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2014年4月13日 (日)

キュリオ・・・つまり好奇心

Photo 川崎動物愛護センターの譲渡対象犬の紀州犬のシロ君のことを書かなくっちゃ、と思いながらも時間ばかりが経ってしまっていた。

一昨年からセンター獣医師らと取り組んでいる、シロ君再譲渡計画。

牛歩の歩みながら、その進歩は様々な人の手を借りて続けれらています。

そして、へちまこは近ごろ、やはり、そうなんだよねと、
節に思うことがあります。

それが社会化に必要なことであるのだろう、その社会化のために、大切な考え方ではないだろうかと思うことを、シロ君の進歩を交えてご報告したいと思います。

Img_20140129_144743
(シロ君には近ごろいろんな人にトリーツボックスでの交流をしてもらってます)

センターへ収容され、譲渡対象となった幸運な犬であっても、そこでの暮らしはストレスレベルの高い暮らしになってしまいがち。

そのストレスレベルを軽減して、犬を良い状態・・・不快ではない状況や状態にしてあげることがもっとも重要な課題になります。

シロ君がハゲちょろにされてしまう皮膚病もストレスから来るものが多く、センター職員、獣医師、ボランティアがどんなに手をかけても、信頼のおける人がいつも傍にいてくれる暮らしとはほど遠く、また犬の出入りも多く、シロ君にとってはストレスの連続になります。

そして、もっともシロ君が恐れるものが、知らない人(人間全般)なのです。


訪問者が多くなれば、それがシロ君のストレスレベルをどんどん上げてしまうのです。

身体的な虐待を受けてきてであろうシロ君にとって、未知なる人を受け入れるのはとてつもなくハードルが高く、たとえ、いろいろな人から食べ物をもらったとしても、越えることが困難な、恐怖の壁が立ちはだかっていました。

そこでサリーの提案したトリーツボックスを使うという方法が、いかに、優れたものであるかが分かってきました。

人が怖くて攻撃的になる犬にすべての人間はいいものだと教えるために食べ物を手から与えることは、広く行われています。

だが、それの考え方がいかにも人間側に偏っていることに注意しないと、思いもよらない落とし穴があるのです。

サリーが川崎のセンターを訪れてくれたときに、「人の手には一貫性がないの。でも、トリーツボックスには一貫性があるのよ。」と、言ったことがありました。

へちまこはこの言葉その時には謎でした。

センターでは、シロ君には一貫性もって接していると思っていたもんですから、サリーのこの言葉は、ちょっと衝撃でした。


Img_20140129_144746

(えへへ。おいしいね。・・・シロ君の満足げな顔・・・穏やかでしょう)

人の手が食べ物をあげるのは一貫性がない?

犬から観た一貫性とは何だろう?・・・へちまこはサリーにその解答を聴くことをやめ、自分で考えて後で答合わせをしてもらい、ああ、そういうことだったんだと、改めて犬に対する人間側の一貫性の難しさを知ったのでした。

私たちの手は大変便利な手で、あらゆることができますよね。

犬に対しても、いろいろなことをしてあげることできます。

お手入れやご飯を作る、リードの着脱、優しく撫でる手、犬の身体に何かするのは、人間の手です。

 その手に慣らすために、人は食べ物を使って、段階ごとに慣らすということをしていき、受け入れてもらうようにしていくわけです。

ところが、犬から観た、その人間の手には一貫性がなく、犬によっては混乱を招いてしまうことがあるのです。

特に、すでに人間に対して恐怖感や嫌悪の感情が強くある犬には、すべての人は食べ物をもらえることのできる対象であってはならないのです。


Img_20140129_144753

(これを持ってる人は必ずこうしてくれるよね。身体からいい感じで力が抜けています。トリーツボックスは古典的条件付けです)

たとえばです。

向こうに人がいる。

紙袋を持っている、スーパーの袋にも見える・・・あ、あそこから食べ物が出てくることがある・・・じゃ、傍に行ってみようとなって、傍に行ったら手で払いのけられた・・・。

ポケットに手を入れた・・・あ、あそこから食べ物が出てきたことがある・・・傍に行ってみよう・・・あれ、タバコだし、触られたくないのに触ろうとしてきたよ・・・。


いいことを必ずしてもらえるのでは・・・ない・・・orz

もらえるかもらえないのかわからない状況が重なると、犬はだんだんと不安が強くなり、それがストレスになり、人間不信になってしまうことがあるのです。

この犬側のジレンマを解消するのがトリーツボックスなのです。

このボックスが人の手にある時、必ず、いいことが起きるという学習をしておけば、食べ物を持ってるのかわからない、くれるのかどうかわからないという不安を解消してくれるようです。

シロ君の再社会化は、未知なる人間への恐怖を取り除くということではなく、未知へのモノへの警戒を含めた多くの選択肢が必要だったのです。

シロ君に必要だったのは、生き物が本来備わっている、危険なことへの回避行動の発現と、自分で判断できる材料を提供することでした。

食べ物をもらうために、怖いと思う人間に近づかなくてはならない選択は、かえって犬の攻撃的な行動を引き出す恐れがあるのです。

そして、過大なストレスをかけてしまいます。

食べ物をもらえたけど、嫌なことされたということも避けられます。

また食べモノが欲しくて近づくのか、そうではなくて食べ物なしでも近づけるのかという判断ができます。

 犬がその人によりたくないという選択肢を与えることで、犬は自分の安全を図れるようになり、安定していくようです。

Img_20140129_144128(身体の感じに注目ですよ。この弛緩した感じ。食べ物を手であげるだけでは引きだせないのです)

そして、へちまこたちが望むのは、いつか、シロ君に食べ物あるなしにかかわらず、人間に興味を持ってほしいこと。

そして、シロ君いやだと思う人間には近寄らずに逃げてほしいこと。

怖いからといって、戦ってほしくないこと。

そしてそして、そんなシロ君を多くの方に知ってほしいことと、わかってほしいこと。

Img_20140206_183336(へちまこが手にしたタブレットに好奇心でよるシロ君。自分に関わる人間のすることに興味を持ってくれるように・・・( ´;ω;`)ブワッうれし泣きだよ、まったく)

人類が、未知なる世界、宇宙という世界を目指すことができたのは、好奇心があったからだと聞きました。

好奇心が、唯一、恐怖を乗り越えさせることができるそうですよ。

そこまでは壮大ではないかもしれないけど、知らない人間だけど、知りたいという好奇心が、いつかシロ君にも自然に現れることを待ち望んでいるのです。

それが、そう遠くない現実になる予感がしてくる春なのです。

えっ、犬はそんなばかりじゃなく、期待を裏切ったって平気よ、食べ物あげればって・・・

いやいや、犬は人が思う以上に繊細ですからね( ̄ー ̄)ニヤリ

では。

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