「犬にはとりあえずハーネスを」セミナーin新潟&川崎市動物愛護センター
去る、6月18日に新潟県動物愛護センターで、7月9日川崎市動物愛護センターにおいて「犬にはとりあえずハーネスを」セミナーを無事に開催しました。
新潟に至っては、既に月が変わってからのご報告となり、開催を取り仕切ってくださった「ひまわり」さんをはじめスタッフの方々に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
新潟は、一般飼い主さん向けなのですが、センターの職員さんも聴講下さいました。
川崎市のセンターは、職員さん向けとお散歩ボランティアさん向けです。...
さて、Pは数十年ぶりの(もしかして20数年?)の新幹線の旅。
二時間足らずで、車窓は高層ビルから一面の水田風景に・・・さすが米どころ新潟でしたね~(o^-^o)
どちらのセミナーも開催場所は、行政の機関である愛護センターであるということが、HUTSGとしても喜ばしいことです。
そして、愛護センター内で開催できるということで、もっとも大切なことは、センター職員さんに聴講してもらえることなのです。(全員でなくてもいいのです)
ここからの一歩は、やがて大きなうねりになってくれるのではないかと、淡い期待と野望かな~~なんて思っております(笑)
ハーネスではリードの引っ張りを助長させるだけだ、なるべく早くしつけ直して譲渡し回すべきだ、ハーネスでは舐められるだけだ、という考えは、人間の都合だとへちまこは思っております。
もちろん、譲渡に向けての再社会化やしつけ直し(この言葉、近ごろ嫌悪です)は大切です。
大切ではありますが、訓練やトレーニングの前に、犬のストレスマネジメントを心がけるだけで、犬は落ち着いた行動を選択するようになるものです。
穏やかさが戻れば、犬はヒトの言葉に耳を傾けてくれます。
それは、命に危険が及ばなくなったという安心感から来るものです。
怖い思いや、不安な思いばかりでは、私たちだって落ち着いて勉強できませんよね?
それは、犬も同じことだと思いませんか?
恐怖やら不安といったストレスから、犬をほんの少しでもいいから、その過剰なストレスを軽減してくれるもの・・・それが、犬の身体に優しい作りのハーネスなのです。
センター収容犬は、捕まえられて、あるいは突然人間の身勝手な都合によって持込され、いきなり環境が変化します。
知らない人間ばかり、果たしてこの人間たちは安全な人間なのか?ひどいことをされないだろうか?と、不安でいっぱいなはずです。
知らない場所で知らない人間に連れまわされる恐怖は、自分だったらということに置き換えて考えてみても、想像はできると思います。
それでも大方の犬たちは、ストレススマイルで自分がいかに安全かを伝え、または酷いことをしないでくれと伝えている場合もあるのです。
へちまこは、センターへ収容される犬や猫たちは、いわば、被害者といっても過言ではないと思っています。
その被害者たちの心の安寧のわずかばかりのお手伝いができるのが、ハーネスではないかと思っております。
私たち人間は犬にどう思われたいのでしょうか?
言うことを聞かないと痛い目に、不快な目に合わせる人間だと認識されたいのでしょうか?
怖いから言うことを聞かなくっちゃと、思われたいのでしょうか?
この人は、痛いことや嫌なことをしない。
自分を取り巻く社会の人間たちは安心で安全な人・・・という犬の思いは、スワレやフセや並んで歩くと言う訓練で犬の行動をコントロールするより、はるかに社会化された犬だと思うのです。
センターでのセミナー開催は、今だに、各センターで犬を言うことを聞かせるという名目で使用される、チョークチェーンやプロングカラーからの脱却が大きな目的でもあるのです。
それは、私たちの人間社会を暴力から守ることにつながると思うのです。
そこの毎日、イライラして、人間に八つ当たりな君!
いまこそ、ハーネスに換えてみないか?
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