Liddell The Teaching Dog 102 フレンドリーという不安定な感じ。続き
パーソナルを越えた犬を受け入れない、あなたの犬は本当に社会性のある犬なのか?それが犬語を教えるというTeaching dogというには、おかしいと言えざるおえないのでは・・・。特に敵意もなく何もないただ近寄るだけ?の犬を威嚇するのは社会化ができてないのでは。
この質問にもお答えしなくてはならない日がついに来たわけですね。
犬の社会の社会性に人の社会の社会性を求めてしまうと、人の都合のよい犬(つまり誰とでも仲良くでき、誰彼となく受け入れる)を作るためになってしまいかねないのではと、思うのです。そうすると犬が持っている本来の犬語は否定されてしまうのではと思うのです。
うちの子は、あなたの犬にただ近づきたがっただけなの、なぜ、拒絶されるの?
寄せなくていいって、うちの子の何がいけないの?
では、なぜ、近づけさせたくなるんでしょうか?
あなたの犬が望むから?あなたの犬が誰とでも仲良しになりたい?
ほんとですか?それって、相手への♂♀的な関心とか、単に興奮しているだけじゃないんですか?
その興奮を受け入れてくれる子もいれば、いやだと思う子もいるって、理解してあげることはできないんですかね?
それが“できた犬飼い人”と、思うのですが。それが他の犬に対する優しさであって、あなたの犬に自制を教えることになると思うんですが。
犬は、人よりも相手の好みにうるさいと、へちまこは思ってます。
犬同士の社会化とは、人のいうところの博愛的な社会化を指すのではなく、相手のシグナルを読み違えず、相手のパーソナルを尊重できることだと思うんですが。
特にフレンドリーだと言ってはばからない犬の飼い主さん。気を付けてください。犬は、あなたが望むことを(ほめられたい)したがる子もいます。あなたに注目されたくて。でも、それは犬に無理をさせることなんですよ。
無理って、ストレスになるんですよね~~。
それから、Teaching dogは、相手を拒絶したり、排斥したりしません。その場に置いて相手の非礼や無礼、遊び方を教えるわけですから、相手の犬語が正されていけば受け入れていきます。それがないと、Teaching dogとは言えないと思いますけど。
あなたの犬の犬語のコミュニケーション、真実を語ってるかしらね?
そして、それがちゃんと見えている飼い主かしらね?
それが重要だと思いますけど。
知能的な遊びを楽しむリデルとオーパス。成熟した大人な犬同士の遊び方ですね。
オーパスもそう。
最初はぼろくそにリデルにやられっぱなしだった。
遊び方がなっちゃいないっ
群れへの戻り方がなっちゃいないっ
犬語が支離滅裂でなっちゃいないっ
すぐに相手がいることを忘れてずかずかとパーソナルを侵しちゃったり
でも、自分でリデルやほかの子との付きあいを求められる子だから、乗り越えられたと思いますよ。自発的に同族を求めるということはとても大切なことですから。
そして、ガウルかガウラナイとか、博打みたいな接触はやめてください。
もし、あなたの犬がどの子にあってもガウルようになったら、犬に会わせないという(接触をさせない)選択もあるんです。
もしかしたら、犬同士の関係に疲れてるかも。(特に♀のヒートの時には気を使わないとね~~。犬嫌いの一因になったりしますから)
接触させればいいってもんじゃないし、会わせていればいいってもんじゃないし。
とおぉぉぉ~~~くの方に同族が、ちらっと、見えるような環境でまずは穏やかに過ごせるようにしてあげるとか。
犬の心が落ち着いて安心して穏やかに同族を無視できるようになるまで、あなたが環境をコントロールしてあげるとか。
そして、しばらくの間、おたがい穏やかに過ごせる同族だけでの接触を心がけてあげてください。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
>>特に敵意もなく何もないただ近寄るだけ?の犬を威嚇するのは社会化ができてないのでは。
敵意はないかもしれないけれど、善意もないような気がする(笑)
礼儀もないような気がする。
犬は社会性の高い生き物だからこそ、犬界のルールがあるのではないかなぁなんて思います。
すべての犬がすべてのことに寛容になったら、それはそれで混乱するように思うんだけど(笑)
>>そもそも人が求める犬の社会性とは、人の都合のよい犬を作るための社会化にすぎない
人の社会に馴染む犬。その考えは必要であって、でも同時に犬に負担となることなのかもしれませんね。そこを踏まえて、ということなのでしょうか。
投稿: ルークママ | 2010年4月26日 (月) 09時32分
ルークママさんへ。
文を読み返してみて、なんだか犬への社会化を否定していると捉えられてしまう書き方でしたね
あれじゃぁ、伝えたいことが伝わらないので直しておきました。
ママさん、推敲、さんくす♪(o ̄∇ ̄)/です。
>>人の社会に馴染む犬。その考えは必要であって、でも同時に犬に負担となることなのかもしれませんね。そこを踏まえて、ということなのでしょうか。
もちろん、そうですとも。
人の社会への社会化は、馴染みですよ。
投稿: へちまこ | 2010年4月26日 (月) 12時26分
社会化と言っても、その主旨は対犬と対人では異なるものですが、「社会化=馴れ合い」と誤解している方がいますよね。
>特に敵意もなく何もないただ近寄るだけ?の犬を威嚇するのは社会化ができてないのでは。
特に敵意もなく何もないただ近寄るだけの犬であっても、相手の空気を読まずに無頓着に接近すれば威嚇をされて当然のこと。
それにリデルはアプローチがなっていない犬であっても、相手が明らかな弱者であれば許容しますからね。 その加減は対犬の社会化(ルール化)が出来ているからこそだと思います。
投稿: タローの主 | 2010年5月 2日 (日) 02時04分
タローの主さん、コメントありがとうございます。
リデルのよき理解者として、心より御礼申し上げますm(_ _)mありがとうございます。
この記事には先日の獣医での一件も含んでいます。あのような犬が過密になる待合で、犬を近付ける行為がどんなに危険なのかっ
考えろっo(#゚Д゚)_‐=o)`Д゚)・;アア、イケナイ、また2回もぶっちゃったぁ~

人の育種選択の結果が、犬本来が持つ犬語のルールをとても曖昧なものにしてしまっているようで、少し悲しい今日この頃です
投稿: へちまこ | 2010年5月 2日 (日) 16時11分
初めましてジャーマンシェパードとフレンチブルドッグと暮らしているAと申します。
シェパードの他犬を見てガウる行為に悩んでいるところ
こちらのブログにあたり 拝見させていただきました
随分前の記事なんですが コメントせずにはおれませんでした
ちょっと心が軽くなった感じです
もっともっと注意深く犬の行動を見てみます
彼女の心がわかるように…
投稿: A | 2010年12月24日 (金) 10時56分
Aさんへ。
初めまして、ご訪問ありがとうございます。
シェパちゃんとフレブルちゃんと暮らしておられるんですね。
凸凹コンビですね!
私なんかのブログでお心が軽くなったなんて、うれしい限りです。
重ね重ね、ありがとうございます。
ガウルにも理由がその犬なりにあるのではと思っています。
相手のガウル理由がわかってくれて、その場から離れてくれる犬が社会性のある子だと思うのですが。ガウリは警告ですから、安全なわんちゃんだと思いますよ。
>もっともっと注意深く犬の行動を見てみます
彼女の心がわかるように…
犬の行動をよく見る…とても大切なことだと思います。
そこからその子の真実が分かるようになると思うのですが。
では、今後ともよろしくお願いします。
投稿: へちまこ | 2010年12月24日 (金) 21時23分