10月16日 Dog Communication Class 「犬の砂場」が開催されました。
待ちに待った、『犬の砂場』が10月16日に開かれました。
すばらしい秋晴れの中、とてもぜいたくな時間でした。
Dog Communication Class『犬の砂場』は、究極の犬同士の社会化の場です。
『犬の砂場』の名前の由来は、へちまこの尊敬する友人たちのヒトリの言葉から始まりました。
ここはまるで子どもが遊びながらうまくやるスキルを学ぶ砂場のようだ・・・この言葉から、
『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場から学んだ』・・・英国、米国のエッセイスト、ロバート・フルガムの著書を思い出しました。
へちまこが子育てのころ、読んだ本の一冊でした。
この本は“人間どう生きるか”ということが書かれていますが、充分犬たちの関係にも通ずるところもあり、人間子どもの砂場を『犬の砂場』に置き換えることになったのです。
『人生の知恵は大学院という山のてっぺんにあるにあるのではなく、日曜学校の砂場に埋まっていたのである・・・』(引用文)
ちょっとすてきな言葉ですよね。
今回の砂場には数名の新人さんがいました(人、犬含め)
途中からの人や、このブログを新しく講読して下さる人には、『犬の砂場』の意味はチンプンカンプンの呈だったと思いますが、少しはこれで謎が解けたと思います。
『犬の砂場』は、同族とうまくやりたいと犬自身が望むことが大切です。
かわいい家の子は、犬が苦手だから、犬に慣らしたいから、犬との遊びを経験させたいから、犬に怯えて困るから、それらを治したいからという犬の保護者には向いてはいません。
また、犬に犬の友人などいらない、人との関係が築かれているなら必要ないと言う考えの保護者と犬にも向いていません。
犬自身が、同族と関わりたいと強く望むも、どうしたわけかうまくいかない、嫌われてしまう・・・あげ句には乱暴を働き、相手に怪我を負わしかねない。
それでも、それでも、同族を求める犬がいる限り、そしてその思いをどうにか叶えてあげたいと思う、犬の保護者とその犬のために『犬の砂場』は、開かれるのです。
今回も、黒くてやんちゃで、どうしても乱暴な動きが目立つブラッキーのために、いろいろなタイプのTeaching Dogが手を貸してくれました。
同族に時には叱られ、時にはかばわれ、時には遊んでもらい、時には指導してもらい、時には認めてもらう・・・どうでしょう、人間と変わらない社会があると思いませんか。
ブラッキーは、『犬の砂場』で同族ととうまくやるスキルを様々なタイプの犬から、様々な犬語で、自分を守り、自分をうまく表現するスキルを学んでいくのです。
私たち人間は、その様子から、犬たちの喜怒哀楽の表現を学び、カーミング・シグナルを始めとする、あらゆる犬語を学びとることができます。
そこには平和を保つために犬語を駆使する犬たちを観ることができます。
そして、平和維持のためになくてはならない、この場を抑えることのできるTeaching Dogの存在は、なくてはならないものなのです。
Teaching Dogたちの状況判断力、介入の迅速さは、人間の真似のできない世界です。
私たち人間は、犬たちの言葉を傍らで観ながら、二度と同じ言葉を話さない、今日限りの犬語から、深い犬語の世界を知ることができるのです。
それらは、犬バカにとってぜいたくでありがたい時間なのです。
本編詳細は、すべて非公開ブログとなります。
今回から、非公開ブログの鍵が変更されています。
長い間、愛読されていた方もおいでとは思いますが、どうぞ、ご了承くださいませ。
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