フリースラインドハーネスを使うすべての人と犬たちへ…追記。
落ちついて相手との接触ができる、という犬飼人の観察眼あるなら、自分の犬の動きに合わせてするするとリードを伸ばす操作をして、犬同士の交流のサポートをしてあげます。この場合、双方の犬、またはどちらかの犬が必ず落ち着いていることが条件になります。双方、落ちつきのない興奮した状態での接触は、一般飼い主は避けるべきだと思います。
前記事のことで脚側に戻して仕切り直しても、早足になる、どうしたらいいのか?という質問メールが数々来ております。
今回はそれについて…
前記事は、FLH装着時のリードによる犬へのテンションのかけ方と止め方、前傾姿勢では前進できないし、欲しいものも手に入らない、なら、一時その行動をやめて、飼い主に指示を自ら仰ぐ、または、気付かせるということをみなさんに伝えています。
長いリードのお散歩でへちまこがとても気になることは、リードの先で犬が迷子になっていて、リードの後方から付いてくる飼い主にまったく注意を払わなくなっている犬たちを見かけることなんです。
ロングラインでのお散歩の目的は、最終的には犬がなんのテンションもなしに(名前は重要なバックアップです)飼い主を自ら確認する作業を教えることです。
その前段階が、名前を呼んでごほうびを与える、舌打ちを使って振り向かせるということになリます。
では、早足になる子の対処ですが、まずは落ち着かせるということになります。
戻って脚側についても、食べ物を食べるとすぐに早足になって歩きだす、リードをガンと引くという状態なら、ごほうびの後リードを短く持ちやや後ろに引き気味で固定します。
そら戻って食べたから早く早くという犬からのせかされるような様子があれば、犬を見ないで傍らで固定します。
リードに犬の力が加わってる間は、頑として動きませんし、言葉もかけません。
食べ物を出してテンションもとりません。
とにかく犬のせかせかした行動が落ち着くまで待ちます。
そして犬が落ち着いてきたら、リードへの力を抜き犬がその場にコマンドなしでとどまっている状態を確認します。
リードやハーネスが緩んでも犬がとどまっていたら、落ちついた声でほめます。
ほめている最中に動きだそうとしたら、諌めます。
犬の目や身体の形や筋肉の張りなどにも緩みが見えていたら、「ゆっくりね~、そうだよぉ~」と、穏やかな声かけをして前進してもいいと促します。
で、ゆっくり歩いている間はするするとリードを伸ばして、犬の動きに合わせ前進させます。
ユルユル歩けていたら、そのまま後からついて歩いて行くのもいいと思います。
早足になりそうになったら、早足になる前に圧を数回に分けて犬にかけます。
圧をかけることで、ゆっくり歩くことを気づかせます。
犬が圧に気付いて脚の速度を落としたら、リードをするすると伸ばすかそのまま犬を先行させて、人は後からついて歩いてあげます。
早足になったら圧をかけて止めます。
この場合、ガンと圧をかけることは極力避けて、数回に分けて圧をかけるようにします。
ただせかせかした早足になるということは、お散歩が足りてない場合やリードが短すぎるということも考えられますので、犬が満足できる質のよいお散歩ができているかどうかも関係します。
極力、犬を止めないで済む、お散歩コースや広いところでも自由散策の時間を十分とってあげてくださいね。
引きの強い犬って、ハーネスでは大変ですよね。
FLHは係留用のハーネスではないので、強度の面では弱いです。
また引っ張りが定着している犬の場合は痛みも早いです。
若い犬で引っ張り矯正中なら毎日点検し、痛みが出始めたら新しいものに取り換えてあげてください。
首輪と連結する方法は大きな子にはお勧めです。
相性のよいカラーは、プレミアカラーが一番でした。
カラーのDかんにカラビナなどを使って長さを調節し、FLHのDカン部分に連結させます。
こうすることで、FLHの補強ができますし、強い引っ張りにも対応できます。
プレミアカラーと連結させる場合は、カラーはあまり首ぴったりにせず、指4本が入るぐらいに調節するとよい具合です。
チェシアも近ごろは2mのリードでも、速度を抑え気味で道路を歩けるようになってきました。
思えば、10mから8mへ、そして5mから3m、それから2mという地道な道のりでした。
転ばされたこともありました(;´▽`A``
革のリードを引きちぎられたことも(傷ついてたのを気づかなかったんですが)
係留していたら、カラビナが曲って使いものにならなくなったことが3回ぐらい…
今でもたまにガンとへちまこにショックを入れてくれますが、か細い声で「痛いよ…(ノω・、)」というと、「ああ、そんなはずではなかったの(´・ω・`)ショボーン」と、心配顔でそばに戻ってくれるようになりました。
そう、チェシアは…力持ちだけどやさしい子なんです。
2mで引っ張らずに歩く、またはそれよりも短いリードで歩かなければならないのは、都会に住む犬の宿命だとへちまこは思っとります。
そんな中で、犬たちに少しでも不自由な思いをさせないためにも、犬が自分で飼い主の立ち位置に気付く、というトレーニングを、毎日コツコツ積んでいかないとならないなぁ~と、へちまこは思っとります。
そうそう、チェシア、今月で1歳になります。
フフッ…レオンくんもやさしいね~(*^-^)
早いもんですね、犬ってすぐに年とっちゃっうから・・・だから毎日犬見て暮らしたい。
では。
文字面にすると細かなニュアンス等が伝わらず、こちらへこられない方にはご迷惑をお掛けしていますが、なるべくわかりやすくご説明していこうとは、へちまこ思っとりますので、ご質問メールはありがたいですよ。
ただここに書かれることは、これまでの経験や実体験に基づくもので、これですべての犬が当てはまるというものではないと思うのね。
どうしてもわからない、うまくいかないという方は、動画くださると、ありがたいですm(_ _)m
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