今日から後期教室、感動ひとつ!
今日から、かわさき犬・ねこ愛護ボランティア 川崎区主催の「犬とのつき合い方と飼い主のマナー教室」、後期が始まりました。
いろいろな諸事情があって座学は中止しましたが、雨で犬同伴トレーニングが流れましたら、ミーティングという形で座学を開きたいと思っております。
長い夏休み、約4ヶ月の間、みなさんがどのくらいたるんでいたか?(゚ー゚;
その確認が楽しみでおりましたが…みなさん、なかなかのもんで大崩れを期待していたへちまこをがっかりさせてくれましたね~o(*^▽^*)o
で、今回目を見張ったのが、みるく&パパさんペア
初回、吠えやむことなく吠え、うなりやむことなくうなり続け、パパさんのことなど眼にもかけていなかった、みるく…そのみるくとパパさんの進歩はスタッフ一同を感心させてくれたのです。
初めの頃、ついぞなかったパパさんへのまなざし~、そして、リードを過剰に張らずに歩くことに注意を払うみるく…すばらしい成長だね。
みるくは、けして強い犬ではありません。
だけど、弱い自分を見せることができず、他の犬や人に吠えかかり、それがストレスになっているようでした。
強くないなら信頼のおける人間の後ろに下がって、その場を任せてしまえばいいのですが、家族であっても、そこのところは譲れないものがあったようです。
でも、ここへ通うようになって、コミュニケーショントレーニングを進めていくうちに、ミルクはとパパさんペアは変わっていきました。
そして、今日、教室に来たミルクは、吠えることなく教室メニューをこなし、パパさんとの抜群のコミニュケーションを見せてくれたのです。
苦手なものは今でも苦手なのですが、以前はその苦手なものをヒトリでどうにかしようと吠えて奮闘していましたが、「いいです。ぼく。ねぇパパさん」と、パパさんの後ろに下がり自らアテンションをとるようにまでなっていました。
過剰にリードに頼ることなくコミュニケーションがとれていたことには驚きでしたよ
本日の幾人かの保護者さん、みるくパパさんのごほうびのあげ方を見習うようにね。
上半身は犬の上にかぶさらないように気をつけています。
以前はこれができず、みるくはずいぶん手前で止まってしまっていました。
そして、ママさんが教えてくれたこと。
「みるくをかわいいと言ってくれるんです」と。
また、こうも「以前は、パパさんから厄介なものとして扱われていたみるくでしたが、この教室で得たモノが大きかったようです」とも。
こんな言葉を耳にできることが、教室スタッフの励みになり喜びになるのです
せっかくの犬との暮らし。
もしかしたら、その子が人生最後の犬になるのかもしれません。
犬と暮らすことは誰でもできることですが、犬との暮らしを楽しむ、犬とともに楽しみたいと思う気持ちが芽生えるかどうかは、とても大切なことだと思いました。
みるく家もここへ来たらパパさんがメインで頑張っていました。
最初の頃はパパさんは笑顔を見せることなく、やらせられている、という感じが漂っていました。
でもいつしか、リードをもつ手は常にパパさんとなり、みるくもパパさんを頼もしく見上げうようになりました。
そして。パパさんに、「みるくがかわいい」とまでいわせたものは、犬と人の意思の疎通が構築できたからなのです。
オスワリ一つとっても、それが何を意味しているのか?
何のためにオスワリという言葉使い、犬にそれを実行させるのかがわからないと、ノンバーバルな動物との意思の疎通ができたとは言えないかもしれませんね。
さて、教室参加の生徒さんたち。
本日は、いかにリードに頼らず、いかに犬の行動を引き出すか、またごく自然に犬の行動を犬の動きを使って規制するかをお伝えしました。
この教室では、食べ物を使って人と犬の間に掲げアドレスとるようなアイコンタクトをお教えしません。
また、脚側行進ということも教えませんが、今日実演したようにいつの間にかヒールポジションで犬とともに歩けている、を目指してほしいと思っています。
それから、多くの方が、犬の行動を抑制してくださいというと、すぐにリードを引いいて自分の方に近づけようとしますが、まずはそうなる前に声かけをすること、そしてこちらへ注意を払わせるための動きを人間がすることですよ~。
次回、できているかチェックしますからねo(*^▽^*)o
そうそう、今日のみるくのいろんなことで自分の手?脚?かな、あまるような事態になった時に、おやつやごほうにや名前を使わずにパパさんの後ろに回る行動を観れば、それが食べ物ばかりに頼ってできた関係ではないことがわかりましたか~~?
これって、とても重要なことなんですよ。
では、みなさん、今期も和気あいあいで楽しく教室を運営しますので、スタッフ一同、よろしくお願いしますm(_ _)m
秋だからね~コスモス、ステキ
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コメント
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お褒めのお言葉!ありがとうございますm(_ _)m
教室にお世話になってはや3クール目になり、私もここまで変わるとは思っていなかったので嬉しい驚きです!
なにより嬉しいのはみるくとパパの信頼関係が生まれたこと。教室にくる前はみるくの散歩はパパには面倒くさいことでした。なぜならみるくにとって外は緊張する場所なので吠えることでガードしていたので人間もストレスを感じてなかなか大変でした。それが教室で犬とのコミニュケーションの取り方を教わりパパがみるくとコミニュケーションがとれるようになり、みるくも他のわんちゃんと毎回出会うことで吠えなくても大丈夫なんだと学んだみたいで、いまは散歩でもある程度の距離が保てたら吠えないでいられるようになりました。
まだまだな部分はいろいろありますが、みるくにとっていいことがいっぱいあって教室にお世話になって本当によかったと思います。
そして、私が思うのは人間が変われば犬が変わるのです!犬って本当に敏感に人間の気持ちを感じとるんですね!
沢山の学びがあり、本当に感謝しています。さらなるステップアップを目指して頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
投稿: みるくママ | 2012年10月22日 (月) 00時51分
みるくママさんへ。
コメントありがとうございます。
お返事が遅れてしまってごめんなさい。
ね、パパさん変わりましたね~、それもよい方向に
一番初めのお写真、気づきましたか?
パパさんの手はすでにおやつポーチにかかってるんですが、みるくはそれよりもちゃんとパパさんを観ているんですね。
これは食べ物だけのつながりではなくてね、誰が自分にとって大切な人かわかってきてるってこと。
そして、おやつやごほうびはオマケになってきているってこと。
すばらしぃ~~~。
犬の信用を得ることに食べ物を使うのは悪いことではありませんが、犬は食べ物よりも安心で安全な心の平和を求めているんです。
それをパパさんが与えることができたんだと思いますよ。
毎回ご夫妻で参加くださることも多かったのでよい方向性になったんだと思うし。
みるくも以前よりは自分の吠えから来るストレスもなくなってきたみたいで、スタッフ一同万々歳ヽ(´▽`)/
そうそう、人間が変わること←これってとても大切ですね。
では、またまた教室でお会いしましょう。
投稿: へちまこ | 2012年10月25日 (木) 23時49分