新『子犬、育ててます。』 ピコのハーネス嫌い
みんな~~~、ここは館山夕日桟橋っていうのよ。初日の出ポイント。去年の31日なのよ。
Liddell The Dog のご愛読のみなさん。
明けまして←古るかろう・・・(゚ー゚;
こちらにします。
今年もよろしくお願いします(これがしっくりですね)
すっかり新年を迎え、もう月半ばになりかけての、新年のご挨拶となりましたこと、大目に見てくださると、ありがたいです。
さて、へちまこ家は田舎の古家を手に入れてから、そちらで年末年始を過ごすことにしておりますので、今年は預かりっ子のピコも一緒に田舎家で年越しをしました。
田舎家でのピコとリデル、チェシアと過ごした日々を何回かに分けてお伝えします。
しょーがないからあたしがお守してるのよ、なにしろ山犬 いやいや野犬ね、田舎家の周りは里山だから、脱走したら元に戻るの早いかも・・・(;´▽`A``
さて、ピコは、ハーネスを着けられるのが嫌いです。
ハーネスばかりか、犬服も首輪もリードも人の手で着けられるものが嫌いなようです。
どれもこれも、犬にとっては必要なものではなく、人間にとって必要なものなだけのものです。
たぶん、最初にピコの納得のもと、どれもこれも装着されたものではなかったのでしょう。
子犬は非力で、こちらが力を使えば着けることは簡単です。
でも、それは犬のためにはならないことです。
これを、ハーネスやリードを着けると、自分にとって良いこと、とピコ自身が学習してもらう必要があるのですが、第一印象とは本当に大切なもので、その第一印象がとても障壁になっていました。
ハーネスやリードを見たときのピコは逃げ惑いました。
食べ物を使った逆条件付けでも、食べ物もらうよりも、着けられないことを選択するピコでした。
それでも根気よく、ハーネス装着に正の強化を使い、やっと首を自分で通すまではできるようになってはきていましたが、背中のクリップを留める段階になると、逃げ出そうとしました。
これでは毎回、ピコにストレスをかけてしまいます。
で、田舎家に来てからは、外に出て遊ぶという機会がふえて、その都度、ピコの安全のためにハーネスと5mリードの装着は必須です。
リデルやチェシアが外へ飛び出すと、ピコも後を追おうと出入り口になっている戸口へ必死に駆け寄り、出してほしいとせがみます。
そこで、ハーネスを提示。
ピコは、最初は拒否しますが、そう?なら、私も外へいくわ、とピコをヒトリ残して外へ出てしまうと、ええ(;-Д-)あのあのあの(;゜0゜)と、なって、チンマリと座ります。
それでも、やっばりいやだー!でも、(((((゜゜;)かなあ。
でも、やっばりいやだー!でもでもでも、を繰り返すこと数回、意をけっしてかのように着けていいよ、とじっとしてくれるようになり、クリップを留める間には美味しいものを頬張りながらで留めさせてくれるように(^^)
ここ数日で、ハーネスに躊躇する時間はどんどん短くなり、ハーネス嫌いを克服できそうな、人間なのです。
条件付けに利用できる強化子は、なにも食物ばかりではないのです。
食べ物を使えばいいという考えでは、行き詰まることもありますが、犬の行動観察を怠らなければ、強化子とは回りに溢れているモノなのでした。
(この記事はへちまこFBからの転載になります。多少、気づいたことを書き足してあります)


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へちまこさんこんにちは。
最近こちらのブログを知り、過去記事から少しずつ読み直させて頂いています。
へちまこさんに、お聞きしたいことがあって不躾ではありますがコメント欄お借りしますm(_ _)m
1歳になる柴犬と暮らしています。
この子が、大の犬好きです。
お散歩中に他のワンコさんと出会うと嬉しくって大興奮。挨拶できるとなるとぴょんぴょん飛び回りながらいきなりの鼻面挨拶、なもので怒られることも多いのです。しかし本人はけろっとしています。
そういう子の場合、スルーできるようになるのが好ましい、というアドバイスを多くお見かけします。
私自身もそう思い、他ワンコさんを見かけたらスルーの方向で対応中です。
しかしふと思ったのですが、やっぱり、スルーしたあとも本人は名残惜しそうというか、遊びたかったよう。。。という感じなのですね。
スルーはいいけれど、他のワンコさんと遊びたい、って気持ちはどこにいっちゃうのかなと。
単純な人間目線で考えると、この子、捻くれちゃわないか?と思ってしまうんです。
お散歩中に出会うワンコさんで挨拶させてもらえる子は何匹かいるのですが、がっつり、一定時間いっしょに歩いたり、転げ回って遊んだりした経験が、うちのワンコさんにはほとんどありません。
そこが満たされたら、教えずともスルーは身につくのではないかなぁと素人考えで思ったりするのですが、へちまこさんはどう思われますか?
今近くで、「遊んでやってもいいぜ〜」と言ってくださるワンコさんと飼い主さんはいねが〜と探しているのですが、なかなかです( ;´Д`)
ドッグランは色々不安要素があって敬遠していたのですが、貸し切りと一般に分かれたドッグランを見つけたので、そういうところで貸し切りから始めてみても
いいのかな・・
長くなって申し訳ありません。
犬好きが悩みなんて贅沢な限りですよね。。^^;
投稿: もち子 | 2015年1月24日 (土) 17時44分
もち子さん。
はじめまして、コメント、ありがとうございます。
元気そうな柴女子とお暮らしのようですね。
スルーできるのが好ましいということを別にして、、同族との交流を強く求める子はいます。
そういう子の要望には極力お応えしてあげたいと思うのは、至極当然な飼い主さんの思いだと思いますよ。
ただ、日本の犬は遊びなれてないというか、口下手な犬が多すぎること、幼いころに良質な同族との遊びを経験する機会が少なすぎること、良質な遊びというものを飼い主さんが分からないので、失敗させて犬嫌いにさせてしまうことが多いようですね。
犬語の習得は良い犬の先輩がいなければ、犬語は習得できません。
人の社会は人が教えるものですが、犬の社会は犬にしか教えられません。
私たちが教えることのできる犬の社会は、いかに他の犬とトラブルなく、悪い経験をさせずにさせることしかなく、そうなるとスルーしかなくなるのです。
ドッグランをあまりお勧めしないのは、その場を監視管理する(犬の動きや良い介入)人間の不在(同等の立場の飼い主では指導もアドバイスも遠慮がちになり事故を招きやすい)できませんし、何かあっても泣き寝入りになることも多いです。
ランでの不特定多数の犬の集まりには、常に危険をはらむ事を頭に入れておかないと、一度の過ちで一生涯犬嫌いになる子もいます。
貸切で気の合うこと遊ぶのなら、それは良いことだと思いますが、常に相手の犬語に注意を払い、お互いが事故にあわないように気を配ってあげる必要はあると思いますよ。
そして、目に見えている犬語から次ぎ起こることの予想をし、予測しながら、安全なお付き合いを目指します。
犬同士を安全に遊ばせるのには、犬語を人間が学ぶことが必要になります。
たくさん、勉強して下さいね。
愛犬を守るためにも、相手の犬を守るためにも必要なことですので。
そして、自分の犬の犬語を尊重するばかりではなく、相手の犬語も尊重して下さいね。
もし、ティーチング・ドッグのセッションを受けたい場合は、改めて、ご連絡をくださいませ。
その折には、必須事項(個人情報の開示をお願いしております)
明るくて元気な柴女子さんによろしく!
投稿: へちまこ | 2015年1月27日 (火) 01時06分