コメットと吠え・・・その2
ポメラニアンのコメットは、ポメラニアンだけに吠えやすい対象がある。
特に、呼び鈴のピーンポーンである。
...
ご本犬にしてみれば、ベルドッグの異名を持つポメラニアンとして、当たり前なこと。
誰が来ました~ーーーワンワンワンワンワンワワワン!
本犬は、いたって真面目に『誰が来ました!』を、教えてくれるのです。
しかーし、けたたましいと言わざるを得ない騒々しさがあります。
少し前まで吠えることがほとんどなかったコメット。
刺激してしまうことがだんだんと増えきています。
状況判断が出来てきて、自分なりに行動する自信が出てきたともとれるのですが、ここは間借りなりにも住宅密集地。
なるべくなら、長吠えは慎んでもらいたいのです。
我が家には以前3頭のシェルティーがいました。
ポメラニアンと同じく、吠えやすい犬種のトップスリーに上がってくる犬種です。
この子達もピーンポーンの音に反応し、やたら吠えるのが1頭いました。
その頃のこうした吠えに対する対応は、所謂、天罰方式。
私もトレーニングディスクを使ってその吠えをコントロールし、これはうまくいって、吠え吠えのシェルティーは呼び鈴に反応しなくなりました。
が、その弊害として、ピーンポーンの音に類似した音に怯えるという弊害があり、申し訳なく思ったものです。
現在、コメットへの吠え吠えの対応は、美味しい匂いがするものばらまき作戦。
ポメラニアンの吠えやシェルティーのような犬種は、吠えることを重宝がられた犬種。
吠えにくくなったラインが繁殖されてきているとしても、そのラインは脈々と残り、今に至っているでしょう。
考えてみれば、人間の要求に応えてポメラニアンもシェルティーもそのように働いてきたのです。
それを思うと、吠えをゼロにするという、人間の身勝手さが吠えやすい犬種を追い詰めてしまうのてはないかと思うのです。
吠えやすい犬種にとっていきすぎる要求を、犬自身が吠えやめるまでにするのが、人間の責任と思うのです。
で、我が家でのコメットの吠えへの対処は、ピーンポーンで吠え出したら、チーズ、ウィンナー、牛肉、鶏肉などを細かく刻んだものを撒く。(なるべく細かく)
ありがとー!といって、パラパラと撒くこと数日。
今では、吠えても自ら吠えやんでくれるようになりました。
『どう、誰かが来たって、アタシ、お知らせしてるの!すごいでしょ!だからまいてちょうだい』と、自信満々で吠え止んでくれます。(自信満々で吠え止むってなんだ、自分で書いて笑う表現)
吠え吠え犬種でも、せっかく迎え入れた犬です。
それにですね、子犬ではない、大人犬を迎えることもとても勉強になります。
自分で育てず、いきなり我が家の犬になった犬なので、以前の環境での行動がここではコメットのストレスになることもしばしばあって、コメットなりのどうにかしたいという焦りが見えたりもします。
お互い、ストレスを低くして、暮らしていきたいものですね。
コメットが来て、早4ヶ月・・・クロスオーバートレーナーとして試されることの多い日々に苦笑しながら楽しんでいます。

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