スプリンクルズとノーズワークの違い。
セミナーでの話を聞き洩らすことは、誰でもあることですし、へちまこもしょっちゅうやります。
サリーのステキなこのスプリンクルズを、聴き洩らしを含め、誤解のまま使うと言うことは、あまりサリーも望んでいないことだと思います。
サリーは同じ情報を流しても、聞き手によってはずれを生じることは仕方がないと、話していました。
人間とは都合の良い部分を選択して自分なりに解釈をしてしまう、生き物だそうです。
でも、あまり誤解のある使い方は、サリーも本望ではないと思います。
サリーは欧州においては、セミナーを数多く開いています。
今回来日の時に用意されたサリーの資料や、パワーポイント、動画の数々は大変な量で、たった一日のセミナーだと言うことが、サリーにとっては残念なことのようでした。(また来てやってほしいですよね)
だから、セミナーは、サリーの莫大な犬に対する思いの、一部、開示に他ならないのです。
そして、前回の記事「クロちゃん、シロ君スプリンクルズを試す」ですが、ただのノーズワークじゃないのと、セミナーを受けた方でもそうとっていたら、少々、残念にへちまこは思いました。
また、使い方も・・・( ̄○ ̄;)!
ただ、Harness User's Technical Support Groupでは、セミナー詳細のことをFacebookの方での掲載を予定しておりますので、ここではあまり詳しくこのふたつのツールの説明は省きたいと思っています(開店準備中m(_ _)m)
ノーズワークの話しはサリーもセミナーでふれていました。
しかし、スプリンクルズはノーズワークではないのです。
似て非なるもののスプリングルズとは、いったい何か?
似て非なる部分を、深く理解していない人間は、単なるノーズワークの類となって『なんだ、そのんなこと数年前からあるじゃないの』と、なるわけです。
でも、ノーズワークは所謂、トレーニングですし、そのトレーナーさんも競技会もあります。
しかし、スプリンクルズはトレーニングをして犬に教えるモノではない。
犬に正解を引き当てさせるものではないのです。
ここをよく理解していない人間が、犬にスプリンクルズをさせてしまうのです。
cueの意味を先に教えてさせてしまいがちになる・・・。
これでは、トレーニングになってしまいますよね。
一回のスプリンクルズ用の食べ物の数が4~5種類を、同時に使うこともノーズワークと異なっています。
地面の匂いを嗅ぐという自然な行動と犬のおかれた環境への関連付けが、スプリンクルズよって、よいラビットモーメントであってほしいと願っています。
この上の写真のような環境がスプリンクルズに向いています。近くにない場合はどこかを探しましょう。スプリンクルズは毎日必要ありません。週に1~2回で充分です。
そのくらいのことは犬にサービスしても罰は当たらないと思いますよ( ^ω^ )
毎日、トレーニングにしないことで(日課)スプリンクルズはノーズワークと違うことがわかります。
スプリンクルズはストレス軽減のためのもの。
アドレナリンを下げるためのものです。
日課と言うことは、習慣化させてしまうことになります。
習慣化になれば、できないことに今度はジレンマを感じ、それがストレスの原因になります。
ただし、すべてのストレスが悪いわけではないことは、セミナーでサリーは語っていました。
ストレスの程度によりますが、ストレスは生きていくうえで必要なものであると、話されてたことは記憶に新しいと思います。
生きていくうえでのフラストレーションの、ストレスを感じることは、ノーマルで健全なことなのですから。
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コメント
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とても・・・とても興味深いです・・・
サリー先生のセミナー、行きたかった・・・(;ω;)
実は、4月にひと月ほど里帰りをした際にあずきが急性膵炎を患い、重症でとても大変なことになりました。
しかし、過去2度、同じような症状の経験があり、
できることならもうこんな辛い思いはさせたくない・・・他になにか隠れた病気はないのか、とか、何かわかることがあれば、と膵炎に詳しい日大の獣医さんを受診してエコーでみてもらってきました。
膵炎は高脂肪食が原因のことが多いとか言われているけど、実は、あずきと似たような性格の子でココを受診する子がすごく多いんですよ、とのお話で。膵炎は怖がりで、警戒心が強い子でなる子が多い、そして繰り返すことが多い、そうでした。(ストレスがかかったときまたなっちゃう)
今回も、実家の近くの獣医さんで毎日預けて点滴をしたのですが、食べなれない処方食の缶詰には口をつけようとせず、手作りしたおかゆなら食べ、そして少量を何回かに分けて食べさせたほうが良いとのことだったのですが、預けている間に作ったおかゆも預けてそれを病院の方が与えてくれようとしたのですが、病院の方の手からはどんなに空腹でも食べ物を食べようとしないとのことで、何回も私が通って食べさせるということになりました。
日大の先生いわく、なんでも食べるような子は膵炎になることはあまりないですね(゚ー゚;
とのことで・・・
長いくだりですみません・・・
ストレスをかけないように、気をつけてあげてはいるものの、どうにもならないときもあるわけで・・そんなとき、どうしてあげればよいものか、
そんなトレーニングをお願いできないか、と考えていたところでした
実家にいると、警戒心ピリピリで、物音に過敏に反応して警戒ぼえ!!
とか、がすごく多いです。
その必要はないよ、と、教えたいんです
そして、かかってしまったストレスを少しでも取り除いてあげたい・・・
くわしく知りたいです・・・(´;ω;`)ウウ・・・
長くてゴメンナサイ!
投稿: あずきママ | 2013年6月20日 (木) 14時14分
あずきママさんへ。
お久しぶりです。
承知しました。
少しでもお役にたてる情報をお伝えします。
ただ、2~3日待ってください。
今週末、ちょっと忙しいもんで。
必ず、スプリンクルズでのストレス軽減のレクチャーします。
どうか、ご自愛を。
投稿: へちまこ | 2013年6月21日 (金) 09時58分