犬をまたぐ訓練って家庭犬に必要なの?
先日、近くの公園で家庭犬訓練(ただし強制系)の訓練士さんがまだ若そうなコーギーを、訓練しているのを見かけました。
コーギーは何度もボールのモッテコイをし、幾度もボールを命令とともに拾っては訓練士さんに届けていました。
コーギーがボールをモッテくると、殊更大げさにほめて称えてました。
そんな中で、コーギーをフセさせて、その上をまたぐと言う訓練をし始めました。
コーギーは最初、訓練士さんがまたごうとすると、怖がってフセを解除してしまいます。
すると、訓練士さんは、チョークでショックを入れながらフセを命じます。
そして、犬のフセの状態にマテをかけ、またぐまで動くなと命じていました。
へちまこも昔はこの訓練をやっていました。
で、へちまこ観ていて何のためにこの訓練が必要なのか、考えたのですが、家庭犬ならいらないことではないかと思ったのです。
競技会に出るなら、高得点?な科目かもしれませんが、家庭ではあまり意味のない訓練だと思うのです。
ちなみに、リデルは人にも犬にもまたがれるのは嫌いです。
熟睡していそうなので起こすのもなんだなと思って、またごうとすると『なにすんのよっ』と、素早く起きてしまいます。
その時はすごく険悪な表情で『起こしゃ、いいじゃないの』と言う感じで、気分悪そうにどこかへ行ってしまいます。
チェシアはまたがれようが、またごうが気にしないタイプです。
廊下の真ん中で寝ていても、誰がまたいで通りすぎても『おかまいなく~どうぞ~』と、眼も開けません。
またぐからマッテロ、なんてことは教えずにできています。偉い子です。
で、リデルは自分が嫌だと思うことは他者にもしないので、ダンナくんやへちまこ、娘や息子がゴロンとしていても、ちゃんとよけます。
少し前まで、チェシアは自分が気にしないことは相手も気にしてないだろうと、ダンナくんが寝ていると踏みつけます。
特に、ソファーからチェシアが下りる時に、下でゴロゴロしているダンナくんを踏みつけます。
と、言うか、そこに人が横になっていると気がつかないのだろうと思います。
それで、悲鳴がたまに響いてきます。
大らかと言えばそうですが、おおざっぱともいいます。
チェシアは、足を踏まれても(´ρ`)ぽか~んとしていることも多く、これは持って生まれたよい性質と思うようにしています。
(神経質傾向だと言うグロネンしてはなんだかな(;´▽`A``))
ええ、25㎏はありますから、踏まれた太ももなどは足型に青あざになる時も・・・
近ごろは、気をつけて歩くようになり悲鳴も聞こえなくなりました。
寝ている相手を踏みつけるなと、教えたのはリデルです。
幾度となく、リデルにこっぴどく叱られ、ゴロゴロしている生き物は避けるを学習してくれました。
あ、話がずれましたが、要するに、犬がそこにいて、また寝ていて邪魔なら、名前を呼んで起こしてそこをどいてもらえばいいことで、人がまたぐからマッテイロ、なんて教えることは必要がないのではと思ったのです。
以前、寝ている犬を蹴飛ばしてもどかさないと、権勢症候群になると言われていました。
食べている最中にマテをかけ、ごはんを取り上げることができなければならないとかもありました。
でも、またがれることを嫌うリデルはそれを人にもしない・・・教えられたわけでもないのにしないのです。
非常に礼儀正しく、そしてそれを人間にも要求しているのだけなんだなと思っています。
だからリデルには「お嬢さん、そこをどいてくださるとありがたいです」と、声をかけ、ハンドサイン、どうぞ~~とそこから移動してもらます。
チェシアは教えられてできたわけですが、どこか人に対して無遠慮なところはまだありま
だからチェシアには、人間をま・た・ぐ、踏まないようにするということを教えてあります。
こうしたことをちゃんと教えておかないと、人にも同族にも敬意を払らわない犬になるかもしれないと思ったからです。
人の家庭で暮らす犬に、人間も普段はしないようなことを犬にはさせる必要はないと思うのです。
人を、またぐなと、へちまこは教えられました。
では、犬はまたいでいいのかと言えば、犬もそれは嫌だと思う子もいると思うのです。
多くの犬がチェシアのようにもって生まれた資質であれば、またぐからマッテイロなんてことは教えなくて済みますが、家庭犬で有れば、やはり、またぐよりはそこからどいてもらう、それも気分良くどいてもらえるようにした方がいいと思うのです。
耳を下げ、眼をシパシパさせながら耐えるコーギーを見ていると、なんだかな~と、思った次第です。
ボール遊びも我が家では犬なりに任せます。
チェシアはボールを投げてほしいと言いますが、3度ほど投げると自主休憩に入り、自分で休憩を解除して、またボールを投げてと言って持ってきます。
訓練士さんの犬は投げられたらひたすら拾いに行き、脇目を振ることも許されないようでした。
犬には余計なことを考えさせるな・・・と昔は?よく言われてましたが、まだまだそういう世界なんだろうかと、へちまこちょっと心配になりました。
では。
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