2012・2・17の犬の砂場 相手の匂いを嗅ぐということ。
横一列に並んで微笑みすら浮かべながら視線を送るその先には?
ええ犬たちがいるんですね。
犬バカ編隊のみなさん、何がそんなに楽しいのか?
そりゃぁ、もう、犬がごく自然に振る舞うということ…なのかしらね。
挨拶したけりゃすればいいし、したくないならしなければいい。
お利口だから挨拶上手?でもないし、社会性が高いから誰でも受け入れる?わけでもないと思うしね。
この日のヒトのみなさんの幸福そうな笑顔に花丸ですね
そう。へちまこ思い出しました。
市民祭りの簡易ドッグラン…犬たちが遊びだすと一般市民のみなさん、見入ってました。
犬の遊びを観てるんです。そりゃー、楽しそうに。
そして口々に「犬が飼えないけど、毎年見に来て楽しんでます」と言う方がけっこうな数でいらっしゃいました。
犬たちの遊びはまるでダンスのようだ…「犬語の話しかた」の著者、スタンレー・コレンはそう表現していたように思います。
さて、ボーちゃんなのですが、すべての同族を快く迎え入れれるようになるのか、というと、それはこの先もあり得ないかもしれませんが、自分の行動の何が相手の怒りを買うのかが理解できるようになってはほしいとは思っています。
ボーダーには多いのが、相手を見つめてしまうことなんですね。
お仕事がら、羊を目で動かす、というぐらいですから…まして、ボーちゃんはファーム系のボーダーです。
上の画像、リデルを睨むんですね。
リデルはあえて視線を外していますが、内心は(○`ε´○)でしょう。
チェシアがフタリの不穏な空気を読んで入りはじめています
リデルは なんなのあのこ、いつも睨んで、と、へちまこにに伝えています。
チェシアは、ボーちゃんを監視しています。
ボーちゃん、ちょっとリデルが怖いのかな…
先制威嚇です。
その威嚇にリデルが一歩出てきています。
アンタ、いい加減にしたら、本っと、気分悪い…というリデル。
その行動ににムキになり、更に威嚇するボーちゃんにチェシアの Splitting Up です。
リデルは、はあぁ~~~ヤッテラレンワ…ヽ(○´3`)ノ フッで、もう沈下しています。
チェシアの犬語をちゃんと理解しています。
それでも、リデルに食い下がります。
やる気満々ですが、頭にすぐに血が上る( ゚皿゚)キーッ!!というタイプがボーちゃんです。
(#゚Д゚)y-~~イライラとするタイプがリデル。
さて、どちらが冷静か?
止まって相手の動きを観ることができる方が冷静ですよね。
チェシアは真剣です。
怒らすとどちらが怖いか、よくわかっていますし、どちらを止めるべきかも知っています。
チェシアの Splitting Up で、少し興奮が収まりました。
ボーちゃん、自分で争いの種、まいてるんだけどな┐(´-`)┌
チェシアに促されるように下がるボーちゃん。
やめようよ、平和が一番だよ。
リデルはボーちゃんを挑発してはいません。
ボーちゃんは自分が相手を睨んだ結果…ということが分からないのです。
そして、この後、やはり、驚きの場面が…
チェシアはボーちゃんを守ってるわけではありません。
トラブルのもとを抑えることを知っているにすぎません。
でもこれがTeaching Dogには必要な素質なのです。
チェシアの匂いをかぐ、ボーちゃん。
ボーちゃん、自分でチェシアの匂いをかぎに来てました…驚きです。
あたちだよ、落ち着いてね…と、いわんばかりのチェシアです。
このような匂い嗅ぎの使い方もあるんですね。
ボーちゃんの飼い主さんの足元に居座るチェシアです。
それを許すボーちゃん。
ボーちゃん、チェシアには寛容になってきましたね。
この日は幾度となく、チェシアがボーちゃんの行動をコントロールする姿が見られました。
少しナンバーが飛んでいますが、チェシアはボーちゃんから離れません。
監視してます。
はいはいはいーーー、離れる離れる…
はいはい、観ないよ、観ないよ~。
ヒトの行う Splitting Up より判断が早いですね。
こういったことはヒトがいくらガンバっても犬にはかなわないことです。
アリアンちゃんに匂いをかんでもらっています。
チェシアにとって相手に匂いをかんでもらうのは、安心のバロメーターみたいなもののようです。
へへ~、チェっちゃんねぇ、とことん平和主義ね
匂いなんていくらかんだってへるもんじゃなしぃ!
おいらを観ろよ。
ほら、おいらだよ。
いいもん持ってんだぜ、おいら
チェシアの無関心ぶりがおもしろいですね。
あら、いっちゃうの?
ほら、おいらのいい型になったボトル見てよ…ねぇ…
うん、チェっちゃん今はいい
思いがけないチェシアからの肩透かしにあい、拍子抜けのオーパスくんです。
犬の社会化が声高に言われる昨今…
会わせるだけでは犬同士の社会化にはならないし、ヒトの繁雑な介入がありすぎても社会化にはならないのが犬同士の社会化。
年の近いもの同士、同じ犬種同士ばかりでも社会化にはならないと思うのです。
子犬期からより多くの犬種、さまざまな個性を持つ犬たちとの出会い、そして遊びをとおして学ばなければ犬同士の社会化はできないのかもしれませんね。
その中で、その子の本当の姿、つまり、気が短いとか、のんきだとか、フレンドリーだとか、はっきり物いうタイプとか…個性を認め合うことができればいいと思うのです。
ああ、キミって、そういう子なんだね。
ここはこちらが気をつけよう…とかね( ^ω^ )
でもそれはやめた方がいいよとか…
そうしながら、少しずつでいいから、相手を認めることを学んでくれるといいなぁ~~と、思いつつ、犬の砂場は開かれるのです。
続きます。
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