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2012年5月30日 (水)

ごほうび・ルアー/ごほうび・ワイロ Repeated mission leads to success.

Dcim0279
リデルの新しいtaskです。

数字を覚える。

そうそう、過日になりますが5月23日にダンバー先生のセミナーを聴講してきました。

4日間あったんですがアリスのこともあり、今回は23日の「トレーニングプロセスの最終段階の成功で、フードが消える」が気になりこれを聴講。

taskをしていると、食べ物の報酬は欠かせないもの。

特に新しいtaskを教え初めには大量の食べ物のを使わなければならないのです。

でもいつかは、ひとつの流れのtaskを犬にミッションとして(使命感のある任務とfuntaskuではしばしば使います)完了させてからの報酬を目指します。

では、まず、ダンバー先生の報酬の考え方を書いておきます(これは2005年のセミナーでの覚え書)

1.ごほうび:好ましい行動のためのサプライズプレゼント←強化の度合いが上がる。

2.ルアー :行動を引き出す(誘導)ためのもの:6回~12回後取り除く。

3.わいろ :目の前にある場合はワイロ:ワイロがないと行動しない。

と、カテゴリーされて考えています。

今回はこれを改めて確認できてよかったです。

で、taskもいろいろありますが、リデルの場合、新しいtaskを教える場合、まずはAUTO SHAPINGを使います(何かを勝手に拾ってくるのを待つ)

1~0の数字全部を並べずにランダムに置き、まずは何を拾ってくるか、を、探ります。

リデルは自分の経験上、へちまこがフローリングの上に何かをばらまくとtaskが始まると学習しています。(モッテコイができない犬はこの段階は使えない。さらに銜えるということができない犬はモッテコイの段階からは始められないから、自分の犬の一番遠い答えを探らないければならない)

犬には数字など理解できる脳みそなどありませんが、自分に何かをREQUESTされているとは理解します。

REQUESTされていることを聞き取ろうとリデルはへちまこの言葉を拾おうとします。

これは(数字ばらまき)ダンバー先生の言うところの先行刺激となり、さらにへちまこがかける言葉「探してきて」を聞き取り、あのばらまかれたモノから何かを探して持ってくる、を、実行します。

で、犬も一番気になる形があって、リデルは2を拾ってきました。

犬に選択させるのはそのもの自体に犬にとってインパクトがあるものだからです。

2を受け取って、ごほうび(ワイロは使わないでいいレベルの犬は使わずに最初からごほうび)

2を選択したなら、2を入れてここへ別の数字をひとつずつ増やしていくというやり方を繰りかえします。

この時点で2という言葉を犬が拾うまで発し続けます。

違う数字を拾ってきたら、受け取らない、ほうびを出さないという対応をします。

あ、そうそう、犬に英語で指示は聞き取り易いモノなんですが、来年度小学1年ということで日本語での指示になりました。

いち、に、さん、し(よん)、ご、ろく、しち(なな)、はち、きゅー、れい、日本語は文字数、発音数が少なく似ているモノばかりで犬には聞き分け辛いモノになります。

英語なら、ワン、ツゥー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト、ナイン、ゼロで頭の文字の違いがありしますし、かなりことなった言葉として捉える事ができますが、日本語の四とか七とか八などは犬も聞き分けにくくなります。

ああ、それからこの文字数違いって犬にとって重要のようで、犬は文字の数で覚えるとも言われています。

そして発する時の注意として、最初の言葉(一なら、い’だね)にアクセントを置くもの、真ん中におくもの、似ているモノは違う言いかえを選択(七と八は似てるからナナにするとか)、伸ばすところを作る、など人側が工夫しなければならないことがたくさん出てきます。

ちなみにリデルは現在、さん(3)とよん(4)の聞き分けが難しかったようで、3を拾う4をREQUESTすると、「ワン」と吠えること数回…いや、違うんだよ「よん」、リデル「ワン」…(;´▽`A``

あああ、もしかしてあのコマンド「リデル、ワン!」「リデル、よん!」似ている…ここかここが聞き分けられないのかで「よん」を「よ➚ん」と発音することで解消。

新しい数字を加えたら一度知っている数字を拾わせ、残った数字を言うと犬は当然「?」となるのですが、残った数字を(この場合4ね)拾うまで「4」を言い続けます。

犬は残った数字を必ず拾って持ってきます。

口にくわえた時点でほめ言葉をかけ、受け渡してくれた時点でごほうび。

完成系は、1+1=がコマンドになり、リデルは2を探して持ってくるとなります。

ああ、子どもたち驚くダロナ~、喜ぶダロナ~と、想像するだけでも(0゜・∀・)ワクワクテカテカ。

Dcim0280

4を拾う前に軽い消去バーストを確認(その場から離れて部屋を一回りする、長いバウを4にする、床をひっかくetc.)

以前、パズルで図形を覚えさせるときに積み木を投げつけられた時を思えば、かわいいもんです(;´▽`A``

taskの機材に当たらなくなっただけ、リデルも大人になりました。

そして、いいですか

みなさん、犬は新しいことを理解する、または脳みそが革新する時には消去バーストは小さかれ、大きかれ、必ず起こってくる現象なんですよ。

これが学習無欲症など引き起こしません。

次のステップに進めるためにも消去バーストを起こさせないとね。

犬が、きーーーーーいっ(#゚Д゚)y-~~イライラモムーリ!o(゚Д゚)っとなっても、人は待つ。

それをかわいそうと思ってすぐに食べ物を出したり、答えを教えたり、イラつかせていやな飼い主だと思わない。

何がかわいそうなのかって、犬も自分で考えられる脳があることや、自制しなければ答えは見つからないんだよって、犬に教えてあげられないことではないのだろうか?(特に神経質ですぐにキレるタイプにはワイロよりもルアー・ごほうびトレーニングがお勧め)

忍耐、根気、継続は人側への言葉だと改めて認識するのがtaskかもしれないと思いました。

そしてね、いつもでもいつまでも、食べ物を先に提示していると、ごほうびがワイロになってしまって、複雑なtaskはドン詰まる。

いちいちワイロ提示では犬にやらしている感が否めない。

taskに必要なことは食べ物を使用するにあたって、ワイロではいけないということ、でも、これは普段のマナートレーニングにも言えることだと思います。

ワイロばかり使っていると犬が指示に反応しなくなると言うことが起こってくる。

すると、ワイロの質を変え品を変え、犬の注意を引こうとする。

その底には人の食べ物依存があることを意識しなければならないように思うのね。

では~~

あ、そうそう、朗報朗報~~~。

FNUTASKを犬と楽しんでみたいけど、インストラクターさんが見当たらないという犬飼人さんたちヽ(´▽`)/

教室をいつもサポートしてくださるO先生とそのお仲間が下記でFUNTASKのレッスンしていますので、興味のある方は覗いてみてくださいね~~。

インストラクターさんたちはPUPSの専属イントラでもありましたから定評ありますよ。

Thinking Paw http://ameblo.jp/thinkingpaw

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