伝えることはマイルドに・・・犬を見習おう。
コメットはモノに執着しやすいところがあって、特に人間に対しては依存性が高くなりがち。
そこをかわいいととれなくもないが、過剰に執着するようになれば波風が立だす。
私と犬たちなら波風はほぼ立つことはなくなったけど、息子という環境が加わると俄に荒れだすのです。
次男は結婚して自宅を持っているので、事務所のある私たちの家に毎朝来て、そこで仕事をしている。
コメットは毎朝くる次男のことが大好きなのはいいのだか、次男が他の犬たちと接触しようもんなら、吠えかかってしまう。
コメットの要求をすべて聞いてくれる次男は、コメットにとって守るべきモノになっていて執着の原因でもあります(^-^;
次男には対応をするように話すのですが、仕事でそれどころでない時には片腕に抱いて仕事したり、膝のせてしまうので、ますますコメットの執着しやすい行動を強化してしまっている(家族が多いといっかんせいがね~(^-^;)
て、今朝なのですが、次男かチェシアリデルと触れあっていたら、コメットがアタシのにーちゃんからはなれろーー!といわんはわかりに吠えつきました。
すると、チェシアがスッと次男とリデルの間に割って入りました。
ますます激しく吠えかかるコメット。
チェシアの脇をすり抜け次男に近寄ろうとすると、チェシアとは思えないフットワークでそれまたコメットの行動を阻止。
私はこのチェシアの行動を観察したくて、コメットへの介入をやめました。
次男はかまってられんわーで、リビングから出ようとすると、それを追いかけるコメットに、やはりチェシアがその行動を阻止。
黒いヌリカベのようにコメットに対して横向きに立ちはだかります(正面切るのは対立に為る場合があります)
ああ、チェシアはコメットに落ち着けと言いたいんだな、と思いました。
チェシアの今までにない行動に、コメットはうろたえます。
何度もすり抜けて次男を追おうとするのですが、黒いヌリカベに阻止されます。
吠えかかるコメットの勢いが下がり始めました。
チェシアのコメットに対するボディ・ランゲッジは穏やかで緩やか、視線も動きは追うが睨み付けるということもありません。
静かにそれでいて強い意思でコメットの行動を止めていきます。
そして、写真のような行動をチェシアはコメットから引き出しました。
この後、コメットは自分でクレートに戻り、何事もなかったように静かになりました。
チェシアの顔の表情をよく見てください。
ずっとこの顔でコメットと対峙していました。
私たちが見習わないといけない犬の穏やかな介入のためのシグナルがわかりますよね。
『毅然と穏やかに』ってよく聞くあの言葉を思い出しましたが、なにか向こうとは違うように思いました。
シッというのも、相手の身体への直接のコンタクトも全くありません。
やたら、体に触れたがるやり方はいかにも人間的なことで、犬にとっては負担なのかも知れませんね。
その行動は受け入れられないけど、けして相手を追い詰めるものでもなく、恐怖を与えるものでもなく、とにかく落ち着いてほしい、と宥和的なシグナルで相手に伝えようとしているのが犬なのかもしれないと思った出来事でした。
そして、犬たちは私たち以上に平和な環境を求めているのだと改めて思いました。
お部屋が荒んでいるのは、お掃除前のため~( ̄▽ ̄;)
ベタベタに仲良くならなくてもいいから、犬も人も穏やかに暮らそうよ・・・

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2015年6月26日 (金) 犬 | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)
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