気が強いと、ケンカが強いと、自信がある犬とは違うんだよね。
いろいろなご質問があるんですけど、犬の自信ってなんなんですかっ?っていうのが近ごろ多いですね。
でね、この犬の自信というと、単に気が強い犬とではないということは確かなことなんですよ。
相手に対するボディランゲージが支配的なシグナルばかりで、何かというとすぐにムキッ顔するのは自信がある犬ではないと思いますよ。
けんかが強いということでもありません。
いわば、危険回避能力であったり、自分より弱い相手を見抜く能力であったり(だからと言ってその弱い相手をさらに追い詰めたりはしませんから)戦わずにして丸く収めることができる、それこそ群れの中のリーダーであるわけですよ。(リーダーがけんか好きなんて、それこそ群れが崩壊すると思いますけど)
力ばかりが強いだけで、管理能力のないボスだっていう肩書ばかりじゃあ、へちまこもそんなボスはいりませんね( ´・ω・`)
犬の野生種なら、狩りの成功率や群れの中の平穏を保とうとする、それこそリーダーシップちゅうもんだと思うんです。
ガウリのある犬をガウる自信で近づけさせるような、飼い主じゃあ、その子はガウるところからの成長は望めないのではと思うんですよ。
「ああ~~、またガウる」って、その状況を作っているのは誰ですか?
犬たちですかね?
子犬のときは誰とでも遊んだという、過去を引きずって、また、あの頃のフレンドリーな子になってほしいと思うのは人だけかもしれませんよ。
ガウッて、相手を退けることばかりの経験を積んでいると、ご挨拶はすべてガウリからとなってしまう、落とし穴があることを気づいてほしいと願ってます。
先日も、リデルに吠えかかるフレブルの子がいたんですが、吠えかかること自体がリデルのボディランゲージやシグナルに対する読み違いがあって(リデルからは、このフレブルくんへの失礼な行為があったわけじゃないんですよ)
このフレブルくんの飼い主さんは「こいつ、気が強くて困るんだよねぇ~。すぐケンカ売るし」と…(これは飼い主の読み違いね)
以前のリデルなら、このフレブルくんの「なんだテメッ凸(`、´X)かかってこいやあ~」に、応戦するところでしたが・・・。今は、相手が自分を怖がっていると自信がありますから、ここで吠え返す、威嚇し返したりはしないんですね。
(この読み違いをほっとくから、ガウル犬になってしまうのかも。だから、ちゃんと正してあげないとね)
今ではリデルも、「ヤッテラレンワ…ヽ(○´3`)ノ フッ」と、かわしながら大あくびしたり、眼を細めてみたりと、余裕のあるところでのカーミングシグナルですよ。
余裕は、自信ですからね。
このシグナルの使い方は、ほめてあげるないとね、伸びませんから、犬の心が。
カーミングシグナルも自信があるところで使うから、相手の犬にも伝わりやすいのではと思うのですが・・・?
でもさっ、ほめてっていうと、とってつけたようなほめ方の人の多さが気になるのは、へちまこだけですかね。
ほめてしつけるとか、ほめて育てるという言葉ばかりが先行して、単に言葉でほめてる人の多さが気になるのは、へちまこだけですかね?
リデル、あんたはどうよ
その自信はケンカが強いことじゃないって、いえるよね。
では。
追記:ものすごくほったらかしでした。
ポチっとなを、よろしくですm(_ _)m
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コメント
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こんにちは。
シェパードのあどあです。
余裕のないあどあは自信がないんでしょね。
散歩中に出逢う犬には食って掛からんばかりに吠えます。
でもランの中だと上手に遊べます。
先日気が付いたのですが、自分と同じ位の力加減(年上のオスでした)と思える相手には、背中に顔を乗せるようなことをし、明らかに相手が強そう(年上セントバーナード)だと近づきませんでした。
相手が近づいてきても目を合わせないようにしていました。
まったく犬語が出来ないわけでもないようです。
余裕のある男になってほしいです
投稿: あどっち | 2010年3月18日 (木) 14時02分
あどっちさんへ。
コメントありがとうございます。
こうしてあどあのこと、お伝えしていただくと見えてくるものもありますよ。
ラン(まったくのリード抑制なし)では、上手に自分を表現できているのなら、あどあは、犬の社会を知らないんじゃないように思いますよ。
リードがつくと、吠えかかるという状況は、リードフラストレーションを考えてしまいます。
どこかで服従訓練をきちんと習ってきているのかもしれませんね。
リードがつく、前から来た犬に少しでも関心を寄せるとリードショックやジャークが入る。それでもそちらの方に関心を寄せると、耳をつねりあげられる、蹴飛ばされる…これは私が実際にみてきたことです。
同族が来れば誰だって関心を寄せますよね。人間だって、美人やカッコいい男性がわきを通ればちょっと見たりしますよね。犬にはそれをするなということのようですよ。自分の方だけ見ていろと…。
こうして、ある犬は犬が来てそちらの方を見ると罰が与えられる。すると、犬は状況判断で、リード、犬の接近=罰と、学習するそうです。
だったら、リードが付いているときには犬に近付くのはよそう、犬が近付いてこないようにしようと、思うのではないのかしら。
ランでは友好的なあどあなら、3mリードをラン内でつけっぱなしにして、たまにリードを持ってあどあを呼び戻したり、名前を呼んで振り向いたらおやつを繰り返し、他犬に穏やかに接しているときには穏やかにほめ、気の合う仲間(できれば穏やかで犬語に精通していてリラックスさせるタイプの犬、ωタイプですね)を作ってみてください。
ただ、ランには不特定多数の犬が来るわけですから、ランの規模にもよりますが、多数の馴染みのない犬に取り囲まれないように注意してください。あどっちさんが管理できないような頭数にはくれぐれもご注意願います。
推測でしかものが言えなくて申し訳ないのですが、あどあは、学習する過程で何か違うことを自分で学んでしまったのかも知れませんね。
それを、修正できればおそらく吠えかかることもなくなるように思います。
投稿: へちまこ | 2010年3月18日 (木) 22時01分