脚側(heelWalk)を教えるのではなくて、緩んで歩くことを教える。
フリースラインドハーネス並びに、パーフェクトフィットハーネスをご使用中のみなさん、どこでご購入いただいても、犬の体に負担が少ないハーネスを選んでいただき、へちまこありがたい気持ちでいっぱいです。
特に成長過程の子犬ちゃんたち。
人間の子どもの足の成長著しい故に起きる靴の買え換え。
これを子犬の保護者さんにも目指していただきたいと思っていますよ。
成長が早いからモッタイナイ~。
成長期が終わったら買え換えしなくてもいいからそれまで待つ~~なんてこと考えないでくださいね。
あ、それから、本ブログの更新が滞りがちで本当に申し訳ございません。
まぁ、本人のやる気の無さも関係しますが、非公開も入れると今まで以上に「納得するモノを書く」を書きたい気持ちでいっぱいです。
毎日更新は難しいのですが…ぼちぼちで行かしていただけるとありがたいです。
さて、ハーネスではリード引っ張りが強化されてしまうという都市伝説なみなことがささやかれますが…
あと姿勢が悪くなるとか?
背骨が曲がるとか?
確かにハーネスは首輪やチョークよりは抑制力は弱いでしょう。
でもそれでいいんです。
すぐに脚側を教える必要などないとへちまこは思うのです。特に子犬ちゃんには。
チェシアはへちまこのところに来てからずーーっとハーネスユーザー。
そのハーネスユーザーのチェシアの姿勢は悪くなったと思いません。
そして、近ごろ、チェシアはゆったりと歩ける時間が増え、玄関からのダッシュもなくなりました。
お散歩出はじめはテンション高めですが、それでも以前のガンガンはなくなり、単に『うれしい』と表現するだけであって、外へ出られた興奮を引きずることもなくなりました。
これはパーフェクトフィットハーネスのDリングのおかげですが。
今ではDリングは出はじめの数十分のみの使用になりました。
その近ごろのチェシアの様子と、緩やかで穏やかハーネスライフのようすをお届けします。
チェシアも脚側というよりもゆっくり歩いてのんびり進む教えてきました。
これを教えるにはリードが張ると前に進めないと学習させることが大切。
この方法は即効性は望めません。
だから、ハーネスではダメだとなってしまうのかもしれない。
また、別にアイコンタクトなど散歩時などには必要はないと、へちまこは近ごろ思うようになりました。
上の画像のチェシアの右側の耳はへちまこの声を拾うためにやや後ろ向き。
これさえできていれば人を見上げて歩くなんて言う不自然な犬の姿勢にはならない。
そして、犬は首を落として進むのがごく自然な姿。
人は犬の耳の動きを見ていればいいのです。
何かあれば犬の耳は前を向くし、頭部がやや上がる。
その時に対処できれば遅くはないと思えるようになったのは、やはり、ハーネスとロングラインによるトレーニングのおかげだなんだなぁ~と、思えるのです。
リードは2ⅿ。
最初はこの倍の4ⅿからのスタート。
リデルの1歳6ヶ月時に比べると、力持ちなところを除けばチェシアの方がハーネスでのトレーニングの効果が早かった。
それは、へちまこもハーネストレーニングに慣れてきたからだと思います。
ここまできたら、オンリードでもオフリードの感覚を感じることが…。
足早になりそうになったら「ゆっくりゆっくりだよ~」とか「早いよ~」とかいえば、速度が落ちるようにもなった。
その掛け声と同時にこちらの歩む速度を落としてしまう、という対処でチェシアは学習することができてきました。
こちらが足早に追うなんてことをしなくて、もう、よさそう。
犬に自由な、犬の気持ちに添った、犬がしたいお散歩ということばかりに囚われていれば、犬だけのお散歩になりかねないと思う。
へちまこはコミュニケーションできない、犬との生活なんて想像できないし、つまらないと思う方だ。
立ち止まると、振り向くチェシア。
リードが張る前に自分で察して脚側に戻るようになってもきた。
これもこちらが速度を落とすことでチェシアが気付く。
ただし、この歩道でのお散歩は、この前に大好きなお散歩コースを自由な犬なりのお散歩を楽しんできた後の歩道でお散歩。
人に合わせて歩道ばかりを歩かせているわけでは犬だってつまらない。
好きなだけ匂いをかんでいい場所、排泄をしていい場所、友だちと走って遊んでいい場所、寄り道しながら歩いていい歩道…許可があれば排泄もできる歩道…
チェシアがハーネスをつけてから学んだことはたくさんあるし、教えてきたこともたくさん。
実は、近ごろはほとんどが2頭引き。
チェシアだけ、リデルだけの時間を経て、チェシアとリデルとともに歩ける日がついに来たんだと、ちょっと感激しました。
この2頭のリードを片手で操作しますが、力を使うことは極力しません。
へちまこは、左利き。
だからリードも左手で持ちます。
親指にかけるのは、リードの抜けを防ぐため。
犬とへちまこの距離でまとめて手繰ったリードは手の中に収めます。
リードを手繰る操作が少々面倒くさく感じますが、手繰ったリードは犬を制止する時に使います。
普段は、手のひらを上に向けて犬の行動を制御しますが、手のひらが上向きの場合は犬の力も片手でどうにかなる強さだということ。
リデルの右耳はへちまこの止まった気配に反応しているところ。
片手で2頭引くことができるようなる目安は、それぞれの犬の力を利き手の指一本にひっかけて歩け、一本指だけで犬の動きを制止できるかどうかが目安になります。
また、犬を止めるときのは手繰ってあるリードをじょじょに伸ばすと、犬をイラつかせなくていいように感じます。
要領は、すーーーーっと伸ばしてトンすーーと伸ばしてトンすーと伸ばしてトンで止めること。
犬がリードを引っ張る動きに合わせてすーーーとリードを伸ばし、トン(リードを握る)止めていくとのは車のブレーキのかけ方と同じで犬への衝撃が少なくなります。
声かけは「マッテ」
犬だっていきなりは止まれない。
手を閉じたり開いたりして、リードを伸ばしながら犬を自然に止めると犬も止まり易いようです。
少し力が必要な時には、手の甲を上に向けてリードに下側に圧をかけるようにすれば、ハーネスにその感じが伝わり、犬は即座に止まります。
だけど、犬を止めるのをリードに頼りすぎるのは禁物。
声かけで犬の行動をコントロールできなければ、いつまでもリードに頼ることに。
リードをああして、こうして、こうのばして~~と、頭の中が対処することでたくさんになり、結局はいつまでも同じ間違いばかりなんてことになりかねません。
オフリードの感覚でオンリード…ふむ、だいぶ板についてきたなぁ。
あ、ここまでのごほうびっすか?
いえ、使いません。
使う必要はもうなくなりました。
犬のしたい行動ひとつひとつが、犬へのごほうびだから、その必要はないのですよ。
子犬の頃は確かに使ってました。
ええ、必要ですから。
だって、なにも知らないわからない子犬ちゃんですから。
行動が定着してきたら、つどつどのごほうびなどはすぐに抜いていかないと、いつもでも同じ所で躓くような間違いを起こさせてしまうことがままあるのですから。
ほんの少し前まで、斥候はリデルでした。
今はチェシアに…。
リデルは、ごく自然にそれを受け入れました。
(別にあんたと張り合って歩く気持などない)
受け入れてくれているのだから、せかせかと我先に前を歩く必要はなかったことを、チェシアは最近気づいたみたいです。
リデルと歩く時の我先はなくなった今、シンクロする歩行の速さはへちまこの歩行速度と相まって、とても気持ちのいいお散歩になるのです。
そうそう、脚側歩行なんて、いつもしていたらつまらないよね。
時と場合によって、脚側を必要とする時を保護者さんが判断できればいいのですから。
上の画像では、へちまこは2ⅿほど後ろから歩いています。
通行人とすれ違う時にはリードを手繰り、へちまこの方から犬の側によって、通行人との間にへちまこが入ります。
えっ、犬を脚側に戻さないのかって?
どちらでも同じ結果なら人が犬の側にってもいいんじゃないかと、思えるようになれれば、それは立派なフリースラインドハーネス&パーフェクトフィットハーネスのユーザーになれること間違いなしだと思いますよ(笑)
へちまこは、脚側よりも、大切な人と犬同士でゆっくり歩くこと、穏やかに歩くことをこれからも教えてきたいと思っています。
では。
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