で、こちらのダックスは、ティアラかな。
今日の、一押しですよ。
うんそうだ、継続組のティアラですね。
進歩してますよ。ご安心ください。
初めの頃は、最初から最後まで吠えてましたが、「名前を呼んでふりむいたらごほうび作戦」が、じょじょに効をなしてきましたね。
いろいろと、二頭の吠えにはつらいことを言われたこともあったでしょう。
ここにたどり着くまでには、さらに時間がかかったでしょう。
ここでは吠えていいんですよと、言われたときのGさんご夫妻の安心した顔がわすれられませんとも、ここのスタッフたちはね
飼い主だって、そうなってほしいと思って育てたわけじゃないってことわかってますから。
オッと、継続組。
次回にアップしますね。
それから、ロカヒとロコのお姉ちゃんたちのインフルエンザが早く良くなりますように・・・
あっと、次回は「かわさき市民まつり」だね。
ご協力、よろしくです。
では。

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