犬同士で分かち合えたもの。
まぁ、いろんな意見があるんですよ。
危なくないのか…とか、犬任せにするなとか…
ストレスだとか?
なんていうんですかね。
でも上のフタリの関係、犬同士の関係の修復ができたのは、ヒトではありません。
犬同士だからできたことで、アンジェラ・ストックディエルというTeaching Dogのパイオニア的な存在がなければ、へちまこもにわかに信じがたいことだと思いましたから。
だから時間とともにその環境に犬が慣れとしても、犬の情動に働きかけるのは環境ばかり、ヒトばかりではないと思えるんです。
ヒトはしょせんヒト…犬ではありませんよ。
犬のすべてをわかったような口ぶりはへちまこは好みません。
犬だからステキ…そんなこと犬に聞いてみないとわからない…
なんて素敵な言葉かしらね。
この日のおりべちゃん…と、
であったころのおりべちゃんとチェシア・・・
むき出しの牙と大げさな威嚇。
この日のおりべちゃんがチェシアを受け入れるようになったのは、どういうわけ?
それはこの子たちにしかわからない何かがあるとしか思えない。
計り知れない犬語の世界を壊すも豊かにするも、それは人間次第でしょ?
おりべちゃんは、出会った日からずぅーーーと、チェシアを観てたのかもしれない。
どうして自分にあんなにかまうのか?
どうしていつも誘いに来るのか?
どうしていつも口争いの仲裁に来るのか?
そしてどうして、どうして、他の子のように遠ざかっていかないのか?
あたしはあんなに怒鳴ったのに…
あたしはあんなに喰いついてやろうとしたのに…
あたしはどうして、どうして、本当はどうしたかったんだろう?
とか、おりべが考えていたら、それこそ面白い擬人化だけど…
で、アンジェラ先生の「Teaching Dogは、相手をハッピーにしたいって考えているのよ」という言葉…今なら信じられるなぁ。
気に入らないやつなんて犬だって誰かしらいるでしょう。
人だってそうなんだから。
でもね、この日のおりべちゃんのこのHappyそうな笑顔…
それは犬同士で分かち合えたものだと思うのね。
ヒトはその場を提供したに過ぎないと思うの。
人間考えすぎてはいないだろうか?
犬同士ではダメなんだとか、ストレスばかりだとか・・・
考えすぎじゃないか、ニンゲン。
人と人との関係もストレスフリーとは行かないけど、それでも人を求めるのはなぜか?
やはり同族だからでしょ。
あくびをしたからストレス、舌を出したからストレス、首を掻いたからストレス…ストレスサインばかり見て、その反対にあるモノを観ないなんて、損だわ~とへちまこ思うのね。
そのストレスというものを乗り越えて、その先にあるものを探し求める犬になってほしいと願っていますよ…それが犬の砂場の総意であってほしい。
では。
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コメント
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適度なストレスは必要だと科学的にも証明されていますよね。
「ちょっと緊張した」「あの子嫌いだと思った」「びっくりした」「ほっとして気を取り直した」そんな日常のストレスサインにいちいち目くじら立ててては生きていけませんものね。
もっと広い視野でまさにその先にあるものを見ていきたいですね。
投稿: あみKEN | 2012年2月29日 (水) 14時06分
あみKENさんへ。
そうなのね!
適度のストレスは必要だと思うのね。
なにも刺激のない毎日は人だって退屈しすぎるものね~。
人は退屈だとネットしたり、TV見たり、本読んだりできるけどね。
何から何まで、ストレスでは片付けるのはいかがなもんかな~、と思う今日この頃です。
投稿: へちまこ | 2012年2月29日 (水) 23時00分