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2013年8月11日 (日)

犬の口の感覚のこと。

Dcim1664
スプリンクルズは、拾い食いを助長させませんか・・・

こちらも、比較的多く質問されるものです。

スプリンクルズを実行するには、少々,条件を満たさないとならないことがあります。

そのひとつが、場所を決めること(一か所です)

その場でのみ、許される限定版の拾い放題です。

そして、スプリンクルズの効果が上がるように、今まで拾われてしまったような場所には当分行かないようにします。

つまり、環境と記憶の関連付けが起こる(拾われるようなところ)ところを避けるわけです。

みなさんも経験がありませんか?

毎朝そこを通ると、犬がやたら落ち着きがなくなる。

今までゆっくり歩いていたのにある場所に来ると、リードを強く引きだすとか。

ありますよね。

よく良く思い出すと、いいモノを拾って犬に食べられた経験をさせてしまったところだったなんて。

まさに、犬にとってはよいラビット・モーメントであり、飼い主にとってはよくないラビット・モーメントなんですが、人間の方が気づくのが遅かったりが多々あります。

で、また拾い食いをされて、「またぁ・・・」と、犬を叱りたくなるわけだし、叱らないまでもグイグイ引っ張ってその場を離れるなんてことをします。

その場から強制的に離そうとすると、執着をみせて踏んばったり。

スプリンクルズの場所を一ヶ所にするということは、その場に行けば、拾って食べてもいいという関連付けを行うことで、犬の欲求を満たし、他で拾わなくても満足してもらうものです。

もし、改善されない場合、異物や過剰なまでの拾い食いをする犬は、やはりライフスタイルや環境を変更しないとならないかもしれません。

で、へちまこ、サリー先生のセミナーでとても重要なことを聴いていたのに忘れていました。

で、先日、知人の犬の話しで思い出したんですが、犬の口の感覚を満たすことは大切なことなんだと、改めて思いました。

感覚というと噛むことばかりのようですが、そこには味覚も含まれます。

そして、この口の感覚を大切にするのが、ラブラドールという犬種なんだそうです。

へちまこ、もう、びっくり。

だって、底なしの胃袋を持つといわれるラブですよ。

なんでも食べるといわれるラブラドールが(失礼でごめんなさい)口の感覚・味覚を大切にする犬種だなんて・・・これはラブに対する認識を改めないと。

ラブラドールは口の感覚に満足感を与えないと、いろいろとストレスを感じ、過剰な拾い食い、欲求不満から異物までを食べるようになるそうです。

本来、犬は食べられるもの、食べられないものをちゃんと嗅ぎ分けたり、舌で味わったり、口で確かめてから食べるわけですが、満たされていない(口の感覚)となんでも食べてしまうそうです。

で、先日ですが知人がラブを飼っていて、ご多分にもれず、大食いです。

でも、そのラブちゃん、少々、他ラブと違うのです。

食べ方に関して、ちょっとラブらしくないところがあるんです。

知人がある日、買い物から帰るとテーブルに置いてあったキャラメルがなくなっていて、包み紙がきれいにはがされ、中身のキャラメルが食べつくされていたそうです。

で、もうヒトリのラブ飼いの方の話しは、キチンに置いてあったブリの切り身4切れ入りパックをあのスーパーのトレイごと、ラップごと食べて獣医の世話になったそうです。

で、この話を聞いたへちまこは、同じ大食いのラブであるのにこの違いは何?思ったわけです。

ラブらしいなら、断然、ブリラブだわと思いました。

キャラメルラブの包み紙をはがして中身だけなんて・・・。

でも、キャラメルラブの話しを聞いて、納得したことがありました。

ドライフードオンリーでないという話しを聞いたからです。

好き嫌いのないラブは、ドライオンリーで育てられることが多いですよね。

ブリラブは、ドライオンリー。獣医さんにも肥るからそれでいいといわれてます。

訓練士さんにもぜいたくさせなくていい犬種といわれているようです。

なにしろよく食べてくれるので、飼い主さんもドライで簡単便利です。

ところがこれが、ラブという犬種の口の感覚(味覚ふくむ)を満たしていないものなのだそうです。

あ、ドライフードをあげるなとかではないです。

ただ、こればかりではラブラドールの口の中の感覚を満たすことができないそうです。

ブリラブは、拾い食いもすさまじいし、小石や棒きれや靴なんかもいまだに食べます。

キャラメルラブは、たまに拾い食いをされてしまうそうですが、いきなり拾って食べてしまうこともなく、食べ物でないものは食べないそうです。

キャラメルラブは、普段から同じ味のものを食べ続ける生活でもなく、普段からいろいろな味を与えられる選択肢を持っていました。

キャラメルもお裾わけで包み紙をその子の前ではがして食べさせたり、、ドライであったり、生食であったり、生骨も与えられていたり、果物や人間のお菓子やパンなども、犬の体に負担にならない量をお裾わけで食べさせてもらっていたのです。

そして、ドライを出されても食べない日があり、そんな日は調節している日だと、飼い主さんは思って、必要以上に食べさせないといっていました。

キャラメルラブは適正体重を維持していますが、ドライだけのブリラブは肥えています(;´▽`A``

我が家のリデルも食べたくない日は、どんなにおいしそうなものを出されても食べようとはしません。(そんな日はとりあえずチェシアだけ作り、食べたければ自分で催促に来ます)

やはり、調節しているとしか思えないのです。

ドライだけということは、もうそこでその選択肢しかありませんよね。

お腹が減ってようがいまいが、それしかないから食べるしかないのかもしれません。

犬は味音痴だというけど、もかしたら、人間が犬を味音痴にしているかもしれないと、へちまこは思いました。

もし、キャラメルラブがブリの切り身を食べたなら、きっと、ラップをはがしトレーは食べずに返却していたでしょう(笑)

本物の食べ物の味を知らないブリラブは、すべてを食べつくしてしまいました。

たまには、なんでも食べるから拘らなくてもいいと思わずに、いろんな選択肢を与えてもいいかもしれませんね・・・ラブラドール達に。

性質や育て方の違いはあるかもしれませんが、拾い食いや盗み食いが激しい場合は、いろいろな味を一度に楽しめるスプリンクルズを試してみてください。

鼻を使うということを満たし、自分で探すという自己達成感を満たす・・・

健全な疲労感と達成感に犬は満たされるそうですよ。

では。

*生骨は、牛や馬よりも、ヒツジや鶏、ウサギ、豚等のその生き物の体重が載らない場所の骨がいいそうです。
アバラや脛の細い方の骨、鹿の角を水でふやかしたものとかもGood

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サリー的スプリンクルズとトリーツ・ボックスの活用のこと。」カテゴリの記事

コメント

最初にこの話を聞いたとき、サリーと3人で話していたときで、私たち二人、大声で納得したのを覚えています(笑)

>ラブラドールは口の感覚に満足感を与えないと、いろいろとストレスを感じ、、、

ラブは鳥(獲物)を傷つけずにかといって落としたり逃がしたりせず、また食べてしまうことなく咥えて飼い主に届けるお仕事をする犬なので、口の中の感覚がとても鋭い。
だからこそそれを満たしてあげることは大切であり、それが満たされないと『なんでも口に入れたがる』という悪癖にも繋がる、というサリーのお話しは目からうろこでした。

犬種を理解する、ということの真意を考えさせられたお話しでした。ある犬種を特別に扱ったり、犬種による差別はいけませんが、犬種の特性は正しく理解されるべきですね~。サリーから譲り受けたサリーのバイブルは犬種の本でした。かなり読み込まれてあり、あれほどの人なのに未だにこの本を常に読み返して勉強しているということにさらにびっくりでした。

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