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2011年7月27日 (水)

なぜ、咬み犬Tくんには確実なオスワリが必要だったのか?

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犬に教えるオスワリ=スワレ(停座)

犬に教えるお約束事のようなこのコマンド。

実は、犬の行動をコントロールするには必要不可欠なものなんです。

へちまこは、咬みつき犬の治療はできませんが、スワレを使って咬みつきそうな場を回避することはできます。

犬のあらゆる問題行動の回避には、スワレさえできればそれほど問題になるものはない…(スワレを解除する言葉は必要ですよ)

そう、教わったへちまこは、Tくん一家にもこれをお教えしました。

その効果か現れ始めたころ、Tくんは、自分で状況が不穏な感じや、誰かを噛んでしまいそうになると、自発的にスワレをするようになってきました。

(対立行動分化強化と拮抗条件付けはセットで行われることが多いようです)

そうすれば、家族の誰かが気付いてくれて、Tくんが今、不安な状態で咬んでしまう状況だと判断し、ストレスレベルを下げるように努力しました。

パパさんの大股で歩く動作、ただ単に高い所のものを取ろうとしてあげた腕、無駄に大きな声…叱られる、叩かれる、ということに対する過剰反応による咬みは、人側の思いもしない動作から連想され発生するのですから。

それは、叩かれることがなくなって久しくなっても、消えることのない傷跡のように残るのです。

これさえすれば、自分は叩かれることはない、叱られることはないという、Tくんの自信のためにも、ご家族のスワレさえできれば噛みつかれることはない、という自信のためにも、確実にすばやくスワレができるようになるのは必要でした。

そして、一番効をなしたのは、スワレさえすればごほうびがもらえ、そして体罰にも遭わずに済むというこを学んでくれたTくんでした。

へちまこは、ことあることに自信たっぷりにオスワリをするTくんや、オスワリのコマンドを楽しげにかける末のお嬢さんを見て、ゼロにはできなかったけど、犬を囲んだ家族の再生はできたかもしれないと安心しました。

犬にこうすれば大丈夫という自信さえついてくれば、今までささくれ立った関係が穏やか方向に転換し、犬のストレスも人のストレスも軽減され始めるのです。

ストレスが軽減され始めれば、人の心にも犬の心にも余裕がでてきて、そこから、再生が始まりおたがいが信用し信頼する関係につながるのでしょう。

この人たちの言う、オスワリを信じていいんだ、と…。

ある日、Tくんは子犬の頃よくそうしてたように、パパさんが腹ばいでお昼寝している背中に乗って丸くなって寝ていたそうです( ´;ω;`)ブワッ。

犬を囲んだ、笑いが戻る…

子どもはいろいろなことに不注意で、約束事もすぐに忘れます。

何かに夢中になれば、周りのことにも気を配ることはできない、未熟な存在ですよね。

顔に傷が残る(でもだいぶ薄くなりました、若い皮膚だから新陳代謝が良かったみたい)かもしれないのに、それほどに咬まれた末のお嬢さんなのですが、Tくんは手放したくはなかったのです。

手放してしまえば、咬み犬がいなくなった分、暮らしは楽になるでしょう。

でも、自分が咬ませたから、自分さえ咬まれなかったら…と、子どもたち自身が自分をそう責めるかもしれません。

犬を飼うこと自体、嫌うようになるかもしれないし、自分たちが殺してしまった、と、それこそ消えない傷を残すかもしれません。

犬側にたって考えれば、この家族のした仕打ちは許されるものではないけど、へちまこは、再生したいという、もう一度やり直したいという、実に人間的な感情に感謝したのです。

そして子どもたちの異種に対する寛容さにも感謝したのです。

メールやコメントで、そのオスワリの仕方を教えてくださいという問いかけには、申し訳ないのですが、へちまこは応えられません。なにせ、現場を見ないことには、環境も大切ですので。

Tくんは小さな犬でしたし、犬歯も削られていました。

人が受けるダメージは我慢できる程度のものでした。

しかし、これが10kgクラスの犬であれば、ハードルはかなりの高さだったと思います。

まして、低学年の子どもがいるという、難問がありましたから。

咬み犬の問題はとてもデリケートなことが多くて、文やブログで安易にこうすれば治るということは、言えないし、わたしは一介のボラで、その筋の専門家ではありません。

咬み犬に育てないようにするのが一番の予防策だと思っています。

ただ、センターの窓口で、飼育放棄をもう一度思いなおしていただけるよう、手を差しのべている人々がいることも忘れないでほしいと思っています。

この日本でも、犬の攻撃性問題行動の真のスペシャリストが当たり前に存在してくれる日が訪れると、いいなぁ~と、願っていますよ。

では。

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コメント

トイプーT君のシリーズ記事、先のトラックバック記事と併せてリンクさせて頂きました。(^^)

問題への対応は個別オーダーのオリジナルレシピですので、何でもかんでもオスワリで問題対処できる訳ではないですよね。 そこをしっかり理解して欲しいと、僕も思います。


>犬に教えるオスワリ=スワレ(停座)
>犬に教えるお約束事のようなこのコマンド。
>実は、犬の行動をコントロールするには必要不可欠なものなんです。

環境整備や社会化で対応しきれないときや、その芽も摘まれて拠り所がない時に、訓練は最後の切り札のように思います。 「スワレ」は腰を落とした静止状態なので、行動の沈静化と、犬の動き出しに対する抑制効果もありますよね。

これは余談です。 その昔、若かりし頃のタローが他犬をガン見したときは、歩きながらスルーさせたりもしましたが、当犬が動きたくない時は座らせてガン見をさせました。 座る行為自体が自制となっているし、顔は真面目な表情をしていても、座っていればボディサインとして好戦的には映らないというのが理由です。 そういう意味では僕も他犬をスワレの指示でやり過ごすことはありますが、大きな違いは、自分に注目させながら座らせるのではなく、気になる相手を見せながら自制心を強化するイメージです。 それと、何かアクションを起こそうとしていた犬を座らせると、そこからはウォッチャーに変わるのが面白いです。 でも、スワレの指示を聞いてくれない状況では、犬はウォッチャーになる気はないとも言えるので、そのときは別の方法を取ります。 指示動作の中でも「スワレ」は必要ないと仰る方もいますが、それは個体と状況によると思っています。( ^ω^ ) 

同じように子を持つ母として、Tくんをこのご家庭で生涯飼育できたこと、お嬢さんたちのために本当に良かったと感じています。
痛い、怖い目にあったTくんは本当に気の毒だったと思いますよ。体罰は許されるべきことではないでしょう。
でもそのことに気付き、そこから家族一丸となって正しい方向へ進んだご家族の頑張りは、お嬢さんたちに「動物を飼うことの責任」を教えたのではないかしら。
もちろん、結果良ければすべてよしとはならないでしょう。
でもそれはこのご家族が一番分かっていらっしゃるのでは。
罪を憎んで人を憎まず。これからも助けを求める人の手をしっかりと握ってあげてくださいませ。

ごめんなさい、追伸です。
読んでいて思ったのですが、こういう状況でのオスワリって、人にも犬にも具体的で解りやすかったのかなぁと感じました。
もちろん、咬ませない環境を整えることが一番大切なのでしょうが、とっさの状況で、咬みがでそうなときに、具体策があるというのは、人にも犬にも安心感を与えることなのかしら、なんて思いました。
お門違いだったら、シツレイ!(^_^;)

主さんへ。

いつもコメントありがとうございます。
トラバも、重ねて感謝いたしております。
あははは~シリーズ記事…かぁ(^-^;
そうかぁ、そうなりますよね。
シリーズ化するつもりはトントなかったんですが、いろいろとね、誤解もあるかなぁ~、とか思ってしまって…
ちょっと続きを、と、思いました。

>問題への対応は個別オーダーのオリジナルレシピですので、何でもかんでもオスワリで問題対処できる訳ではないですよね。 そこをしっかり理解して欲しいと、僕も思います。

そう主さんの読みのとおりに、へちまこはね、Tくんには自制を教えたんですよ。
それに人側には、一番わかりやすい犬の体勢だろうと思ったからです。
子どもさんにも教えやすいし、簡単な指示ですからね。

文章にすると簡単にTくんがオスワリをしてくれたように見えますが、実は、とても大変なケースでした。サークルの面もたくさん使いましたし、お部屋の間取りなんかも変更しました。
とにかく咬ませない、咬まれないようにするのが大変でした(環境の整備ですね)
咬んでくるスピードが1秒以下なら、ああ、ダメかもぉ~と思ったんですが、Tくんは1秒以上の速度でしたのでそれも幸いしました。咬んでくることを躊躇うように一瞬止まるような感じもあったので…。
咬めば咬むほど犬は、咬むという反応が早くなりますものね。

>これは余談です。 その昔、若かりし頃のタローが他犬をガン見したときは、歩きながらスルーさせたりもしましたが、当犬が動きたくない時は座らせてガン見をさせました。 座る行為自体が自制となっているし、顔は真面目な表情をしていても、座っていればボディサインとして好戦的には映らないというのが理由です。 そういう意味では僕も他犬をスワレの指示でやり過ごすことはありますが、大きな違いは、自分に注目させながら座らせるのではなく、気になる相手を見せながら自制心を強化するイメージです。 それと、何かアクションを起こそうとしていた犬を座らせると、そこからはウォッチャーに変わるのが面白いです。 でも、スワレの指示を聞いてくれない状況では、犬はウォッチャーになる気はないとも言えるので、そのときは別の方法を取ります。 指示動作の中でも「スワレ」は必要ないと仰る方もいますが、それは個体と状況によると思っています。( ^ω^ ) 

ただ単にすわらせればいいというのは芸事のひとつになりかねませんが、スワラセル目的というものをちゃんと理解して、実用的に使うことができなければいけないなぁ~と思っています。

ルークママさんへ。

二つもコメントありがとうございます。

へちまこも、ここで手を引かせては子どもたちのためにならないのでは?と思いました。
虐待の連鎖を止めるには、子どもたちへの教育は大切なものだと思っています。
まして、Tくん一家は虐待という認識がなかったのですから…ホント、罪は憎んで人は憎まずですね。

誰かに飼ってもらうという選択もあるには違いありませんが、子どもたちはいずれ大人になるでしょう。そのことを考えると、『命を迎え入れ、そぐわなければ誰かにあげる』は、飼育放棄を認めることになると思うのです。どうにか飼育を継続させるべきなんですよ、子どもたちのためにも。
基地外的な虐待をするような、サイコパス以外なら、どうにか軌道修正を目指していけるのではないかと思っていますが、中には、信念(犬には体罰が必要)を曲げない方もいるから…難しい時もあります。

>ごめんなさい、追伸です。
>読んでいて思ったのですが、こういう状況でのオスワリって、人にも犬にも具体的で解りやすかったのかなぁと感じました。
>もちろん、咬ませない環境を整えることが一番大切なのでしょうが、とっさの状況で、咬みがでそうなときに、具体策があるというのは、>人にも犬にも安心感を与えることなのかしら、なんて思いました。
>お門違いだったら、シツレイ!(^_^;)

いえいえ、お門違いじゃあ、ございませんとも!
そう、咬ませない状況を自分で作らないとね。
何のためのオスワリかって聞かれたら、咬ませない、咬まれないために座らせるのですよ。
次のアクションに移らせないためにスワラセル…具体的ですよね。
これができさえすれば、人も犬も安心できるということは、ストレスもため込まなくて済みますものね。
ほめてあげられるし、ほめてもらえるしで、よい結果になりますものね。

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