みなさん、ご来場、ありがとうございました。
シンポジウム関連の記事のアップがとても遅れて申し訳ありませんでした。
シンポジウムや上映会のことに追われてのメールもたまる一方で…お返事がまだ届かない方、もうしばらくお待ち願います。
なにしろ、近ごろ、忘れやすいのでシンポジウム関連の記事を先に書かせてくださいませm(_ _)m
さて、5月7日、『動物愛護管理法を考えるシンポジウムin神奈川』と『犬と猫と人間と』の上映会を、無事に開催することできました。
上映会は、前回に比べると満席になるほどではなかったことが残念ですが、このドキュメンタリーを観て、日本の動物福祉に関して考えるきっかけになってほしいと願っています。特に、これからの日本を支える子どもたちのためにも、これが一部の動物好きな人のための映画で終わってほしくないなぁ~と、へちまこは思っていますよ。
そのために飯田監督は小学校で視聴しやすいようにと、DVDの50分版を、只今作成中ということで頑張っておられます。
会場には、飯田監督の奥さまとご子息がお見えになり、50分版DVDに力が入るのもうなずけました。可憐で清楚な奥さまでした~
へちまこたち、かわさき犬・ねこ愛護ボランテイアは、今後、小学校での上映会に尽力できれば本望でございますm(_ _)m
上映前に『動物との共生を考える連絡会』の青木会長からのご挨拶。青木会長にはいつも励ましのお言葉をいただきまして、光栄の至りのへちまこでございますm(_ _)m
司会は、山崎先生。
上映後は、飯田監督を交えたトークショーでしたが、へちまこは雑務がありましたので聞けなかったのが残念でした。
午後2時からのシンポジウムには、上映会以上の来場者があって、Staff一同、ホッとしました。
コーディネーターは山崎先生(いつもステキです)
パネリストは、日本動物福祉協会の山口先生、川崎獣医師会の馬場先生、川崎愛護センター所長、かわさき犬・ねこ愛護ボランティア代表一名。
それとは別ですが、いつもこういうことに快く参加してくださる城島先生と飯塚先生。
城島衆議院議員も参加していただき、議員自ら被災地へ赴き置き去りにされた動物の救済に尽力くださっています。
政治家が強く被災動物救済の重要性を述べても、県行政側の壁が厚くてボランテイアが動くことができないのが現状のようでした。
今では、県との話し合いもついて救済の道が開けてきたようです。よかったですね~。
一部の仮設では、初めからペットの制限などを明示せず、仮設への同居を認めてきているところも出てきているようですね。
へちまこは、今日のTVのニュースで、原発避難地区への一時帰宅者が置いて来てしまったネコを慮って『家族以上の家族だから』と、言うことばにへちまこ、思わずグッとこみ上げました。
来年は、動物愛護管理法の改正の年。
山積するものは数々あります。
虐待に対する明確な定義も、もっと必要になるはずです。
身体的虐待もネグレクトと呼ばれる虐待も、市民がその眼を持っていなければ法として、生かされないかもしれません。
現行の愛護管理法では、行政職員にすらそういったことを取り締まる権限さえない。
町のお巡りさんも、動物愛護管理法すら知らないのでは?
アニマルポリスを、日本にも、という前に、せめて身近なお巡りさんが愛護法、勉強して生かしてほしいと思うのです。
それから、一般市民の目。
売られる犬やネコの置かれる状況が、はたして子どもたちの目にどのように映るのか?
このパネルは、川崎市で営業する老舗のデパートの『ペットの安売りイベント』を、かわさき犬・ねこ愛護ボランティアが全体で力を合わせ阻止できた時のもの(前回、20匹の子犬子ねこが死んでしまったんですよ)
これも一般市民の声から始まった活動でした。
それは『どうなんだ?どうして?やはり、どうもこれはおかしい』と、思う市民の声がボランティアを動かしているんですね。
一人でも多くの市民が、国民が同じ日本に住む動物たちに目を向けてくれると、法の改正も進むのかもしれませんね。
では。ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。
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コメント
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我が子の通う小学校でも是非上映して欲しいな…と思います。
犬猫ではありませんが毎年2年生は蚕を飼育するんですね…1人2~3匹ずつ…ティッシュの箱で繭になるまで育てます。その蚕ですら『飽きた』と言って飼育箱の掃除などせず死なせてしまう子がいた…と我が子から聞きました
学校はそうやって蚕を飼育させるけど繭になり、それが絹となることを観察させますが、命を預かり飼育することへの教育が二の次になっていたような気がしてなりません。
身近なお巡りさん、小学校の先生には動物愛護について もっと知っていて欲しいな…って思いますね。
だから小学校での上映は子供達だけでなく先生方にもシッカリと観て頂きたいですね。
投稿: マリリン | 2011年5月13日 (金) 21時32分
マリリンさんへ。
コメントありがとうございます。
生き物を飼うということの重大さを、教えるって大切ですよね。
たとえ、カイコの幼虫であっても人が捕まえ檻に入れ、自由を奪うわけですから…。
カイコは、大人になっても飛べない虫でしたよね。
人が手をくわえて、人の都合のよい生き物に作りかえられてしまっている…だから、人が世話をしなくなってしまったら、そこでそのカイコの命は尽きてしまうんですよね…
そこンとところ、わからない先生はけっこう多いかもしれません。
だから、学校飼育動物を巡っての是非が問われるわけですから。
50分版のDVDなら、小学校での視聴がしやすいのでは?
PTAの役員さんにかけあってみるといいかもしれませんよ。
投稿: へちまこ | 2011年5月18日 (水) 14時12分