犬の砂場…より。 ωな実力。
ちょっとBreak
このショットもお気に入り~。
『近寄りがたいけどぉ~~気になるお方、ふりむかないでぇえ~~♪』
静かに語る柴女子。
知らんふりしてるけど、リデルはみかんちゃんがそばにいるのを知っています。
あえて気付かないふりはしてますが、耳で、相手の位置は分かっています。
犬たちって、相手の立ち位置への理解、早いですよね!
では、B・コリーちゃんとチェシアの3回目の出会いです。
チェ『えへへへ~、また会えましたぁ~』
ボ『あんた・・・・』
チェ『ふふっふ~~o(*^▽^*)oくるのくるの?おいかけてくれるの?』
ボ『ぶっ飛ばすヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)`Д゚)・;』
わめかなくもなってきてますが、あいかわらず同族を見る目はキビいしい
アングルを変えました。
恐い顔を作らなくなってきていますが、相手を受け入れようとは思ってはいません。
でも、社会的距離の幅は狭くなってきました。
ふたりして何かに気を取られたところです。
犬って目の前のものに囚われやすいって、よくわかりますね。
だから犬の視線を遮るようなヒトの介入が有効になるんですね。
B・コリーちゃんが振り向いたようですね。
ちょっと逃げ腰のチェシアですが、自信はなくしていないようです。
この場を頑張れるようです。
B・コリーちゃんのリード、張らなくなってきてますね。
自分で自分の身体を止めています。
離れては近づき、近づいては相手を試すかのような行動が多くなってきています。
口、緊張してますね。
この口の開け方が変化します。
ボ『ばかか、この黒いのは!遊んでなんてあげないって言ってんでしょ、わかった』
チェ『えええええ~っなんでぇ、ねぇ、どうして、ねぇねぇ、ねえさん、Happyになれたの?』
相手に対する犬語が少し優しくなってきています。
前傾姿勢も(威嚇的な態度にひるまない場合、戦う準備があることを伝えるそうですよ)それほどではなくなってきたような…。
動かなかったしっぽが揺れ始めました。
あまり気分はよくないという感じのしっぽの使い方ですが、情動部分に変化が表れてくるかもしれません。
追い払われました。
ボ『またきたわねーーーー』
でも、身体には力が入っていない状態ですね。
チェシアの再度の接近です。
チェシアは少々挑戦的ですが、チェシアにとっては遊びの挑戦です。
それにB・コリーちゃん、口角の緩みが見え始めています。
不思議な光景でしょう。
へちまこがTeaching Dogたちに興味をひかれるのは、なぜこうまでして、同族と関わろうとするのかが、いまだによくわからないから…。
だって、失礼な言いしちゃいますが、なにもこの子を相手にしなくても、この日にはたくさんのすぐに遊んでくれそうな同族がいるんです。
でも、チェシアはこのB・コリーちゃんだけを気にするのです。
なぜ?
へちまこは、その答えが見つかるまでTeachingをしてほしいと思っている…実にニンゲン的な考えでリデルに『勝手なことを!』と、叱られそうだけど…ね。
一歩間違えば傷がつくかもしれないけど…そう、B・コリーちゃんの飼い主さんも気遣ってくださった『怪我させていたら、ごめんなさい』って。
でも止めようがないの。
そして気になさらないで。
へちまこがタスクを教えるより、アジをするより、そして、食べ物よりも同族との関わりを強く求めてしまうの。
なぜなんだろう?
チェシアやリデルが同族に伝えたいことは、犬に戻ればいい…と、いっているのかもしれない。
あの子と仲良くすれば人からおいしいものをもらえるとか、仲良くできたら飼い主からほめてもらえるとか…TeachingDogたちはそんな考えのもとでTeachingするわけじゃないから。。。
ヒトが調整した仲良しは、やはり人のものだからだろう。
この行ったり来たりの行動をけっこうやっていました。
するとね…
威嚇的な行動なんてなくなって、体に緩みが出てきて、ごく自然に相手を受け入れるのよね。
ほら、おたがい視線をそらし、お互いの体の立ち位置がまるでシンクロしているみたいですよね。
そして、このあと・・・
ねぇ。ママ…と、この日、初めてコマンドなしで飼い主さんのもとへ。
ねぇ、あのこなんなの?と、初めて飼い主さんを頼っているみたいですね。
ボ『ふ~~~ん どうしたのよ、また来て…』
ボ『わかったから、わたしは今遊ぶ気分じゃないからね 近づかないで…』
チェ『うん、わかった。ねえさんの言葉わかった』
頭を下げるB・コリーちゃんに対してのチェシアのCSですね。
偶然なのか?
チェシアに使う、なだめのシグナルなんでしょうか?
ほら、初対面とは違う言葉を見つけたでしょう。
この言葉の意味を知っている犬なら、これ以上はしつこくしないでしょう。
それに後ろから近づくことは犬社会ではルール違反ですものね。
チェシアのCSですね。
B・コリーちゃん、威嚇的な行動はやめて、この黒くておチャラケた子に興味を持ってくれたみたいです。
本当はこのふたりは走りっこできたと思います。
もうもうもうこうしてやる~、と、ボーダーが追いかけだせば、そのままプレイになり、走り終えた後は満足げな顔をしたと思えるのです。
興奮して危ない?
このふたりのボディランゲージやシグナルをちゃんと読めるヒトなら、危ない走りっこはしないとわかるはずですよ。
続きます…。
只今、ウェブページを模様替えしています。
ハーネス購入の仕方や、これからの活動や運動を載せようと思っていますので、こうご期待くださいませ
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コメント
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こんにちは!
今さらになってしまいますが、、先日は見学させて頂き、ありがとうございました!
こちらの暮らしにすっかり戻りました。
今回、ボダちゃんとチェシアちゃんのセッションを拝見できて、ピーンとつながるものがありました!
我が家のボダ、フィンも、誰でもウェルカムなタイプではなく、
ましてや、一緒に走りっこで遊ぶことが出来るのは、ただいま、唯一、フラット系のルルちゃんだけです。
チェシアちゃんの動きを見ていたら、そのルルちゃんがピタリと重なったのです。。
最初は、フィンも今回のボダちゃんと同じような反応をしていました。
ウキウキとお誘いにくるルルちゃん(ノーリード)に、
「なんだよ、お前、馴れ馴れしいんだよ!来んな!遊ばない!あっちに行けよ!」でした。^^;
そして、チェッちゃんのように、おちゃらけて(笑)何度もトライしてくれるのでした。(フィンの場合は日を改めて、ですけど)
数回会っているうちに「あれ?このコ怖くない?」と分かってきた感じがあり、
フィンは犬に噛みつくタイプではないので放してみたら、追いかけっこが始まり。。^^
最初はムキになった追いかけ方だったけど、決して触れないし、
すぐに穏やかな追いかけっこになりました。
今や、ルルちゃんが大好き!!という感じです。^^
しかも、それまで黒い大きいものって怖がる事が多かったのに、黒くて大きなものを見ると、
ルルちゃんじゃないかと期待でお耳ピン!です。
それで全てのワンコにOKになるわけではないけれど(笑)、
遊びの雰囲気とか、犬との言葉は格段に増えたように感じています。
少しずつ、こういう穏やかな交流が増えていけたらいいな、と願っております。。^^
今回のボダちゃんとチャッちゃんもこれから、どう変化していくのか楽しみです。
ほんとに、私も、一緒に走ったらすぐにお互い満足顔になると思います。
「ばかか、この黒いのは!」(ごめんなさい、この台詞、ツボです。。爆)から、
ひとっ走りで変わりそう。
今回のボダちゃん、人間には、超かわいいスマイルを見せてくれるんですよね。
チェっちゃんにも、ボダ姉さんの美しいスマイルを見せてあげたい。^^
また「砂場」にお邪魔させて下さいね!本当に勉強になりました。
犬無しのほうが、観察する事に集中出来て、返って良かったと思いました。
でもいつか、フィンも連れて行ける日を楽しみにしています!
投稿: アヤ | 2011年12月13日 (火) 06時37分
アヤさんへ。
こちらこそ、ご挨拶もそこそこでお別れしてしまって
悔みに悔んでしまいました。
アヤさんとは、なんだか初めてお会いしたという気になれなくて
以前から知っていて、どこかで会っていたような気がしています。
不躾ですが、率直にそう感じてしまいました。
今回のボタちゃんも、攻撃的な言葉を話しているようにみえますが、
けして、そうじゃなくて、大げさな表現なだけなんですね。
たまたま歯が当たっただけで、怪我させられた、なんて言われちゃうと誰でも落ち込みます。
そして、チェシアのような犬も誤解を持たれてしまうタイプです。
犬が何を伝えたがっているのか?
どうしてそのような行動をするのか?
利己的といわれる動物なのに、自分の得にもならないことを、なぜ、しようとするのか?
そんな部分に気付いたアンジェラ・ストックディエルというヒトがいることがすごいと思うのです。
ボタちゃんには大きなお世話だったかもしれませんが
次回会うときのボタちゃんとチェシア、そして、数々の犬たちとの会話にどのような変化がもたらせられたか、気になりますよね。
犬社会のことは犬以外は教えることができない…
この日も犬たちを見ていて、このアンジェラの言葉を思い出しました。
お忙しなか、こちらまで出向いてくださり
感謝しています。
ありがとうございました。
アヤさんも、またぜひ「犬の砂場」に来てくださいね。
アヤさんと知り合うことができて本当に良かったです。
そして、近い将来に、ぜひぜひフィンくん同伴で
お会いできることを楽しみにしています。
投稿: へちまこ | 2011年12月16日 (金) 23時30分