6月12日のシロ。公道でノーリード犬と遭遇す・・・
昨日は、ボランティア・トレーナーの日。
雨も午後からは上がってくれたので、川崎市動物愛護センターへ。
シロくんといつも全力お騒がせ♂のダイソンくん(ダイちゃん)の社会馴致のトレーニングに行ってきました。
昨日のシロは、ハーネスを着けるときから甘える仕草かあって、かわいらしい。
以前はハーネスを着けるときに緊張があって、着けるまでに時間を要することもありました。
近頃は、自分でスポッと頭を入れてくれます。
そして、今日は、生まれたときからよい人間に可愛がられてきたように、私の腕や手に自分の前脚を載せてきて、早く早くと急かすのです(^-^)
なんてかわいいのだろうか!
そんなシロとのお散歩で昨日は冷や汗ものの出来事が!
いつものお散歩の帰りのコースに、なんと!ノーリードの犬が!
太目のボーダーコリーだと思うのですが、いつもならいないはずのものが現れる、このイレギュラーな状況!
太目のボーダーコリーはこちらを凝視。
思わず私は声を出しました。
「リード付けてください!」と。
すると、飼い主らしいこれまたふくよかなご年配な婦人が「ウチのは大丈夫よ」と。
10mは切っています・・・5、6mしかない状況です。
シロに何かあったら、相手に何かしてしまったら。
ここまで積み上げてきたものが水の泡になります。
犬は自分にリードが着いているかよく知ってますし、相手にリードが着いているかいないかもよくわかっています。
シロの不安がわかります。
後退したくとも後ろには子どもがいます(養護施設のお子さんです)
この子どもの動きを不審がるかと思っていたのですが、シロは気にせずに行き違えましたが、ノーリードの見知らぬ犬との遭遇の影響で同じ対処をシロが選択してくれるとは限らないのです。
職員さんがシロとボーダーコリーの間に立ちはだかり、飼い主にリードを着けるように促します。
飼い主はリードをつける代わりに犬の首筋を持ちますが、15㎏はありそうなボーダーコリー。
機敏さの欠片もないご婦人に止められるわけはありません。
シロを勇気づけ、後退を極力避け、ボーダーコリーをやり過ごすように前進を促しました。
シロは、それに応えるようにボーダーコリーの前を通りすぎてくれたのです。
やれやれと思いましたし、ノーリードで公道に放つ犬の飼い主の言動に腹が立ちました。
センターに収容された犬がセンター外に散歩に出られる施設は日本でも数少ないはずです。
センター収容犬が一般飼い犬に何かすれば、こちらに落ち度がなくとも、問題にされてしまうかもしれません。
センターに収容される犬たちのストレスを解消してくれる大切なツール、お散歩ができなくなる恐れもあるのです。
公共の場でノーリードにする飼い主の言い分は「うちの犬は大丈夫、何もしない」といいますが、この言葉はまったくもって自己中心的な自分の犬のことだけしか考えない飼い主です。
これはどんなに小さな犬にも言えることです。
よく見知っている犬の散歩途中の挨拶行動をさせるのとわけが違います。
公道や公共の場でノーリードのしている人に何を言ってもおかしな持論でノーリードを認めさせようとするので話もしたくありませんが、まったく知らない犬がリード付きで歩いてきたら、自分の犬にリードをつける配慮ぐらいしてください。
犬に優しい社会と口に出して叫んでも、同じ犬飼の人間が相手の犬を慮ることができなければ人の都合でセンターに収容される犬たちの譲渡の扉は、閉ざされてしまうのではないかと思った出来事でした。
それにしても、シロ!
偉かったなあ(*´▽`*)

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