「サイレント・コミュニケーション」とへちまこの思い。
(書き足していて、一時取り下げていましたm(_ _)m)
みなさん、お読みになりましたか?
ロージー・ラゥリー著「サイレント・コミュニケーション」が日本の世に出てから、約2週間。
Kindle、10月発売新刊のランク4位という、喜ばしい情報も目にしました。
へちまこがいち早くこの本の出版の情報をこのブログでリークさせていただき、本当に良かった
へちまことしては、この本を日本での出版と発刊に至るまでは、いろいろなことがあって、当事者の方々の労を思わずにはいられないのですよ。
へちまこなどは、たまにここまでできてきた、という報告を受けるぐらいとの協力しかしてはいない 人( ̄ω ̄;) スマヌ
翻訳って大変なお仕事だし・・・
そして、購読したみなさんは感じられました?
「サイレント・コミュニケーション」を読み終わったときの、読後感の良さ。
読み易く感じ易い日本語だからなのではないかと、へちまこは思いました。
日本の犬にかかわる人間すべてに、読みやすく、読んでもらえる本になってほしいと思うし、今、犬との関係に行き詰っている飼い主さんにも読んでほしい一冊です。
あるサイトで、この本のことを「良い本」として記事にしていましたが、ただちょっと残念なのは、どこかで自分自身の白黒を話す道具にされているような感じがしました。
それに、へちまこは手放しで「いい本」とも、いってはいないですしね・・・(笑)
自分の行っていることや思想は正しいかもしれないけれど、犬を飼うことの理想かもしれないけど、誰もそのご本人にはなれるわけではないと思うのです。
それに、犬と暮らすうえでは誰もが犬にストレスを何らかの形でかけているはずだから、ゼロにはできません。
ゼロにしたいなら、犬を飼うこと自体をやめなければならないと思うし。
すべてがロージーになれないし、ロージーのすべてを実践するのはこの日本では難しいだろうと思うけど、ロージーのどこかに共感するものがあれば、実践できることをやっていきたいと思っているし、へちまこにかかわる人たちにも、そう、伝えていています。
実践していない人間なのに、ロージーの本を薦めるのはおかしい・・・と、いわれてしまえば、そうだね~としかいいようはないけど(笑)
ただね、人間っていうのはその人の暮らしというものがあるわけです。
そして、そのどう仕様も致しがたないところで、思わず犬を飼ってしまって、どうしょうもなく悩んでいたりするわけです。
その人に向かって「私のように犬を飼いなさい、そのために引っ越しなさい、じゃないと犬を飼う資格がない」とは言えませんって。
言ってしまって「では犬を飼うのはやめます、犬を棄てます」なんてことになりかねないかもしれないし、棄てないまでも犬との暮らしがおたがい苦痛のままで終わるなんて、それこそやめてほしいものです。
なんですかね、その犬の暮らす現実の環境に限界があるっていうことです。
そこを理解せずに、理想の正論を押しつけてもやはり犬と飼い主双方にストレスはかかってきてしまうと思いますよ。
社会化にしても犬を様々な環境にさらすことではないし、何かに頼らせて乗り切らせるものでないと思うし。
犬自身が、その状況を喜んで、居心地よさそうにしていて、低ストレスで行われてほしいと思っています。
ま、へちまこもいろんなことを学んできたけど、犬種に対する思い込みや(ボーダーなら仕事させろとか、シェパードなら訓練所入れろとか、やりすぎ社会化とか)過大な期待をかけて、犬との関係をさらに悪化させていたり、ストレスをかけていたりしている飼い主がいるんじゃないかと思うようになりました。
よかれと思ってやっていることは、実は犬は望んでいないかもしれない・・・
そういったことをこの本で気づいて、犬が今どうしてほしいかを考えてもらいたいと願ってはいます。
そんなことを込めて、ロージー・ラゥリー著「サイレント・コミュニケーション」は、広く、日本の犬飼いの人にお薦めしたい本なのであります。
みなさん読んでみてね。
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