子どもたちに伝える意義。
5月25日26日とで、小学校での動物介在活動がありました。
今回は、4月に入学したばかりの新一年生です。
まだまだ、幼稚園の尻尾をぶら下げています(;´▽`A``
先生の話など聞いちゃいない・・・
こちらの注意や説明などもすぐに忘れます
まぁ大変なことは大変ですが、それでも子どもたちはやはりかわいい存在でした。
動物を介在させる意義はあるのか、どうかは、その動物との関わり方だと、へちまこは思っています。
情操教育で我が家は動物を飼うと言う方がたまにいますが、人の子どもの学校教育はいつか終わりが来ますよね?
でも、生きている動物たちはその命が尽きるまでは終わりが来ません。
生きている教科書として動物たちを利用するなら、その福祉の面も大人たちは考えていかなくてはならないなぁ~と、思っています。
そして、介在は、必ずしも動物たちとの触れ合いを(いわゆるお触り)重視してはいけないこと。
子どもたちの欲求は、生の犬に触りたい、その感触を確かめたいという思いがけっこう強くあったりします。
でも、介在させる犬は触らせるのが目的ではなく、犬という動物を通して何かを学ばないとならないわけです。
たとえば、実際に見たり聞いたりしなければ、他のものの痛みや不快が理解できないと言うことは、大変危険なことでもあると思います。
想像力があれば、他者の持つ、痛みや不快などは自分の身に置き換えて知ることができるはずですから。
まずは、犬につてどういう生き物か。
どうすると嫌がるの(大きな声、大きな動き、すぐに触ること)
では、どのように接するのか?(匂いをかいでもらう、触っていいところを覚える、小さな声で話す、しつこくしないetc.)
ということも伝えて置きます。
今回は、子どもたちに人と違う生き物に自分の考えを知ってもらおうとすることにチャレンジしてもらいました。
リデルには、予め、数字を覚えさせ、それを探し、咥えて持ってくると言うtaskを学習してもらっています。
へちまこの出す、cueに対して反応することを子どもたちに見せてから、言葉を持たない生き物にどうすればしてほしいことを伝えられるかにチャレンジです。
子どもたち、大騒ぎです
指示を出せる子は指さしを行ってる子ですが、周りからはたくさんの声がかかります。
すかさず、先生が「みんなでいうと、犬さんがわからないっていってるよ~」と、注意。
ここで、理解してほしいことは何かを学習する時には自分勝手に話さないと言うこと。
自分をやりたいことを押し付けるのではなく、順番を待つとか、人のやっていることをよくみているとか。
そして、犬に指示を伝える子は、犬にわかり易く自分で指さしをします。
こちらでのアシストは、指さしで教えてあげてや声も使ってみて。
指を一度指すより、何度か指す。
指と一緒に「ここだよ、これが5だよ」と、声も使う。
人と違う生き物に言葉以外で何かを伝えると言うこと・・・
さて、この日の子どもたち、犬という生き物の介在から、何かを学んでくれたかな~?
学んでくれたことがあるなら、リデルもチェシアも、そして協力ワンコさんたちも、それが本望だと思うよ。
そして、それが意義だと思うから。
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