Liddell The Teaching Dog 124 女をなめるなよっ!
昨日、4月11日にTeachingのセッションがありました。
(*注:画像と文は今回は関係ありません。カメラの調子悪くて買い換えないと (;ω;))
今回のリデルのお相手は、若いハスキーの♂…トレーナーの友人が一時預かりをしている子です。
トレーナーの友人は、トレーナー業の傍ら、ボランティアで犬の保護と一時預かりをしています。トレーナーをしながらも、ボラで犬の保護預かりをするトレーナーさんが増えてきたことは、ボランティア専門の保護預かりのから見れば、心強い仲間だとへちまこは思っています。
プロの方にはそれぞれ犬に対するポリシーはあるとは思いますが、ボラだからアマチュアだから、プロだからボランティアだからという垣根を越えられるまで、お互いを尊重しあえるようなつながりが広がるといいなぁ、とへちまこはいつも思っています。
それには、相手の意思に沿うことも時には必要だと思うし、まずは、批判し合わないで接点を探すことも必要ではないか、と思うのですね。
さて、ハスキーくん。いい男前の子でしたが、一つ課題が…彼の今後の犬生において、ぜひともこれはオス犬として学ばなくてはならないものかもしれません。
それは、女子をなめるな凸(`、´X)
友人のパートナーとして、またはTeachingdogとして、良い働きをしてくれれる友人の犬はS・プードルの♀の子です。
この子はとても良いお姉さんという働きをする子で、観ている方にもハッピーなTeachingを披露してくれます。ただハスキーくんには役不足だったようで、そこでリデルに白羽の矢が来ました。
ハスキーくんは、明朗活発、頭良し(だだし自分の都合のよい解釈をとおします)力もあり、早さもあります。そして、この子はアンジェラでのセミナーで、一時、有名になったボーダーのAKIRAを彷彿させる子といえば、セミナーに聴講した方はわかりやすいですね。
そう、ほうっておくと、モンスターまっしぐらっ
友人のスタンプーも、彼の思惑にまんまと乗せられてしまったり、後ろから襲われてしまったり、遊びのレスリングでも、追いかけっこでも『ちょっと、あんたっやりすぎ』のハスキーくん。
へちまこも確認しました。
この気立てのよい、スタンプー姉さんがハスキーくんの狼藉に遭い、悲鳴を上げるのを!
犬の男子たるもの、女子にはとこトンやさしく振る舞おうとする子が多い中、このハスキーくんは、力や強さでは劣る女子をバカにしている節があるんです。
で、リデルとのセッション…
それは、笑いの連続でしたね。
いつものようにハスキーくん、リデルを女子だなと見て取ると『ヘヘン、ふん、女か?ちょっとからかってやるか』が、みえみえ。
ところが、初っ端から放たれた、リデルの一喝に\(;゚∇゚)/・・・。
気を取り直して、もう一度でもヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;
それじゃあ、走りっこで出し抜こうとすれば、リデルのすごい教育的指導で追いかけまわされ、追いつかれてどやされ…挙句の果てにo(#゚Д゚)_‐=o)`Д゚)・;
(リデルは走りっこも強いっですよ)
ええ、これはいつものオレかι(´Д`υ)アセアセ
なんあなんだぁーーーこの女はぁーーーー(lll゚Д゚)
それでもリデルへのチャレンジを繰り返し、たまにスタンプー姉さんがかばいだててリデルを止めてくれるも、それに八つ当たりする始末。
どうもいつもの自分のペースに持ち込むことができない。それでも、チンピラ風な目つきをリデルにするのをなかなかやめられず…とうとうリデルの
『いいかげんいせんかっこのヤンキーボーイっ
女をなめんなよっ
』で、さらに抑圧されて敗北。
その後は、リデルの睨みにあうと目をそらし、目が合うと退くほどに…
そうそう、あんたより強いものはこの世にたくさん。
それにね、いい男になる可能性大なんだから、女子にはやさしく振舞おうよ。
アンジェラのセミナーのときに、聴講者からの『あの後AKIRAはどうなったの?』という、質問があったと思いますが、きっと、AKIRAもリデルような同族に出会い、自分より優れたものがこの世界にはいるんだ、と学んだかもしれませんね(アンジェラの所にいればそのうち学ぶでしょうけど(o^-^o))
傍から見れば、リデルがハスキーくんをいじめているしか見えないわね~。なんてことを友人と言いあいながら、この日の午後は、ハスキーくんの(´Д`;≡;´Д`)アワアワに爆笑しました。
でもね、ハスキーくん。人間とのコンタクトもバッチリだし、愛らしいし・・・それに良い先輩を見つければβdogとしての道が開かれるかも、それほど安定した精神の持ち主なんですよ。成長が楽しみだわぁ~(*^m^)
プロの友人と一致した意見のひとつ…やっぱり、犬の世界を経験できる犬の方が安定してくるね…でした。
はい、おつかれさまでしたね~リデル。
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コメント
この記事へのコメントは終了しました。
今、仕事帰りです。駅のホームで笑いを堪えながら記事を読みました。でもニヤケ面までは消せませんでした。(笑)
帰宅後に改めてコメントに来ます。
投稿: タローの主 | 2011年4月12日 (火) 20時45分
リデル姉さんお疲れですね~
へちまこさんのイタズラにも無抵抗ですね
リデル姉さん凄いですね~
ハスキーboyを相手に…
ハスキーはパワーも凄いですものね。
マヒナも女子をナメてるとこがあるのかな~
女子に優しく出来ないんですよね…
『女子をナメるな~
』って
マヒナもリデル姉さんにガツンと思い知らせてもらいたいですね…
投稿: マリリン | 2011年4月12日 (火) 21時16分
当日はお世話になりました!!!
もう、思い出してまたゲラゲラ爆笑しちゃいましたよ~(笑)
本当に良いお勉強をさせていただきました。感謝感謝です!
彼の心の財産になる事間違いなしです。
そうそう、彼らが犬であるという事がもっともっと尊重される世の中であってほしいと願うばかりです。
素晴らしき犬の世界に乾杯!!!
投稿: あみKEN | 2011年4月12日 (火) 22時19分
タローの主さんへ。
あら、いつでもどこでもご購読、感謝感謝ですねぇ~。
でも、あまり(・∀・)ニヤニヤしてると、間違われちゃうぞぅ~、お気を付けくだされ。
〉帰宅後に改めてコメントに来ます。
お待ちしておりますm(_ _)m
でも冷やしておきますかね!
投稿: へちまこ | 2011年4月13日 (水) 21時28分
マリリンさんへ。
こんばんは~。灰色の悪魔くんはお元気にしてますかね?
ますますで、おもしろいことやらかしているとは思いますが、犬親業の方は、気が気じゃないよね…
でも、まっ、そのうちそのうち、“まだはもうなり”ということばもありますから…
久しぶりのリデルのヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;パワー全開でした。
ハスキーくんのアワアワぶり、笑ってはいけなんですが、つい、笑っちゃました。
でね、マリリンさんにお伝えしたいことは、犬はすごいの一言。
犬語での教育的指導(本物のTeachingです)を、目の当たりにしたことない人は、よくわからない世界だと思いますが、リデルの間髪のない相手に対するフィードバックや、相手が根負けするぐらいのしつこさで対応することがいかに大切か分かりまよ。
だから、マリリンさんもマヒナよりしつこく、犬が『あんたには負けました』を、言うようになるまで、時間がかかってもいいから、継続してね。
応援してるからね。
投稿: へちまこ | 2011年4月13日 (水) 21時43分
あみKENさんへ。
はるばる川崎まで来てくださり、ありがとうございました。
良い天候の中でのセッション、へちまこも勉強になりました、こちらこそ、感謝感謝です。
リデルの得意分野は、子犬と若オスなんですよ。特に若オスに対するTeachingには定評があります(生意気なタイプと犬語がよくわかってないタイプ)
この日は、久しぶりに爆笑でした。それも、ハスキーくんのお犬柄によるところが大きいと思います。
彼のリアクション、いい思い出ですよ。
>そうそう、彼らが犬であるという事がもっともっと尊重される世の中であってほしいと願うばかりです。
素晴らしき犬の世界に乾杯!!!
同感ですね。
この食べ物の介入しない、犬語の世界。
この世界に食べ物を使ってしまえば、その一瞬で虚偽の世界になってしまう…そんな気がします。
リデルもハスキーくんをTeachingすることに生きがいを感じ、ハスキーくんもどうにか自分の意思を通そうとして、ありったけの暴言を吐きつつも決して犬であることをやめない。それでこそ、犬でしょうね。
すばらしい、この日の3頭に乾杯ですね。
またいつかハスキーくんに再会できることを望んでいますよ、彼の今後の幸せも…。
では。
投稿: へちまこ | 2011年4月13日 (水) 21時59分
おっおっおっ昨日の帰宅から、再コメントまでに丸24時間以上が過ぎてしまいました。( ̄Д ̄;;
オス犬がメス犬に窘められた時、強い個体であればメスに寛容であり、そうでい個体はヘラヘラとへつらいますよね。 でも横暴な個体は、相手がメスであろうと遠慮せずに鳴かしてしまう。
リデルにチョッカイを出したハスキー君、リデルに窘められたあと、逆にリデルを返り討ちに鳴かしてやろうと振舞ったところ、それが通用しない・・・ そんな横暴な犬を一蹴してしまうリデルはさすがですね。
>>それに良い先輩を見つければβdogとしての道が開かれるかも、それほど安定した精神の持ち主なんですよ。
この手の横暴タイプはお山の大将にはなれても、真のαにはなれないのですよね。 それが「個体資質」。 でも横暴な個体は、良くも悪くも相応の精神のタフさと活力を持ち合わせているので、犬としては育て甲斐がありますよね。(まさに犬馬鹿好みの1頭かと。笑)
それにしても、懲りずに何度もリデルにチャレンジするハスキー君、相当なタフガイですね。(笑) スタンプー姉さんへの八つ当たりまで炸裂して・・・(笑)
このセッションが如何に面白く、如何に見応えがあったのか、その様子が記事から伝わってきました。 だから駅のホームでニヤケずには居られなかったのです。 まぁ、周りに人はほとんど居なかったのですけどね。(アハハ)
チーキーAKIRA・・・ セミナーでのAKIRA顔写真の登場シーンは、今でも鮮明に記憶に残っています。 もう如何にもって目付きのあの表情は、判る人には笑いを誘いましたね~ (^ω^)
投稿: タローの主 | 2011年4月14日 (木) 03時36分
>またいつかハスキーくんに再会できることを望んでいますよ、彼の今後の幸せも…。
私もそう願っているのですよ♪
ふふふ。またやられるが良い
投稿: あみKEN | 2011年4月14日 (木) 20時43分
タロー主さんへ。
ちょっと田舎家へ出かけておりまして…コメレスが遅くなり人(*_ _)人ゴメンナサイ でした。
さて、へちまこはもう一つハスキーくんに学んでほしものがあります。
この日、彼が学んだかどうかは測りかねますが、それは、スタンプー姉さんの、この日のωとしての存在です。
彼女は、リデルとハスキーくんの間に身を呈して幾度かリデルを止めようと試みてくれました。当然、彼女の読みハスキーくんより強い個体のリデルへのシグナルです(人間も強い方をなだめますよね)
『お願い、私に免じて許してあげて…』だと思うのですが、必ず、リデルと対峙しながら、リデルを諭すように穏やかに介入してくれます。
もちろんリデルは、年上への礼節はわきまえる犬ですから、気に入らなくても一応はスタンプー姉さんの手前、やめるわけです。
このドラマチックな犬語の介入…最後の方で、ハスキーくんは、リデルに睨まれると友人の後ろやスタンプー姉さんの後ろに、やや、控えるようになったように思います。
この瞬間を、へちまこは待っていたかもしれません。
そして、ハスキーくんがこのスタンプー姉さんの存在をいかに偉大に感じてくれたのだろうか、と気になっています。
人は、自分の犬を正しますよね。こういう時でも…『わたしを見てればいいのよ。』と…自分の犬と正面切って、こちらに注目すればいいと…
そして、れは犬が選択したことなのか?それとも、人が食べ物でその場をコントロールしたかもしれませんよね。
でもね、強い犬は、弱いものとはあまり対峙しないしとうい思うし、なだめも強さを持つ犬をなだめることが多いですよね。
リデルとのセッションの前に、この自分からかばってもらおうとする行動があったかどうか?それとも、この日、初めて自分から自分を守り、正してくれるものの存在を、意識できたのでしょうかね。
この3頭の関係は、ひと月ほど時間をかけてみたい事例ですねぇ~。
投稿: へちまこ | 2011年4月17日 (日) 16時10分
そうかぁ、そんなドラマもあったのですね。 記事と同様に面白い話を聞かせて頂きありがとうございました。(^^)
それと、例の記事がようやく進みましたので、リンクさせて頂きました。ヽ(´▽`)/
投稿: タローの主 | 2011年4月23日 (土) 04時52分