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2012年8月 3日 (金)

犬は数字がわかるのか?

Dcim0512_2
ふふ、リーちゃんね、数字の違いがわかるようになったのね。あ、後ろの壁の穴のこと?あれはね、26歳のおにーちゃんがバスケットボール思い切り投げてあけたの。へちまこにえらく叱られてた~。男っていくつになってもバカチンですね。

リデルの新しいtask、数字を覚えるのその後の報告です。

まぁ。いろいろとありまして、数字を直に床並べるのはやめました。

犬の視線は、人のようにどうも見えておらん…と、気づいたからです。

形のとき、三角や、四角などは、天地がひっくりかえってもリデルは三角は三角、四角は四角と見えていたようです。

が、数字になると、天地が逆になってしまうと、もうわからなってしまうのです_| ̄|○

前回の記事では…

Dcim0279
こんなふうに数字をおいてそこから指定された数字をくわえてくるでしたが、これだと行き詰まりましたil||li _| ̄|○ il||li

4から先がグチャグlチヤに…進まない

私たち人間は数字ということがよくわかっていて、置き方がどう変わろうが数字として捉える事ができますが犬はできないんじゃないか?

そして、人の位置(視線が犬より高い)は数字を俯瞰で見ることができるけど、犬は観ることができないから、指示された数字は分かっていてくわえに行くと、もうわからなくなるようでした(こういった客観的なことはF教官が観察して教えてくれます)

そこで、数字を天地をひっ繰り返すことのないように立体的に捉えられるようにしました。

Dcim0512_3
ちょうどよい、フォトスタンドを見つけ、数字を接着し、また最初からやり直してみて、やはり、こちらの方が犬にはわかり易いことがわかったのですo(*^▽^*)o

もうすっかりリデルの歯型が付きまくっています。

リデルの反復練習の後です。本番までにはボロボロになることでしょう。

また作り直押すことになりそうです。

ちょうどtaskも夏休みに入り、この暑さでお散歩も減り気味。

お家の中で頭を使うことをすると犬もけっこう疲れるようで、よく寝てくれています。

さて、犬に数字を覚えさせる、またはリデルがやっていた形を覚える、この教え方は犬の類推の反復になります。

ものをくわえて持ってくることができる犬なら、とにかくどの数字でもいいので声に出して、犬にその数字を持って来させるか(まぁ、最初はひとつにして下さいね)数字をばらまいてみて、勝手に持ってきた数字を受け取る時に声に出して言います。「ありがとう、3ね」と言って受け取って報酬です。

このやり方は前回の記事に書いたのではしょります。

今まで知っているモノではなく、まったく知らないものを指示されると犬はどうするか?

これが持ってくるんですね。

ヒトが何かを持ってくるように言っている。

聞いたことのない物のことだけど、何かを持っていくのは確かなことだな。

どれなんだろう?

聞いたことないし、どれだかわからないけど…あれはこのことだし、これはこういったときだし…?…

これじゃないかな?

聞いたことのないモノだし、今までのもとは違うもののようだし…と犬は見なすことができるそうですよ。

見なす(不確かだけど仮の根拠でやってみる)1でしょ、2でしょ、3ひとつ増えているから、もしかしたら3って、これのこと?

と、犬はできるけど、あのチンパンジーにはできないことのように聞いています(間違っていたら(*_ _)人ゴメンナサイ 。またはこの情報に詳しい人いたら教えて下さると助かります)

ドッグダンスやアジリティーが犬と楽しむ動なら、いかにも頭を使わないとできないものを犬に教えることのできるtaskは、犬と楽しむ静の部分だと思う。

それに犬の頭脳もまんざらでないとよくわかってきます。

リデルも真剣にへちまこの言葉を聞こうとしますし、わからないともう一度言ってみて、という顔もします。

マジマジと数字を見比べることもあります。

そして、リデルが確信し、決断する時の表情がたまらなくいい感じなのです。

犬が数字を使って計算ができるようにはなりませんが、モノには名前があり、形のひとつひとつに名前があるんだと理解できるってわかってきました。

それにtaskが複雑になればなるほど、人は犬にわかり易く伝えられるように創意工夫をしなくてはならないのことも。

今回も、器材を作るのに時間がかかりました。

数字を立てるスタンドを探しだしたときはホームセンターの通路で小躍りさえ(・∀・)イイ!出ました。

それほどにFUNTASKの世界は奥が深いのです。

(年内1~10は無理かも~(;´▽`A``

では。

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コメント

Σ( ̄ロ ̄lll) 一枚目で数字が立ってる写真を見た瞬間、「その見せ方があったか!」と、またしてもF教官とへちまこさんの閃きに対する衝撃と感動を覚えました。 Taskを見ていて感心するのは、犬にどのように覚えさせるかではなく、犬が理解しやすくする為に道具の作りや使い方を考えるきめ細かさです。 実は犬以上に人のほうが頭を使っていると思うのは気のせいでしょうか? ( ^ω^)   

タローの主さんへ。

覚えさせるか…ではない、と。
主さんの着眼点は鋭いですね。

いろんなことができる犬がいい犬なのかは別に置いといて、taskでは犬にどうわかってもらえるかが、優先されます。

眼の高さや、噛み心地、素材や形状などにも配慮したりします。
犬がくわえるのを嫌がるのはなぜか?とか、乗る気にならないのはなぜか?とかも考えていかないとならないようです。

今回も、確かに覚えているのになぜか数字のそばに行けば行くほど、数字がわからなくなるようでした。
なぜなんだろうと考えると、数字の形が複雑なことと、犬は俯瞰で見ることができないことに気付きました。
そこで立てて見せることにしたら、理解力が上がってきました。

主さんのおっしゃるとおりにずいぶんと人間が頭使いました。
気のせいではありません。
犬にわかり易くするという気の使い方がtaskを成功に導くようです。

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