Twitter

無料ブログはココログ
2021年6月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      

アンジェラ先生のHP

sallyのフリースラインドハーネスのHP

Another Sandbox


  • “犬の砂場”の非公開ブログです。閲覧には許可が必要です。こちらの砂場ではより多くの犬たちの活躍、そして犬たちのa substantial speech を楽しんでくださいませ~。

お勧めマズルガードのお店はこちら


  • 画期的なマズルガード。当ブログに登場するブルケリ、ランディ君も使ってます。

㈳日本愛玩動物協会


  • 被災動物救済関連等の情報あります。

FB

« 犬にものをおしえてはいけないのか? | トップページ | Liddell The Teaching Dog 128 押しつけがましいフレンドリーはね、要らないかもね。  »

2011年7月19日 (火)

咬み犬トイプーTくんの続き。

トイプーのTくんのことで、ご質問を受けました。

Tくんは、咬まなくなったのですか?うちの子も咬みます。困っています…。

本当にオスワリだけで咬まなくなったのか?

オスワリで咬み犬が治るのか?

残念ながら、Tくんを“全く咬まない犬”にすることは、へちまこはできませんでした。

へちまこがTくん家族に教えたのは、いわゆる対処方法であって治療ではないのです。

回数を減らし、そのぐらいなら飼い主さん家族が耐えられる、飼い続けることができるかもしれない、殺処分をま逃れるかもしれない…と、思ってもらえるレベルまでしかできないのです。

それでも、限りなくゼロに近い数字を目指すのはいうまでもありません。

この日本にも犬の攻撃行動の機関があるようですが、まだデーターを集めている最中で模索の状態だと伺っています。

攻撃性を治療できるレベルまでには、至ってはないとのことです。

骨折をするほどの恐怖を知ってしまったTくんは、同じようにな状況に置かれると咬んでしまうのです。

Tくんと初めて会ったとき、Tくんはすでに犬歯を削られていました。

だけど、なんだろ?獣医さんの躊躇いがあったのか、門歯よりやや長く削られていたので咬まれるとやはり傷を作ってしまうのです。

小型犬での犬歯を削るという処置はあまりないことです。

それほどにTくん家族は追い詰められていたんですね。

センターへの咬み犬の相談の約7割は、センターへの引き取りを希望するものです。

殺処分を依頼しているのを(遠まわしにね)電話口で持ち込みを躊躇ってもらうように職員さんが応対します。

持ち込まれた犬たちは(飼い主放棄)午前の持ち込みなら午前中に処分は行われてしまいます。今から10年も昔は川崎市でも規則通りに殺処分は行われていました。

そして、咬みで相談する犬の家族は、もうずいぶんとその対処をし、どこそこの誰かに、トレーナーに友人にと相談しいることが多いのです。

結果が、悪い方向に向かっていても、咬み犬の家族はすがるしかない状況であって、そのために犬が悲惨な状態であっても、へちまこは責めることはできません。

もう一度その子と向き直ってもらう意欲を持ってもらうためにも、飼い主家族を責め立てることはしてはならないと教わったからです。

でないと、その子はセンターへ持ち込まれてしまうのです。

そして、咬み犬というレッテルを張られた犬は、新しい家族を探してもらえないのです。

だって、咬んでしまう犬をセンターから胸張って出して、また咬んでしまったらその責任の所在は、どこにあるのでしょうか?

センターが負うにはあまりにも過酷になるでしょうから。

Tくんの家族は、幾度となくくじけそうになました。

その都度に、へちまこにTくんの引き取りを依頼してきましたが、へちまこは頑として受け付けませんでした。

なぜなら、へちまこにも当時小学生の子どもがいて、やはり、咬まれる危険があったからです。

へちまこは、自分を咬まない犬はいくらでも育てることはできますが、家族を危険な目には合わせたくはありませんでした。

でも、それでも、ダメな場合は考えてみようとも、思っていたことは確かでした。

信頼関係の構築がもう駄目だから、新しい人にもらってもらえばいい、なんてことを言う人もいますが、そのようなことを述べる人こそがその咬み犬を引き取るべきだと、へちまこは思っています。

そんなこと、特に専門家から言われてしまったら、見捨てられたと思い、もううちの犬は飼えないと思い、センターへ殺処分を依頼してしまうのですから。

それに、咬み犬との暮らしは、犬ばかりにストレスがかかってるのではなく、人犬双方にストレスがかかってきます。

その人たちに、今までやってきたことは間違いで、どうしてそんなことをしたんだとか、どうして自分でいいか悪いかを考えないんだとか、酷で言えません。

だって、そうするしかなかったのだから。

へちまこも、もし、学習発表会の前日に娘の顔に噛み傷をつけられたら、冷静にいられないかもしれません。だって、やはり、自分の本当の子どもは大切ですから。

Tくんは、年に数回ほどしか咬まなくなり、家族で対応できるようになり、へちまこも用済みになりました。

Tくんは、咬んでしまうけど、その状況をオスワリという形でコントロールし、咬ませない状況を作り上げたものです。

Tくんは確かに大変な犬として家族に思われながら暮らしていますが、すべてが大変ではなく、愛らしい部分もたくさんあります。その部分を愛されてご家族と暮らしています。

一番最初の対処がもう少し犬側であったら、Tくんはこれほどまでにはならなかったとは思いますが、Tくんを救ったのは、ご家族そのものです。

ひどい目に合わせてしまったと泣いたパパさん。

いつも抱きしめてくれたママさん。

咬まれてもTくんと遊ぶことを望んだ末のお嬢さん。

けっして、殺処分を望まなかった上のお嬢さん。

どの歯車も欠けてはならない、大切な絆の物語でした。

Tくんの家へ行かなくなって、数年後、へちまこはママさんにばったり道で会いました。

『あいかわらず、年に2.3回咬んできますが、もうTも年寄りに…Tには教わることも多かったです。Tは、もうあまり長く生きられないと思いますが、あの時Tをセンターへ連れていかなくてよかったと思います。もし、殺処分してしまったら、Tがいなくなっても犬と再び暮らそうとは思えなかったと思うのです。Tが死んでしまっても、犬が好きだという思いのまま、新しく迎える犬と暮らせると思うのです、私たち家族は…』

ああ、良かった。

犬を嫌いにならないでいてくれて。

そして、Tくんの終生飼養が達成できそうで…。

へちまこは、この遠い記憶に消えてしまいそうなTくんのことを時折思い起こすのです。

Tくんの前篇はどこにあるのぉ~との、ご要望、多しでしたね

ごめんなさいm(_ _)m

7月10日アップの記事『確実性という服従』という記事内にあります。

にほんブログ村 犬ブログへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 ボランティアへ
にほんブログ村

にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ
にほんブログ村

« 犬にものをおしえてはいけないのか? | トップページ | Liddell The Teaching Dog 128 押しつけがましいフレンドリーはね、要らないかもね。  »

咬んでたけど咬まなくなったワンコのこと」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 咬み犬トイプーTくんの続き。:

« 犬にものをおしえてはいけないのか? | トップページ | Liddell The Teaching Dog 128 押しつけがましいフレンドリーはね、要らないかもね。  »

最近のトラックバック

カテゴリー