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2015年3月

2015年3月18日 (水)

『強化の歴史』は裏切らない。

Dsc_0740_345x640ここはどこだろう?嗅いだことのない匂いばかりだけど、知ってる匂いもあるよ・・・


3月15日のとある保護譲渡民間団体主催の譲渡会に参加したシロ。

もっと、不安定な心理が行動に現れるのかと思いきや、中々の余裕で過ごしてくれました。
(シロはネグレクトと身体的虐待があった模様の放棄犬です)  

たまに無神経な飼い主がズカズカとシロに近づいてきましたが、その環境からすぐに離して、シロの安全で安心な距離をとれば、シロは普通の状態に戻ってくれました。

よいご縁はありませんでしたが、センター以外の環境でシロがどのような状態になるのかを確認できただけでも満足な日でした。

譲渡会へ出掛ける前、参加予定の犬のみなさんを積み込む前、排泄をさせてからということでシロを短め散歩に連れていきました。

しばらくして私はシロのごほうびポーチを忘れたことに気づき、今から取りに行くのも時間のロスになるのでそのまま歩き出しました。

シロのごほうびポーチは何かできたからごほうびというものではなく、シロの心の安定を保つためのものです。

散歩の途中でシロは『ねえ、いつものあれ食べたい』と言う素振りをしたので、「ごめんよ、シロ君。忘れちゃったんだよ。」というと、『あ、そうなの、ふーん』と言う感じでスタスタと歩き出しました。

しばらく行くと私たちの後方から、老夫妻がやや足を引きするような音をたてながら近づいて来ました。
Dsc_0734_360x640ふーーん、職員室組みのコマさんも来てたのか・・・

いつもなら後方から人の気配があるときに食べ物、追い越しの時に食べ物と言う使い方、人が後ろ(あるいは前)から来たらよいことが起きるということをしてきましたが、この時はなにもない状況です。

シロは後ろからの老夫妻に振り向きましたが、チラッと確認しただけで普通の状態でした。

その後も、バイクや車、ジョッカーやガサガサのスーパーの袋を持った人とのすれ違いも、自分で端に寄ったり、さりげなく地面の匂いを嗅ぐというしぐさりしたりして、自分で心の安定を保つかのように行動を選択してくれました。

私を確認して食べ物出るか?という期待はあっても、シロ君、今日はないんだよと言って、開いた手を見せると納得したように歩き出します。

私はそれを見て熱い思いが込み上げて来ました。

ああ、この2年間の『強化の歴史』はシロを裏切ることはなかったのです。

強化はある行動が増えること。

シロに学んでもらったことは、この状況ではこうする!という行動の選択です。

最初の1年間はひたすらストレスレベルの軽減と不安や恐怖のものを避けること

そして、少しずつ、苦手なものの克服を無理なく進めてきたこと。

2歩進んで3歩も5歩も下がることもあったけど、繰り返し実施した『強化の歴史』は裏切ることはなかったのです。

そして『強化の歴史』は譲渡会会場でもシロを裏切りことなく、シロの心の安定に作用してくれたのでした。

正の強化は即効性がないと言われますが、チョークチェーンやプロングカラーもその時には強大な強制力を発揮しますが、何年も首につけている場合を多々見ます。

使い手のスキルの問題で有効な使い方ができないから効き目がないとか、飼い主の犬への愛情があればガツンと一発で決めれるはずだとか、そんな理由をさがすよりも、同じ時間がかかるなら正の強化を積み上げていく方法を私は選択したいと思っています。

Dsc_0735_360x640へへ、ぼく、遠足みたいに楽しんじゃったよ!

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2015年3月17日 (火)

稼動30分前の奇跡から7年目のジェイくん。

Dsc_0732_416x640

3月15日は、辻堂の海側の公園である団体の譲渡会があって、そこに川崎市動物愛護センターの譲渡対象犬も参加させていただきました。

そしてそこへ、とても懐かしくとても嬉しい、お客様が来てくださいました。

今から7年前、センターで活動していると、ゴールデンを連れて一人の男性が訪れました。

センターの入り口から出るときには、ゴールデンのリードだけでゴールデンは男性の横にはいません。

『飼育放棄…』だということはすぐにわかりました。

今でこそ川崎市動物愛護センターは殺処分ゼロで有名になりましたが、7年前は飼い主が飼育放棄した犬はごく普通に殺処分でした。

午前中に放棄された犬は、午後即日処分。

午後の放棄は翌日の9時半処分でした。 

9時半には殺処分機が稼動してしまうのです。

ゴールデンの放棄は午後、明日の9時半までの命です。

私は職員さんに「今来たゴールデンはどこに?」と訊くと、既に殺処分用の檻入れられてました。

性格も良さそうなゴールデンはハタハタと尾を振り、ニコニコと愛想を振りまきました。

この子は明日の午前9時半までの命。

このまま殺処分するのは忍びなく、写真に姿を納めると、ボランティア仲間の菊地さんに相談してみました。

小型犬ならまだしも、大型犬を突然引き取れる所はそうあるものでもなく、Kさんと私は(特にkさん)刻々と時間が過ぎる中、朝が訪れず、センターの業務が開始される9時を迎えてしまいました。

誰かいないのか、自分で引き取れればいいのですがそうもいかず、他力本願な望を持つしかないことが情けなくなりました。

あと、30分で殺処分というところで、ある人がこのゴールデンを一時預かりで引き出してくれることになったのです。

稼動30分前の奇跡でした(当時は躊躇なく時間通りに業務が遂行されます)

そしてその後、このゴールデンはSさんというご家族と巡り会い、現在に至ります。

そのSさんご夫妻がこの日に譲渡会が開かれる、そしてそこに私が来るというので、J君(ゴールデン)を生きている間に一目会わせたいと連れてきてくださったのです。

J君はあの日のJ君で、自分の運命も知らずに、ニコニコと尾を振るJ君そのまんまで今を迎えていました。

昨年末は大病を患ったそうですが、15になったJ君はとても可愛がられていて、特にお父さんが好きだといい、充実した毎日を送っているようでした。

J君は、もうそれほど長くは生きられないでしょう。

でも、最期の日が訪れる日まで、きっと幸せであると思います。

Sさんご夫妻は、J君と出会えて本当に良かったと言ってくださいました。

縁というものは本当にどこで繋がるものなのかはわからないのですが、あの日、殺処分機稼動30分前に救えることのできた命の繋がりと、それを取り巻く人の縁に思いを寄せた、日曜日なのでした。

Sさん、日曜日は、とても幸せでした、ありがとうございました。

J君、まだまだ長生きするんだよ。

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2015年3月13日 (金)

犬に信用されたかったら犬の要求に応えてみよう。

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先日、チェシアとお散歩中のこと、ある場所に来たらチェシアがいきなり不安を見せて、その場から早く立ち去ろうと、グイグイとリードを引きました。

周りを見回しても何かあるのでもなく、いたって、いつものお散歩道のいくつかあるコースのひとつです。

何をそんなに慌ててるのか、その時にはわからなかったのですが、あとになって思い当たる出来事を思い出しました。

それは、先週のこと。

排泄物を片付けるのでチェシアに後ろ向きになって片付けていたら、突然、チェシアが渾身の力で慌てたようにリードを引っ張りました。

しゃがんでいた私は半分つかんだチェシアの排泄物を取り落としてしまいましたが、何事!とリードでチェシアの力を抑制すると、数十メートル先から狂ったように自転車を橇犬のごとく引っぱりながら、こちらへ向かって走ってくるアメリカンコッカーが見えました。

チェシアは、猫以外には過剰反応する犬ではなく、同族のとの争い事は宥めのシグナルで納めようとするタイプです。

ただ、このアメリカンコッカーは犬が嫌いで、その嫌いも敵意むき出しでどの犬にも突っかかり、リードがついていなければ確実に同族を襲う犬だと思われます。

飼い主も最初は歩き散歩でしたが、あまりの激しさに近頃は自転車引き散歩にするようになったようですが、なにしろ、全速力!(逆効果ですよね)

アドレナリン大放出で(^-^;、以前にもまして鬼気迫る勢いで、他の散歩の犬たちを追い越す、または行き違うのですが、その都度にガチガチと歯がなり、目は血走っています。

このアメリカンコッカーに対しては避けていたチェシアでしたが、この日に限って、このアメリカンコッカーに挑むような形で強くリードを引いたのです。

私は咄嗟にフロントリードで立ち向かおうとしたチェシアの身体を横向きにさせると、ハーネスの肩部分を手で持ち抑えました。

その間、アメリカンコッカーは激しくガウガウのまま通りすぎていきました。

アメリカンコッカーを目で追うチェシアの瞳孔は散大し、呼吸は荒く、ストレスが現れていました。

チェシアは、私が排泄物を拾っていて、この状況では避けられないと思って、選択した行動が立ち向かうことだったのかも知れません。

そして、再び、この散歩コースであのアメリカンコッカーのことと、あの日の状況を思い出し、早く自分を安心させるためにその場を立ち去りたかったのでしょう。

こうした経験は楽しいこと以上に、犬にインパクトを残して、後々にも影響を残していきます。

似たような環境におかれると関連付けられた出来事が犬たちの脳裏に浮かび上がり、不安から恐怖となってそれが行動に現れてきます。

チェシアの今回のこの行動が、信頼関係や不服従ということで語られたら、それはもう正常な行動をする犬とはいえないかもしれません。

私たちも向こうから刃物を持った人間が、大声を張り上げながら迫ってきたらどうするでしょう?

『逃げる』を選択するはずです。

でも逃げることができない場合は?

迎え撃つという防御に出るを選択するかもしれません。

自分の命を守ることは生き物として当然の行動です。

その行動を選択したチェシアを、リードをいきなり引っ張ったからといって叱ることは筋違いですし、信頼関係があるから乗り越えられるとかということでもないのです。

私は、以前は犬は付き従わせるものと、かなり失礼な考えでいましたので、人から見て大したことのない出来事に対して、犬に無理強いをしていたことが多々ありました。

犬は、私たちと違う感覚で、人の社会を生きているということが、真に理解できるようになってからは、犬の自発的な落とし処や対処を選択させることの大切さに気づいたのです。

私は、チェシアがそうしたいと望むこと、『この場を早く立ち去りたい』という要求に応えて、チェシアのトロットに合わせて離れました。

そして、チェシアが完全に安心で安全だと認識できたところで、おいしい食べ物を一口食べさせました。

『おししいね!』とニコニコのチェシアの目は、いつもの普通の状態の目に戻っていました。

犬の信用を得るということは、人の都合で犬の好ましくないと思われる行動を何が何でも、その場で修正するものでもないし、またそうしたから信用されるものではなく、犬がそうしたいと望むことに応えるだけで、犬は信用に値する人間だと認識してくれるということを確認できた出来事でした。

しばらくは、この散歩コースを外してお散歩しなくちゃね、チェッちゃんwink

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もう春だね~~cherryblossom
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2015年3月 6日 (金)

服従とか宥和とか・・・

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ねぇ、知っている?人間って私たちのこと半分だってりかいしやしないのよ・・・ね、聞いている?チェシア?えっそうなの?リデルおねいちゃん、でもあたし人間好きだよ・・・

最新の犬のしつけハウツー本というものやネットで覗く有名な犬のしつけサイトでも、未だに犬を服従させるとか、服従していないとか表現されているのを見て、なんだかガッカリさせられます。

犬の序列関係を人と犬との関係に持ち出しながら(大概がセンモンカという人)人が犬の上に立っていないから、犬が問題行動を起こすということも、未だに真しやかに流れていて首をかしげてしまいます。

それを読んだ犬飼人たちは犬の上にたとうと思い、間違った方向のリーダー論でもって、犬のリーダーにならなけりゃ、犬のリーダーになって問題解決をしようと躍起になって、人間が問題行動を起こしている?のではと思ったり(^-^;

人間が犬の上にたつと犬が服従し、よって犬の問題行動がなくなるっていうこで、人間が犬に過剰な服従姿勢を求めてしまうという、人間側の問題行動が現れてきちゃうんじゃないのかと、思うのです。

リデルとチェシアの関係も観察していると、もって生まれた性質的なものによって、相手に対する自分の要求の表現が違うか、以前、うまく相手の気持ちを宥めることができた表現や行動を学習していて、またそれを使っているに過ぎないようなのです。

Img_20150215_080542_480x640リデルねいさん、おねがいがありますでつ。そのおもちゃを貸してくださいな?
えーー、わたしが先に見つけたの、いまはだめ!


写真は一見、チェシアがリデルに服従しているとされちゃうような感じですが、チェシアのこの交渉術はなかなか戦略的でこうすればリデルが確保しているオモチャの権利を奪えることを知っています。

リデルもこうした宥和行動に弱く(適当な表現がなくて)もったいぶりながらも(身体を掻くふりをしたり、何気にその場を離れたり)オモチャを渡すことが多いです(笑)

だからと言って、このフタリの間にあるものが、序列を意識したものでも、誰かを支配したいという行動でもないのです。

ある動画でプロのトレーナーらしき人がチョークチェーンでショックを与え、犬の行動を正すると、その犬がチェシアのようなシグナルをたくさん出すのを見ました。

もっと服従すると、犬は自ら腹部をさらけ出すということで、お客さんにもそれを薦めやらせます。

激しいチョークチェーンによるショックが入れられると、犬は耳を倒し、口角がひきつり、這いつくばって、チェシアのような宥和的なシグナルを出し続けお腹を見せます。

それが犬の服従姿勢です!と、満面な笑みで応えるトレーナー。

その動画を観ながら私は思わず呟きます。

『もう、やめてください、お願いします。もう、やめてください』って、犬はいってるのに・・・

そう、犬は懸命に飼い主を宥めているのです。

そして、懸命にそれ以上の痛みや不快を避けようとしているのです。

その行動を服従していると表現するのです。

犬は大好きな飼い主の豹変振りをどのように捉えているのでしょうか?

そして、ぎりぎりまで平和的な解決方法を探っているのです。

そう、それは私たち人間を咬まないでいようとする犬たちの、懸命の宥和的シグナルなのですから・・・

へちまこも犬にかかわる人間として、最新の情報を仕入れて、人間のためのトレーナーではなく犬のためのトレーナーとして、犬の言葉に応えていけたらなぁ、と思ってます。

だって、たぶん、大方の人は、犬に服従してほしくて、犬と暮らしているわけではないと思うのです。

Img_20150215_080547_480x640_2

ね、ね、お願いします・・・たぶんそれはあたちのでつ。おねいちゃんに貸すとすぐに壊すからいやなのに・・・ふーーん、でも今はわたしのもの!

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