3月17日の『ドッグランゲッジ・クラス』
3月17日(木)『ドッグランゲッジ・クラス』を開催しました。
汗ばむほどの陽気でしたが、6組の参加がありました。
いつもは、8組を募集するのですがこの日は、自分の犬、グローネンダールのチェシアをteaching dogで参加させるために、参加数を控え目にした構成です。

Teaching godの能力を借りる場合、teaching dogの個々の持つ能力を越えないクラスメイトの構成は大切なことになります。
この日、チェシアにteachingしてもらいたかったのは、GシェパードのL君と、まだパピーライセンスの期限内の柴犬Lちゃん(♂)。
GシェパのL君はリデルを交えたセッションを2回行っています。
リデルはチェシアよりも強いボディランゲッジを使いますから、自分の力を試したがる若い♂犬のteachingには有効ですが、子犬ちゃんがいる場合はあまり良い環境が提供できなくなる恐れがあります。
(リデルそのものは子犬ちゃんは大好きですよ~。)
チェシアはリデルよりもマイルドなので、子犬ちゃんのいる環境を良い状態で任せられます。

この日は、カメラを向けたら、ちょっと、気分を害されちゃいました。(ごめんよぉ

ママさんの、『うちの子ビビりで臆病で』ということですが、久しぶりに礼儀正しい挨拶をする子犬ちゃん出会いました。
前回はとても緊張していて、お話どころではなかったLちゃん。
自分で良い距離を取りながら、過ごしていました。
時折、大人犬が来るけど、子犬の挨拶がちゃんとできていて、周りの犬もそれを受け入れていました。
飼い主さんのリードの緩み加減の保持、goodですね!
クラスに参加していくうちに、人間は犬に負担のないリードスキルを身につけることができるようになりますよ~。
大人犬へのリスペクトも上手ですし、犬語のレパートリーも広いです。
上手く自分の気持ちを表現できる子犬ちゃんです。
ということは、自分で行動を決められる(選択できる)ことが、Lちゃんの正解になり、それがLちゃんの自信へとつながります。
しり込みする子犬をリードで前へ引き出したり、飼い主の後ろへ下がった子犬を押しだして、怖くないから遊べとは・・・犬の気持ちにより添わないばかりか、恐怖を煽るようなものです。
私たちも、自分で行動を決め、それを実行するときに何とも言えない達成感という快感を得られるはずです。
犬の気持ちに共感する、人間の気持ちに共感できるという科学的な根拠があるにもかかわらず、人間の気持ちだけを押しつけるような社会化は百害にしかならないんですよ~。
また、犬を初めて飼う多くの犬飼さんが、社会化の言葉に踊らされてドッグランというところへ、子犬を連れだしています。
ドッグランが悪いわけではありませんが(使い方による)、初心者の飼い主さんに犬語がわかるわけではなく、子犬が初めての場所で驚いて怖がっているのに、周りの犬飼さんが(特に牢名主タイプ飼い主。特に自分の犬を嫌う犬)この子は臆病だとか、ビビりだとかとラべリングをしてしまいます。
臆病でもビビりでもない、正常な犬語を話している子犬にさっそくラベリングすれば、臆病やビビりがとても悪いことのように感じてしまう場合があります。
子犬の飼い主さんは社会化が遅れてしまってはと思い、子犬をますます連れ歩き、なちゃいない大人犬に会わせすぎ、子犬のペースなどお構いなしに社会化を進めようとし、最終的には犬嫌いにさせてしまうケースも往々にあります。
一般の飼い主さんは、自分の犬が基準になりがち。
また、不特定多数の犬が集まる環境は、それだけに管理が行き届かなくなり、事故に遭うリスクが高くなります。
さて、そうは言いつつ、子犬には人間社会への社会化と同族への社会化は重要なこと・・・
人間社会は人間が教えないとなりませんが、犬社会は犬からしか学べないのです。
では、どうしたらいいのか、なのですが、子犬期の良い大人犬との付き合いは、とても大切な経験になります。
ちゃんとした良い大人犬に出会ったら、お付き合いをお願いするのも良いことです。
こんんちは!からでもいいでしょうし、飼い主は自分の犬をほめられるのに弱い(へちまこもー!)そして、理由をいうのもいいでしょう^^
良い先輩犬のチョイスがわからない場合は、ご相談くださいませ。
GシェパのL君には、子犬期に学習できなかった犬の言葉を、様々な同族を通して学んでもらっています。(L君はネグレクトのような生活を生後5カ月になるまでしていました・・・)
まだまだ空気(相手の犬語がわからないというより、なぜ自分の行動で威嚇されるのかがわからない)読めないというところです。いちごちゃん・・・L君のよだれ攻撃をそつなくやり過ごしてました
相手が不快に感じていても、自分のしたい行動が優先されてしまうのです。
でも、根は気立てのよいジェントルマンなんですよ
その良さが、前面出てくれるようにお手伝い中です。柴犬福ちゃん。いつもニコニコの福ちゃんは柴犬Lちゃんに良いおねーさんぶりをしたいのですが、まだ空回り~。相手の犬語を読んでどう振る舞うかは模倣するしかありません。
犬の社会も人間の社会と同じで、老若男女ですよね。
そして、個性と個性との付き合いが展開していきます。自分からケアンの野花姉さんに近づくLちゃん・・・飼い主は見守り、じっと待つことの大切さを学んでいきます。
この日も、子犬~シニア期の犬たちがバランスよく、出会いと別れを繰返し、徐々に上達していく様子を観ていると、犬には犬の良きteacherと、その環境を整えることができる人間の存在は、やっぱり必要だと思うのです。
自分で適切な犬語で同族とコミュニケーションできたとき、犬たちのやった感!のボディランゲッジ!
これを見れるだけでも、犬と暮らして良かったと思いたいですね。
お疲れチェシア、良い働きをしてくれました・・・(これは少し前のL君とのセッション風景です)次回 『Dog Language Class』は、4月20日(水)を予定しています。
最大8組ですが、Teaching dog帯同の必要性があると判断された場合には、最大6組となることと、クラス構成の都合で参加お断りとなる場合がありますので、ご了承くださいませ。
申し込みは、この記事のコメント欄より。
飼い主実名、犬種、犬名、年齢、性別(避妊の有無)をお願いします。
何度か利用の方は、必要ありませんが、お名前だけは確実にお願いします。
参加受け付け数は、あと2組となりました。
お早目のお申し込みをお願い致します。
定員に達しました~ヽ(´▽`)/
お申込み、ありがとうございました。
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