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2013年10月27日 (日)

ハーネス嫌いにしちゃったら。

へちまこブログの検索に「ハーネス嫌い」というワードで、たどり着く飼い主さんがここ数日でかなりいます。

ハーネスユーザーになりたい、犬の身体に負担の少ないハーネスを使ってあげたいと思っても、犬がハーネスを受け入れてくれず、酷いと思い切り手や腕をかじられちゃって、楽しいはずのお散歩が最初から最悪…_| ̄|○

これでは、たとえ、どんなにいいと言われるハーネスでも、犬にしてみれば悪いものになり下がります。

そして、多くの飼い主さんの最初の間違いが、一番初めにハーネスを付けた時に犬がすんなりつけさせてくれたこと。

だから次も大丈夫と思いこんで、犬の発する静かなシグナルを見落として、ハーネスを付けようとします。

そして、抵抗され、飼い主は最初つけさせてくれたはずだからと、無理に敢行しようとして、かじられる訳です。

もう、これでは悪いラビットモーメント(関連付け)になり、どんなに毎日努力しても飼い主さんの気持ちは報われないばかりか、犬の気持ちはますます離れ行きます。

こうなったら、潔く、ハーネスを着けるということからいったん離れてみます。

咬むようにしてしまったら、なおさら、ひと月、いやもっとハーネスを着けようなんて考えないことです。

一日のうちで最大のイベント、お散歩とゴハン、このふたつを飼い主は犬に安心で安全な場として提供してほしい・・・

それから、良く考えてください。

ハーネスを着ける、ということにどちらが執着し犬との関係を悪くしているのかを・・・

犬がハーネスを着けさせられるストレスから解放される、また飼い主さんもハーネスを着けなくてはというがんじがらめから解放されて、楽しいお散歩時間が戻っきたころ、再びハーネスへの良い関連付けをしていきます。

で、もう悪いラビットモーメントが起きている場所で犬にとやかく言ったり、あれやこれやしようとせず、よい関連付けを学習してもらうために、ハーネスにかかわる場所を変更するが必要があります。

事件が起こるのが玄関なら、リビングで、リビングだったら別の部屋にという感じです。

そして、まずはハーネスを飼い主が手に取り、その都度に犬においしモノを投げ与えます。
この時点では別段、大げさに金切り声をあげたり、黄色い声でほめなくていいです。

むしろほめずにごほうびだけを投げ与えてください

こうしていくうちに飼い主がハーネスを手にすると、自分によいことが起きると学習します。

飼い主がハーネスに近づくそぶりだけで犬がワクワクする感じが出てきたら、次の段階に移ります。

今度はハーネスを床にでも置いておきます。

犬がハーネスを見たら、ほめてごほうびです。

幾度かこれを繰りかえして、見るとほめられるごほうびだ、と、これまたワクワク感が出てきたら、次の段階に進みます。

今度は、ハーネスを観るだけではごほうびは出ません。

ハーネスを観ていてもごほうびは出ないので、犬はなにかしらの行動に出ると思います。

ハーネスに近づこうするかもしれません、その一歩を踏み出かもしれません。

そんな行動を見つけたら、すぐにごほうびです。

この時に犬の方に投げるのではなく、おいてあるハーネスに近づけてごほうびを投げます。(最初は犬寄り、ハーネスと犬との中間地点とか、変えていく)

犬は喜んで拾いに行くと思います。

犬がハーネスに充分近づいてごほうびを拾えるようになったら、次の段階に進みます。

ハーネスに近づくだけではごほうびは出ません。

ハーネスの匂いを嗅ぐという行動を誘発します。

この行動を誘発するには下準備をしておきます。

ハーネスを一昼夜ほどチーズやレバーやスモークチキン(火を通したもの)等の匂いが強い食べ物と一緒にビニール袋につめて、食べ物の匂いを移しておきます(この食べ物はごほうびに使います)

この下準備でほとんどの犬がハーネスの匂いを嗅いでくれます。

犬が自らハーネスへ近づいて首を下げて匂いをかいでくれたら、即座にごほうびを投げてほめて与えます。

これでハーネスにおいを嗅ぐ=いいことが起きると学習してくれます。

これで充分犬が自信を持って自らできるようになったら、いよいよハーネスを飼い主が手にする時期が来たことになります。

犬から離れたところで、犬の眼の高さよりやや下へハーネスを手に持ちます。この時に持つ手はごほうびをあげる手ではなく(たぶん利き手)反対の手にします。

この時に犬の真正面に人間の身体が向かないように、犬の体の横になるように持ちます。

犬が近づいてきて、ハーネスの匂いをかんでくれたら、ハーネスを引き下げて、ほめてハーネスを持っていない手でごほうびです。

この時に、犬の身体い覆いかぶさらないように。

つい感激して、抱きしめようとしたり、身体に触れたりしないように。

ここまでの努力が水泡になってしまうことが大ありな場面です。


ほめるときにくれぐれも黄色い声、高い声でほめないように、穏やかで落ち着くような普通の声の大きさでなだめるようにほめます。

これを幾度となく繰り返し、ハーネス持っているときに近づいてハーネスの匂いを嗅げばごほうびだ、と学習させます。

これが十分できるようになったら、ハーネスを犬の目線よりやや下に掲げておき、犬が近づいてくるのを待ち、犬がハーネスの匂いを嗅ごうとしたら、ハーネスを持っていないほうの手でごほうびをハーネスの輪越しに見せます。

犬が少しでも自分からハーネスの首を通すところに鼻を入れてくれたら、ハーネスを引き下げ、ほめてごほうびです。

これを十分繰り返し、鼻を入れる、鼻から口の先、口の先から真ん中、真ん中からいちばん奥、奥から頭、頭から耳の後ろ、耳から首となります。

やり方はすべて同じ。

一つのセッションを犬が十分自信を持ってできるようになったら、次の段階に進みます。

長い時間でやらず、1分や2分、長くとも5分で終わらせます。

そして、犬がまた続きをやりたいと希望に満ちている状態でやめます。


また、鼻先にハーネスが入るようになったら、入れたままごほうび、外したらごほうびとしていくと、入れても外してもごほうびが出ると犬が学習してくれます。

どのセッションも犬が固まったり、カーミングシグナルを出したらやめます。

この場合、嫌がることはしないけど、犬が自分から行動に移さない限り、ごほうびはあげずに静かに終わらせます。

そして、時間や日にちを置いて再チャレンジするときに一つ前の段階から始めます。

犬からのシグナルが出ること自体、あなたのやり方は嫌だ、と犬が言っているので、、その前の段階に下がり、また前段階のことをおさらいします(飼い主も)

最初に失敗させてしまった飼い主さんは特に気をつけて、再チャレンジをしてください。

焦らず、戻る勇気と、根気と忍耐と穏やかさと犬の行動を認めるゆとりがある時にこのトレーニングをしてほしいです。

そして、犬に喜びを与えれる飼い主なるために、ごほうびは奮発しておいいしいものを使います。

食べ物の力は偉大です。

そして、最初の失敗をしていて悪いラビットモーメントに陥ってる飼い主は、食べ物の力を借りないと乗り越えられないと思います。

だからなおさら、犬のどの行動を引きだすのか、ゴールとなる行動の一番遠い答えを常に考えて、食べ物を使いひとつひとつゴールに近づけて行きます。

また、首を通すのを嫌がる子であれば、そのような形状のハーネスは避けるといい方向性に持っていけます。

更に、背中にリボンなどを載せさせてくれたらごほうびというトレーニングを繰り返し、徐々に重さのあるモノ、幅のあるもに変えていくトレーニングも必要になると思います。

それと、連結する部品の音に慣らすために、その音を鳴らしたらごほうびという条件付けも、ハーネスを着ける前に必要になるでしょう。

ハーネスを介して、犬にたくさんの喜びを与えられる飼い主が、成功の道筋を見つけてくれると、期待しています。

では。

Dcim2072左のハーネスは首の部分が外すことができて首を通す必要はありません。
右は、首を通すタイプです。

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