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2016年10月14日 (金)

コメットとそこそこやさしいリデル。

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チェシアが娘(チェシアは娘の犬)とキャンプに行っている間は、コメットとリデルでのお散歩になります。

向こう気の強いコメットは迎えた当初、リデルとうまく渡り合えず、また5年ほどは犬の社会を知らず、そしてお散歩もあまりしてもらえなかったような犬です。

コメットが川崎市動物愛護センターから我が家に来て1年7ヶ月、まったくお互いがダメかというと、近頃はそうでもありません。

どちからというと、コメットはリデルに認めてもらいたのだけど、それをうまく伝えられないこととがままあって、リデルの威嚇にあうことがしばしば。

大人犬のそれも同士、すぐにうまくいかない関係はよくあります。

メス犬の場合、自分の子孫をその場で育てるという本能が強いので、メス同士の争いは熾烈になることが多くなります。

そして、♂犬のように一度力試しをすれば、その後は割と平穏とはならず、昨日の続きが今日に続くので、一度こじれると延々とこじれっぱなしになり、酷いと致命的な怪我を負わすこともあります。

娘犬と暮らさせてやりたいと望んだ知人宅のワイヤーフォックス母娘は、メスの本能が強すぎて、そこにテリア種ということも絡み、自宅でも出会ったら最後、取っ組み合いのケンカになり、縫うような怪我をしばしばお互い受けていました。

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そこまでは険悪にならないとはいえ、家の中の交通整理をし、相手との距離に厳しいリデルの気持ちを尊重しつつ、リデルが「ま、いてもいいか、このチビ。」と、なってもらえるといいなあと。

なにしろ犬語の世界から隔絶されていた犬と、犬の社会の厳しさを持って生まれた犬とが暮らすわけです。

最初から受け入れるとは思ってはいませんでしたが、仲裁がうまいチェシアの存在にはとても助かりました。

でも、ポメラニアンって、本当に自分の小ささ省みず、向こう気が強くて笑っちゃいます。

何度かリデルに挑むことがあり、その都度、抑え込まれ、ブッ飛ばされました。

リデルの教育的指導は派手なのですが、声での威嚇で怯ませ、寸止めのタイミングはすばらしく、コメットが怪我することは今までありません。

また本気で向かってくるコメットの怒りを「はん、馬鹿かこいつは・・・」と言わんばかりに、さらりと受け流すこともあります。

向こう気が強い割には、リデルに抑え込まれると大袈裟に泣き叫び、人間に助けを求めるのです(笑)

一時、我が家よりも他所でこの子だけで可愛がってもらう方が幸せなのか、と思いもしましたが、そこはやはり犬。

徐々にうまくリデルと付き合えるようになり、リデルとのお散歩ではリデルを遊びに誘うボディ・ランゲッジも現れるようになってきました。

ただリデルが、『はっ?おまえと遊ぶと思うか、、、』と、これまたまだまだな様子なのです。

コメットはそれでも、リデルと並んで歩けることがうれしいと言わんばかりに歩くのです。

そんなコメットに、たまにリデルはお尻の匂いも嗅がせてやります。

それに対してリデルが無反応なこと。

以前は、お前などに私の尻の匂をかがせるかっ凸(`、´X)と、厳しく当たっていたのです。

おたがい、大した進歩です。

同じ場所のにおいをかがせてやったり、同じ場所のマーキングを許したりと、そこそこやさしいじゃないかと思う行動も見られるようになりました(^-^)

あ、おもしろいことに、リデルがマーキングしたところの上書きは絶対しないんです、必ずズラしてコメットはマーキングします。

チェシアの場合は、チェシアにそこへマーキングしろと促し、その上にマーキングするのがリデルです。

良く犬語だって人も教えられると、豪語する人がいますが、いえいえ、無理無理・・・人は仲裁はできても、犬社会の機微までは教えられません。

犬の社会は犬にしか教えられないことがあるのですから・・・

犬の関係って、ホント、おもしろい(笑)

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