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2014年2月28日 (金)

視線が怖い。

Img_20140223_073023_2  2月も末ともなれば、春近し・・・ということで、田舎家の庭にも水仙が自生していました。


さて、へちまこは、ここ2件ほど犬種は違えど、ほぼ同じような悩みを抱える犬たちのセッションをしました。

もちろん、飼い主もご家族も一緒です。

そして、この2件の犬たちが持つ問題行動は、訓練士やトレーナーとよばれる仕事をする人間にとって、最も気をつけてあげなくてはならないことなのではないかと、思ったのでした。

2件の犬とも、大型犬のカテゴリーの犬種です。

一頭はドーベルマン2歳、もう一頭はゴールデン7歳。

共に、視線に対する問題行動があるのです。



ドーベルマンのA君は幼いころ預託訓練の経験がありました。

それも「ほっとくとたいへんなことになる」という言葉がきっかけでした。

一月後に面会に行くと、うつろな目にガリガリにやせ細ったA君がトレーナーに脚側についていたそうです。

もちろん、あまりの変貌にご家族は驚いたそうですが、よくなることを信じて預託を継続したそうです。

なにしろ、ほっとくと大変な犬になると言われたから・・・

しかし、いろいろなことが重なりこの訓練所への信頼や、預託中にA君の体調不良もあり、ご家族は訓練途中で引き上げたそうです。

家へ連れ帰ったA君は、うつろな目と曲がった背中と、吠えることも声を出すことも忘れていたそうです。

それからは、お散歩での他人への吠えかかり、車や自転車など動くものへの吠えかかり、HUTSG推奨ハーネスに換えても質の良いお散歩ができず、セッションを受けに来てくれました。

A君に会った日。

へちまこに激しく吠えかかり突進してきましたが、A君の目つきは優しく小熊ちゃんのようでした。

幾度かのトリーツ・ボックスの活用でアドレナリンのストレスレベルはやや下がりましたが、動くものすべて、目に入るものすべてに反応してしまいます。

過剰反応が常に起こっている状態で2歳になってしまったということになります。

頭部を下げて匂いとりはしますが、よい鼻の使い方ではなく、何かから逃れるようにとりつかれたように匂いかぎをし、頭を上げると目に入るものすべてに反応するのです。

頭部を下げていても、それはカーミング・シグナルとはほど遠い自己抑制のない匂いとりなのです。

この状態は、リードを引っ張られる、他の物への威嚇吠え等で飼い主も大変なのですが、一番辛いのは犬自身であると認識できなければ、よい方向に持っていくことはできません。

毎日のお散歩がこの状態で、それを抑えるためにプロングカラーを使用していました。

完全にハーネスとロングリードに換えていただきへちまこに、ハンドリングをさせてもらいました。

完全にハーネスに換えても、覚悟していた制御できない引っ張りはなく、こちらが立ち止まればその場で待っていてくれるA君でした。
(チェシアの戻ってきて弾みをつけて飛び出すリード引っ張りよりかわいもんです)

飼い主さんには、Dリングの活用と、A君が苦手なもの嫌いなもの怖いというモノに立ち向かわせないことと、視線を使わせないことを提案しました。


人間も、対人恐怖になったら無理して他人に会いに行くなんてことしませんよね。


少しずつ、認知を変えていく方法をとるはずです。

犬の危険回避は立ち向かうことではなく、その場から逃げるを選択するはずです。

それで、その犬の安心が得られるなら、今は、それでいいのですから。

Img_20140222_143339 そして、週一回のスプリンクルズも実施のお願いをしました。


★スプリンクルズで必ず守るもの
*ロングリードとハーネスで行うこと(静かで他のものに邪魔されない場所)

*スプリンクルズは最初はうまく拾えなくても拾えと指示しない

*決まった場所で行う(安全な場所で現実的な広さに撒く)

*人間は犬を見ない、声をかけない、促さない、スマフォでもいじっているこ
と。

*使う食べ物は細かく熱を通したもので匂いが上がるものを使うこと。





既にA君は30mはあろうかという距離でも知らない人間が視界に入ると、心拍数が上がり瞳孔が開き、身体がこわばるのです。


今まではすれ違うことをしようとして距離を縮めた対応を、回避させるということで心の安寧を目指します。

また、別なところで犬との良質な付き合い方を知っている、または飼い主の提案するやり方に沿ってA君と付き合える、A君が安全で安心だと思える人間を一人ずつ増やしていく機会を作り、知らない人=怖いから、知らない人=大丈夫だったんだ、と自分から修正できるように手助けしていくことになります。

A君は、幼いころ、良質な人間との触れ合いを経験する前に、スワレやら脚側やら、アイコンタクトやらをしつこく教えすぎた結果が、他人への不信感となって吠えかかり突進、そして社会化の失敗が人社会の物への過剰な反応となり、ストレスとなって表れているのだと思いました。

A君のセッションは、へちまこの田舎家近くの海の丘で行われました。

(A君のお家が遠かったので田舎家近くの犬同伴宿をご紹介しました)


この日は、とても良いお天気な日でした。

Dcim2182 
砂山をA君のペースで登り、好きなだけ安全な匂いかぎをし、リードや首輪のショックやジャークのない、犬のためのお散歩です。

ペットボトルを拾い、気にいった枝を拾い噛んで、心身ともに満たされだすと、A君が自ら、へちまこに近づいてきてくれて、お尻を向けて触っていいよ、と、言ってくれたのです。

そこでお尻をカキカキさせていただき、お礼にほんの小さなごほうびをあげると、最初のころガツンガツンとした食べ方がなくなり、優しい口当たりになっていました。

A君は、子犬のころ、兄弟の中で一番おとなしい子犬だったそうです。

A君の本当の犬語は優しく、そしてできればすべての人間を信じたいのだろうな~と思いました。

そろそろ帰ろうと戻り始めると、田舎のご婦人たちが防波堤に座っていました。

道幅いっぱいに端によっても10
ぐらいしかありませんが、A君は早くも警戒をしていました。

リードの長さを調節し、万が一の場合の安全確保の長さにしますが、けしてリードへのテンションはかけずにタランと地面に垂らして緩めておきます。

通り過ぎる真ん中あたりで、ご婦人がニコニコしながら声をかけた途端、A君の吠えかかりと突進が出たのですが、リードが張れる前に23の吠えかかりで自己抑制がかかり、私たちのそばに戻ってきました。

ご婦人がたには一言お詫びを申すと「こわかないよ~~」と、優しいお返事をいただけました。

良質な犬中心のお散歩が犬のストレスレベルを下げ、自己抑制のできる状態に戻せることを教えてくれる瞬間です。

なぜ、やるだろうと予測しているのに先に止めないかって、みなさんは思うでしょう。

今はまだ人間が止める段階ではないのです。

なぜなら、それがA君の真実の犬語だからです。

コマンドでの管理は、管理にすぎません。

A君が自分自身で、そんなことをしなくてもよかったんだ、大丈夫なんだ、と、自分の言葉で

話してくれるまで、余裕を持ってほしいのが人間側なのですから。

Img_20140222_143331 犬はわれわれ人間にとても寛大な生き物ではないですか?

殴られても、蹴られても、張り飛ばされても
首を絞められても、ほとんどの犬が人間を襲おうとはしていないはずです。

その犬に対して、今やっている訓練やトレーニングが、果たして本当に必要なのか?

当たり前な行動を攻撃的だと称する時、果たしてその行動がなぜ起こるのか考えいるのだろうか?

人の観るのも怖い、それでいて家族の指示には健気に従う、それが理想な犬の姿ではないと思うのです。

訓練やトレーニングをする前に、これから数十年暮らす環境が安全であることや、人間が脅威な存在でないことを教えるべきではないかと、思ったセッションでした。

へちまこは、すべての訓練所が悪い所とは思っていません。




へちまこには、訓練士の友人もいます。

どの友人も、真摯に犬が好きで、犬バカです。


犬に携わる仕事をする人間すべてが、犬の心情を思いやれるトレーナーであってほしいと願っていますよ。

(あんまりこのようなこと書くと、訓練士の友達に叱られるんだわさ…(;´▽`A``

A君、今度は一緒に砂浜デートしようね・・・チェッコより

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