同族が好きってホントっ?
(脚側しないうちの犬たち。さて、彼女たちは、へちまこへの信頼関係はあるのか?)
嬉しいことに、あちこちでパーフェクトフィット・ハーネスの評判を聞くことが増えました。
もちろん、フリース・ラインド・ハーネスもユーザーが増加中です。
本日は、センターへ出向きましたが、そこで職員さんがある獣医師とVTの方から「これはPFHだね。」と、言われたそうです。
へちまこは、先生とVTさんのことは存じ上げていないので、見も知らぬ人も知っていることは励みになりました。
これも地道なハーネスでのお散歩やコミュニケーション・トレーニングをユーザーの方が広めてくださった結果だと思っています。
HUTSGを代表して、お礼を申し上げます。ありがとうございますm(_ _)m
さて、今回のお話は、犬を見ると行きたがり、興奮し、嬉しがる…フレンドリーなうちの犬と言うお話です。
ユルユル散歩の醍醐味は犬が何に興味を持っているのか?観察していると実に面白い)
すれ違う同族に必ず傍に行こうとし、ヒンヒン声を上げ、這いつくばり、興奮する犬をよく見かけます。
するとその姿を見た犬飼い人たちは「あら~~、お友だちが大好きなのね~お友だちになりたいのね~」と、表現する方もいます。
でも、そのような突進系の犬に、出会った犬たちはそうそうに離れていくことがあります。
あれ、同族が好きなはずですよね?
犬友だちになりたいはずなのに、同族は去って行くばかり・・・
(どこまでも続く~よ、匂い嗅ぎ~♪どこの誰だかなんてお見通しさ~)
先日、お会いしたかわいらしい犬女子もそのヒトリ。
道で同族に合うと、声をあげて行きたがるそうです。
で、個別のセッションに来ていただくと・・・
なんだか、犬語が少し変?
まだ若いとうこともありますが、チェシアやリデルを見て、いきなり突進する、そのボディ・ランゲージは、恐怖、嫌悪、過度の服従、興奮と、犬語が入り混じっています。(はあ~暑いわよ・・・近ごろ、リデルは斥候をチェシアに任せ、へちまこにすべてを任せ、一番後ろからついてきます。が、従っているなんてことはありません。メンドクサ~あんたたちなんとかしなさいな、です。でも、時折、静かな優位性を露わにします
)
よく見ると、尻尾も下がります。
腰も引けてます。
耳も引けてますし、口角も強く後ろへひかれます。
そう、このようなボディ・ランゲージを使う犬は、好きで同族によりたがるわけではなく、自分の身の安全のために相手を知ろうと、または自分を知ってもらおうとしているだけだなのかもしれません。
そして、相手が受け入れてくれれば安心するし、受け入れてもらえないと不安が募ります。自分より弱そうだと思うと、とたんに態度を変えたりしもます。
でも、毎回、挨拶させることはできないし、人間だって、出会う人全部に愛相を振りまくわけでもないし、友だち申請するわけではありませんよね。
欲求を満たしてあげればいいという問題ではなく、見も知らぬ犬はスルーしていいと、教えていく方がその犬のためにも、ストレスを軽減するためにもいいことなんですよ。(あたちさ、脚側ってできないけど、へちまこの傍歩くの好き。フンフン匂い嗅ぎ飽きたら並んで歩くのね)
もし、自分の犬がこのような状態でしたら、まずは、興奮しない十分な距離を確保し、相手を凝視する前に視線外す意味で、Uターンをしたり、極力、他犬に至近距離で出会わないようにします。
遠くに見えている犬を興奮せずに、ちら観ができるように環境をコントロールしてあげるようにします。
面白いことに、この同族を観ると、やたら興奮し近づきたがり、いざ、至近距離になると恐怖とも怯えともつかない犬語を話しだす犬の多くが、犬との遊びをたくさん経験していたりします。
もしかしたら、犬との遊びの中で行きすぎた相手の行為を見過ごされたり、もう遊びたくなかったけど逃げ切れなかったりしたかもしれません。
小さなシグナルを見落とすと、やがて、犬は大声で(オーバーアクション)で、話さなければならなくなります。
そして、自分の知っている犬語の全部を使って話さなければならない事態に陥っいて、おかしな犬語を使い、相手をギョッとさせてしまっているのかもしれませんね。
犬同士の社会化は、慎重に相手を選ばないと、かえって犬にストレスを与える場合もあるのです。
犬を観ると興奮しやすい犬になってしまったら、思いきって、同族との付き合いをしばらくやめてみて、ユルユルなお散歩を楽しんでみてくださいね。
では。
あ、そうそう。関連記事です。合わせてご講読をm(_ _)m
Liddell The Teaching Dog 127 チラ見の極意。
http://living-wan.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/liddell-the-tea.html
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