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2015年1月

2015年1月11日 (日)

新『子犬、育ててます。』 ピコと睡眠

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ピコは子犬のくせに眠りが浅い。

僅かな物音で直ぐに目覚めてしまう。

そのほとんどが警戒心顕で覚醒して吠える。

子犬というものはゆっすても眠っている身体を移動させても、睡魔が勝っていて起きることがないものなのに、ピコは音にとても敏感なのです。

慣れていないからといえばそうなのですが、野犬の子犬なので親も警戒心が強かっただろうし、収容された期間中は安心して眠ることはできなかったのでしょう。

劣悪な繁殖所の子犬は環境は最悪でも目が開らけば否応なしに人間を見ることになるし、少なくとも触れられることもあるし、ご飯をもらうこともある。

産まれて物心つく頃にはいろいろな人間に触れあえるのです。

ピコを観ていて、ずいぶん前、川崎市の埋め立て地で保護された野犬の子犬(既に生後3ヶ月近く)を思い出しました。

まるまる2ヶ月は人間を見ることも触れることもなかった子犬は、人間を敵視し、怯え、収容された犬舎の中を逃げ惑いました。

収容当初、優しい言葉をかけても、食べ物を与えても、命の危険が上回り、人間に寄り付くこともありませんでした。

ご飯を食べるのは、みんなが寝静まった夜中、眠る姿勢は壁に寄りかかったまま、いつでも逃げられるように座った姿勢で眠るのです。

衝撃でした…

ペットショップに売られる子犬は、少なくとも人間を知っている、これから暮らす社会の最初の扉を知っているのです。

喧騒の中でも人の目に曝されても、堂々と睡眠をとる子犬たちには、人間から見れば愛らしいでしょう。

ピコたち三頭の子犬たちは、現在、安心で安全な睡眠をとれる環境に暮らしていると思うのですが、これも人間側から見たことであって、突然吠えながら起きることはピコの本当の意味での不断の睡眠を提供できていないのだと思うのです。

いつかピコにもなにも心配なく眠ることができる心が育ちますよーにと祈りながら、ピコが眠っている間は、なるべく起こさないようにソロリソロリと動く人間なのでした。

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新『子犬、育ててます。』 ピコのハーネス嫌い、これで最後。

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ご飯もアクティビティも排泄もすべて終わって、ウトウトの犬たちです

さて、ピコのハーネス嫌い。

概ね、目標を達しました。

ピコは、ハーネスに首を通すのが怖いのではなく、人間からの拘束を一番怖がりました。

原因?

いろいろあるのでしょうが、一番初めてあった人間に首や身体の拘束を受けたからではと思います。

自分の何倍もある動物に抑え込まれる恐怖、それはもう命の危険を感じる恐怖との遭遇であったはず。

いくらよいと言われるものでも、ピコが気持ちよく着けてくれなくては、よいものでなくなります。

私は、エミリーのセミナーを受けて、細分化の大切さを学びました。

小さな目標をたくさん作り、その目標に一つ一つの強化子を使うことの大切さも学びました。

セミナーのことを思い出しなが、とにかく丁寧に積み上げようと思いました。

ハーネス装着しないと外へ出られない、だからそれを選択しなくてはならなくても、拘束して首を通す、叱りつけて首を通させることは極力控えます。

とにかく、ピコがハーネスに自ら首を入れるのを待つしかなく、それを補助するしかないのです。

ハーネス装着の、ひとづつの細分化した目標を作り、そのひとつずつにとびきり美味しいものの強化子をつくり、けして拘束せず、ピコのペースに合わせていきます。

首を入れた、そら今だ!で、人間がハーネスを動かしてしまってはなにもなりません。

ピコが首を少しでも輪の部分に入れる動作をしたら、それに合わせてハーネスを動かします。

ここが、一番、根気と忍耐が(^^;)

そして、次の背中のクリップを留めるのは首を通すより難問でした。

この下準備として、ハーネスを留めるクリップ音→美味しいもの、という強化を別に学習してもらっておきます。  

ハーネスをはずすときにも、ピコには恐怖の揺り戻しがありました。

いち早く逃れようと、身体を引こうとしました。

素早い動きや過剰な動きのトリガーは、やはり、身体の拘束の恐怖です。

そんなことやらせておけばいいと、思うかもしれませんが、過剰な反応はそれに対するストレスが目に見えて現れていることになります。

着け外しの度にストレスを感じさせることは、最悪、噛んでしまうという行動を引き起こしかねないのです。

犬がなにかに噛みつくということは、もう既にかなりのストレス反応なのですから。

慎重に声をかけ、ひとつの行動にひとつの強化子、ひとつ受け入れたらひとつの強化子、宥めながら、時にはトリーツボックスを使いながらストレスレベルを抑えつつ、ハーネスを外していきました。

こうして、ハーネス装着すると美味しいもの→そして楽しい外へ、そして、外すときにも良いことや美味しいことがたくさんで、やってよかった!ハーネス着けるのも悪くないな、という図式が出来上がって初めて目標達成されるのです。

私たちは犬を飼うと、自分のものであると勘違いし大変横柄になります。

犬は確かに飼われる身ですが、その心までも飼われることは必要ないと、私は、思っています。

いやなものは嫌だと主張して良いんだと思っています。

どうしても、それらを犬のために乗り越えさせたいのなら、なるべく強要しない方法を選択してほしいと思っています。

私たち人間は、非力な生物であればあるほど、気づかないうちにいろいろなことを強要しているのかもしれません。

いくら優しい言葉や食べ物を使っていても、そこに現れる私たちの行動が、犬への強要になってないかを再認するピコとの毎日でした。

ピコは、予定では今週、保護元へと戻ります。

まだまだ手を貸してあげたいものがたくさんあるのですが、ひとつ所への長居はピコの性質上、キャパが狭くなることも予測されます。

私の最大の目的、ハーネストレーナーとして、ハーネスを嫌わないでほしい、ハーネスを好きになってほしい!は、ひとまず難関を越えたことになります(^^)

そして、私は、祈るのです。

ピコや、その胴胎犬たちの限りない幸せに巡り会えることを・・・

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新『子犬、育ててます。』 ピコのハーネス嫌い続き。

Img_20141231_110111_3アンタ、人間と暮らすって必ずハーネスやら首輪やら付けないとならないのよ。それがいっぱしの飼い犬の証なのよ・・・


ピコの現在のハーネスはフリースラインドハーネス。

首を通すタイプのハーネス。

犬によっては、この首に頭を入れるということに、とてもセンシティブな個体はいます。

数度はうまくいったのに、何度目かにハーネスを装着しようとすると着けさせてもらえなくなることも。

犬がおとなしく(怖くて固まっている)着けさせてくれるから、大丈夫。

嫌いになってない、と思う飼い主も多い。

でも、犬の表情や体のシグナルを見ると、この状況にありありと嫌悪していることがわかります。

おとなしく着けさせるから、そのことを快く受け入れているとは限らないのです。

ピコは、ハーネスを着けようとすると威嚇してきました。

嫌だというシグナルを身体いっぱいに表現できる、とても分かりやすくていい子です。

そのシグナルを無視して着けようとすると、カプッと空噛みやハーネスを持つ手に歯を当てたり、ハーネスを噛んだりしてきました。

ピコの精一杯の反抗を、人間に対するいけない行為として叱り付けるのは簡単なことですが、ピコたちの収容期間中に経験してきたであろうことを慮ると、この精一杯の反抗を認めなければ(許すこと)、次の段階、ハーネスを着けることをピコ自身で納得することはできないと思いました。

掃除機に慣らすことを計画的に正の強化を使って進めてきたように、ハーネス慣らしにも、限りなく低いハードルをたくさん作り、徐々に高さを上げながら、それをピコ自身で乗り越えられるように手を貸してきました。

それでも完璧ではなく、日に一回ほどは、嫌だよ着けたくないよ、とお断りになることもあります(*≧з≦)

(庭に出て遊ぶ回数が多いので満足っていうのもあるのだと思う)

着ける?と聞くと、ハーネスの端を噛んで、私の方へ押しやります(あー、かわええなあ、もう♥)

で、私は直ぐに引き下がります。(だって、いやだのシグナルありありだもの)

大人犬たちは外で楽しそうに過ごしています。

私は外へ出てピコをヒトリにさせて不安を利用するようなことは、もうしてはいません。

最初の一日目に、これを利用しましたが、犬の不安な気持ちを利用するのは過剰なストレスを犬にかけてしまうからです。

どうすればいいかということは、初日にピコは重々理解しています。

大人犬たちが好きなように匂いとりをし、好きな枝を噛んでいるのを羨ましそうに眺めているピコにまたハーネスを提示します。

ピコは、着けて、と、言うように首をまっすぐに入れてきます。

そこには自分はヒトリにさせられるから着けなくてはという不安な表情はなく、わかったよ、こうすればいいんでしょ、という自信に満ちたものがうかがえます。

この先、ピコが人間から理不尽なことを突きつけられた状況に対して、許容できるキャパを育むためにも、今はピコの意思を大切に考えたいと思うのでした。

犬の気持ちを知るということは、人間目線で見ることではなく、一歩下がった見方が必要なんだなと、教えてくれるピコなのです。

Img_20150101_150705房総の南国と呼ばれるこの地方に元旦から雪w(゚o゚)w・・・家の犬たちは駆け回るほど喜びません(゚ー゚;

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新『子犬、育ててます。』 ピコのハーネス嫌い

Dsc_05182みんな~~~、ここは館山夕日桟橋っていうのよ。初日の出ポイント。去年の31日なのよ。


Liddell The Dog のご愛読のみなさん。

明けまして←古るかろう・・・(゚ー゚;

こちらにします。

今年もよろしくお願いします(これがしっくりですね)

すっかり新年を迎え、もう月半ばになりかけての、新年のご挨拶となりましたこと、大目に見てくださると、ありがたいです。

さて、へちまこ家は田舎の古家を手に入れてから、そちらで年末年始を過ごすことにしておりますので、今年は預かりっ子のピコも一緒に田舎家で年越しをしました。

田舎家でのピコとリデル、チェシアと過ごした日々を何回かに分けてお伝えします。
しょーがないからあたしがお守してるのよ、なにしろ山犬coldsweats01 いやいや野犬ね、田舎家の周りは里山だから、脱走したら元に戻るの早いかも・・・(;´▽`A``


さて、ピコは、ハーネスを着けられるのが嫌いです。

ハーネスばかりか、犬服も首輪もリードも人の手で着けられるものが嫌いなようです。

どれもこれも、犬にとっては必要なものではなく、人間にとって必要なものなだけのものです。

 

たぶん、最初にピコの納得のもと、どれもこれも装着されたものではなかったのでしょう。

 

子犬は非力で、こちらが力を使えば着けることは簡単です。

 

でも、それは犬のためにはならないことです。

 

これを、ハーネスやリードを着けると、自分にとって良いこと、とピコ自身が学習してもらう必要があるのですが、第一印象とは本当に大切なもので、その第一印象がとても障壁になっていました。

 

ハーネスやリードを見たときのピコは逃げ惑いました。

 

食べ物を使った逆条件付けでも、食べ物もらうよりも、着けられないことを選択するピコでした。

 

それでも根気よく、ハーネス装着に正の強化を使い、やっと首を自分で通すまではできるようになってはきていましたが、背中のクリップを留める段階になると、逃げ出そうとしました。

 

これでは毎回、ピコにストレスをかけてしまいます。

 

で、田舎家に来てからは、外に出て遊ぶという機会がふえて、その都度、ピコの安全のためにハーネスと5mリードの装着は必須です。

 

リデルやチェシアが外へ飛び出すと、ピコも後を追おうと出入り口になっている戸口へ必死に駆け寄り、出してほしいとせがみます。

 

そこで、ハーネスを提示。

 

ピコは、最初は拒否しますが、そう?なら、私も外へいくわ、とピコをヒトリ残して外へ出てしまうと、ええ(;-Д-)あのあのあの(;゜0゜)と、なって、チンマリと座ります。

 

それでも、やっばりいやだー!でも、(((((゜゜;)かなあ。
でも、やっばりいやだー!でもでもでも、を繰り返すこと数回、意をけっしてかのように着けていいよ、とじっとしてくれるようになり、クリップを留める間には美味しいものを頬張りながらで留めさせてくれるように(^^)

 

ここ数日で、ハーネスに躊躇する時間はどんどん短くなり、ハーネス嫌いを克服できそうな、人間なのです。

 

条件付けに利用できる強化子は、なにも食物ばかりではないのです。

 

食べ物を使えばいいという考えでは、行き詰まることもありますが、犬の行動観察を怠らなければ、強化子とは回りに溢れているモノなのでした。

(この記事はへちまこFBからの転載になります。多少、気づいたことを書き足してあります)

Img_20141231_110045こうして、お守してないとね、この子、野犬の出だから田舎家周りは里山だから、脱走したら元に戻るの早いかもcoldsweats01

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