自分の犬の言葉を信じよう。
ある日の朝散歩で犬たちの足がF公園へと向かいました。
いつも曲がる角に、大きな野猫がいてそれを迂回したがるチェシアに付き合ったら、自然とF公園へと朝の散歩になりました。
F公園には先客でMシュナとコーギーがいました。
Mシュナは顔馴染みですが、コーギーは初対面。
優しそうなおとーさんと、朝の散歩のようです。
Mシュナは、リデルたちを見ると駆け寄り、朝のご挨拶を交わしてくれました。
初対面のコーギーは、おとーさんとこちらへと歩み寄り、2m手前で近寄るのを拒否し始めました。
すると、コーギーのおとーさんは、「なにしてんだよ、こっち来いよ」と、ハーネスにつながるリードをグイッと引き上げます。
コーギーはますます前脚に力を入れ、踏ん張って拒否をします。
口は固く閉じ、耳はピン止めです。
もう一度、おとーさんがリードを強く引くと、座ってしまいました。
我が家の2頭は、相手を緊張させるようなサインやシグナルを出してはいませんが、コーギーは自分の判断でこれ以上は自分から近寄りたくないといっています。
いい判断です(^-^)
私は「あ、無理矢理近づけなくても、嫌がってますよ。その子のペースがあるので」と、伝えると、おとーさんは、
「いつもはこんなんじゃないのに…」と、ちょっと照れ臭そうな苦笑いをしましたが、それ以上、コーギーに強要しなかったのでほっとしました。
少しほっておくと、コーギーはチェシアと和やかに挨拶をかわしてましたが、どうしてもリデルには近寄りがたいようで、遠巻きにしていました。
リデルの持つ同族が近寄りがたい雰囲気(私の目でもわかる)はずいぶんと薄らいだと思っていたのですが(^-^;、私が感じないリデルのオーラ?(そんなのあるのか?)を感じる同族がたまーにいるんですね(笑)
と、話が逸れましたが、犬が何かしらの拒否行動や回避行動を選択したとき、それは私たち人間が計り知れないなにかを感じているときかもしれません。
ああ、でも、私は霊感的なものを持ち出すなんてことはありません。
それこそ、ラベリングでしょから。
今朝のコーギーのように、危険とはいかないまでも、ナントナク近寄よりたくない距離をとりたいんだ、ということは犬の行動で往々にありますよね。
目に見える、よくわかる犬の言葉です。
人間から見れば、どうってことない、どう観てもなにも起こらないような。
それを拒否するかの様な飼い主の困った行動は多いです(笑)
犬が自信をもって、回避や拒否の行動を選択したとき、それを信用して犬に従う飼い主でありたいものです。
えっ、犬に従えって?バカもヤスミヤスミいいたまえよ、って?
犬の社会を教えてくれるのは犬だってこと、忘れませんように。
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コメント
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初コメントにて、失礼します。
本当に全てが仰る通りですね。
犬が何かを警戒している時に、無理矢理近付けさせようとする行為はよく目にしますし、私自身もやってしまう事があります。その時は往々にして、『他人への体裁』が働いていると思います。愛犬の気持ちより“自分の気持ち”を優先した身勝手な行為ですね。
犬が犬の世界を教えてくれている、それを忘れる事は犬を家族に迎えてる人間の
ルール違反
ですね。
投稿: ULai坊 | 2015年8月20日 (木) 12時17分
ULai坊さんへ。
はじめまして。
コメントありがとうございます。
おほめいただき光栄です(*^-^)
私も昔はまるっと犬の気持ちを無視した訓練をしてましたが、残りの人生、犬の言葉に耳を傾けることのできる時間に使いたいと思っています。
投稿: へちまこ | 2015年8月22日 (土) 00時01分