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2017年9月

2017年9月28日 (木)

犬たちのサイレント・コミュニケーション

数日前のお話・・・対照的な犬に出会った。

ヒトリは礼儀正しく自分がどんな犬かを知ってもらおうとする、柴犬×チワワの7ヶ月の子と、出会ったその日にハグしないと気がすまないフレブル君5歳。

ベルジアンズと7ヶ月の子とは会うのは3度目で、出会うと路上にフセをし、ベルジアンズが近づくと耳を倒し目を細目お辞儀をするように頭を下げた上げたり…

私たちが道の反対側で追い越すと『アレレ?』と言うように後をつけてくる。
渾身の力でベルジアンズの後を追ってくれるのだ。

リードが短いのとハーネスが身体に合ってないのか、ゲホゲホ。

飼い主さんはそれを止めようと、後ろでリードでクイクイするので、その都度咽頭を刺激するのかゲホゲホ、ゲホゲホ。

ハーネスでも身体に合ってなければ、なんにもならないし、リードの扱いが悪ければこれまたなんにもならない。

遅れて公園に入って来たシバチワちゃんは、あーいたいたとこちらを見ながらオスワリ…その距離、15m(犬飼あるある、距離即座に読めるw)

ああ、なんと犬として礼儀正しい子なのか(^-^)
そして、ベルジアンズと知り合いになりたくてたまらないのだ。

だからと言って、ベルジアンズの意思を無視して私が近づけることは強要になるのです。
犬の挨拶のOkサインは犬に任せなくてはならないのです。

そして、ベルジアンズは匂いの散策をしているようでも、実は、シバチワちゃんの様子や行動を把握している。

シバチワの礼儀正しさがわからない飼い主はリードをまたもやクイクイ。
早く歩けと、動けと催促をする・・・

ささやかなシバチワちゃんの抵抗はフセで『それ、やめてよ』を伝える。
すると飼い主はますますリードでクイクイ・・・犬が何を要望しているのかわからないのである。

その間、ベルジアンズは匂いとりをしながらも、ジグザグと曲線を描きながらなんとなく距離をつめだした。

ベルジアンズの挨拶に行ってみようのサインが出たのでたのです。

私はこれを犬からのOkサインだと思ってる。


犬の自身の気持ちが新しことへの興奮や恐怖よりも好奇心や興味がいい意味で現れ、自分自身にゴーサインを出している、もちろん相手の心理状態が可視化されて、ベルジアンズにも相手から現れているそのサインが出ているのがわかるのです。

シバチワちゃんの飼い主は、フセのまま一向に動かないシバチワちゃんを、荷物を持ち上げるようにリードで吊り上げる様に立たせて公園を後にしようとしているwobbly

シバチワちゃんにしてみれば、もう少しで願いが叶うのにナニスンダコノヒトハッ😱

だって彼は(排泄姿勢確認済み)自分の持っている犬としての言葉を礼儀正しく使えているのか試してもいるし、ベルジアンズのボディランゲッジや行動から自分に近づいてくれるのがわかっていたから…

私も、ああ、残念な…と、思い、シバチワちゃんの思いに答えるべく飼い主に「おはようございます。かわいいですね、まだ1歳前ぐらいですか?」とフェンス越しになったこの飼い主に声をかけた。距離は5m以内にまで近づいている。

飼い主とは、7ヶ月であること、柴犬×チワワのMIXであること等、雑談を交わし、大きいけどおとなしいんですね…と、飼い主の警戒心を希釈し、フェンス越しで安心もあるのかリードの緊張がなくなり、それでもシバチワちゃんは過剰なサインはなく、フェンス越しにベルジアンズと鼻を突き合わせて、頻りにチョビベロ、耳を倒し目を細目座ったまま少し前肢を上げ(パピーリフトか不安)自分で行動を自制していた。

ベルジアンズもしつこく嗅ぎ回ることもなく、数分の人間の会話に合わせる様に匂いとりをしながら、シバチワちゃんから離れだしたので軽く会釈し私達は離れました。

僅かな時間ですがお互いの情報が交わされ、犬同士がお互いを認知した瞬間です。

シバチワちゃんはオスワリのまま見送ってくれ、飼い主に促されると素直に腰を上げ、飼い主さんを見上げながら反対方向に歩き出しました。
ゲホゲホもなく、リードも緩んで…。

その後ろ姿は犬として同族としての挨拶が成功した自信に溢れているようで、こちらもうれしくなったのでした。

多くの人が犬のかすかな会話の行動を観察すること楽しまず、自分の気持ちいい犬の行動のみを求めてドッグランなどに連れ出し、走り回ることを犬のこの上ない喜びだと感じている人の多さが、犬の本来の世界である美しいサイレント・コミュニケーションが見えないのです。

それはとても残念なこと・・・大声ばかりに目が行く飼い主の犬はいつもどなり散らしている犬になっていて、周囲の犬たちに脅威を与えているときもあるのです。

私はすべての犬語がわかるわけではないのですが、こうした出来事に出会うたび、犬たちから学ばせたもらえたことに感謝せずにおられないのです。

Cimg1809_440x330 本文とは関係ありませんが美しいです・・・



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2017年9月22日 (金)

 山口県宇部市で「犬とストレス」お話させていただきました!

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9月16日は山口県宇部市にお招きを受け「犬とストレス」というテーマで拙いながらお話をさせていただきました。

お招きして下さったのは宇部市で活動する「ボイスオブアニマルズ」さん。(う~~ん、Voiceに縁があるようなw)

もう少し早く記事をあげようかと思ったのですが、航空性中耳炎というものなのか、帰路の飛行機で我慢できない耳痛と頭痛に苛まれ、耳鳴りも酷く・・・むかーし、飛行機乗った時にも耐えがたい耳鳴りと耳痛で吐き気まで催したことがあったのを思い出しました(その時は乱気流で)

台風の影響も強くなり、急に大揺れしたり下降する飛行機の気圧の変化に身体はついていけず、耐えがたいストレスに遭遇していました。

で、その日とか次の日とか、病院へ行きつつも丸一日ごろごろと不断の眠り・・・ベルジアンズもそんな私に付き合ってくれて、だらだら(ま、台風もあったし)と過ごしてくれました。

心身のストレスを軽減してくれるのは不断の眠りと、だらだらする行動を選択できる環境。これに限りますね~w

人間がこれほど環境から受ける心身的なストレスに脆弱なのに、犬たちが私たち以上にストレスに強いわけがあるわけないよね・・と、思った次第です。

さて、dog犬とストレス・・・中央ではすでに当たり前になっていると思いこんでいたワタクシがいけないのですが、まだまだ知らないで犬と暮らしている人が多いことに改めて気付きました。

以下は、主催のスタッフさんから頂いた聴講者からの感想です。

今までは、犬と人が固まってワイワイお散歩されていたのが、それぞれの犬の行きたい方へ黙々と歩かれている姿がとても印象的でした。 れでもその3分の一の犬たちの生活が向上することには間違いはないのですから。

センターのまた、アンケートに多くの方が「自分の犬を見ていないことに気付いた」や「自分がストレスをかけていることに気付いた」とコメントされていました。

犬を見る目を養う必要性を多くの方に感じていただけたと思います。
また、「頼るトレーナーを間違えるところでした」との感想もいただき、セミナーを開催できたことにとても感謝しております。』

なんとうれしい感想なのか・・・特に最後の方のトレーナーのところ!

そして、全文、すばらし~~。

こうした話を聴きに来ても、その3分の一ほどの人が実践してくれるかどうかなのですが、それでも犬に関わるようになって、訓練やトレーニングよりも、まずは犬たちの置かれている環境から受けるストレス軽減だ!という方向性は間違ってはいませんでした。

生きている権利を脅かせず、一つ一つ満たしていけば、何も強制的にしなくても犬は人間に協力的になってくれ、自ら学ぼうとしてくれるのがよくわかりました。

我々人間は、自分の選択で冷蔵庫を開け、好きな時に食べ、好きな時に飲み、好きな時に排泄し、好きな時に外出し、好きな人に会ってくる・・・

だけど犬はどうですか?・・・という問いかけに会場のみなさんの少しハッとした顔が忘れられません。

その犬たちに更なるストレスをかけるようなことは、犬の行動にその影響が表れてくるのは当たり前なのですから。

「犬だからストレスなんてない、こんなに可愛がっているんだからストレスがあるはずがない、人間と同じにさせないのは当たり前」という見方を、少しでも変えられたなら、それこそがへちまこの本望なのです。

最後に「ボイスオブアニマルズ」のみなさま、有意義な時間をありがとうございました。
またいつかお会いできることを楽しみにしております。
Dsc_0664_307x440 人間という環境から受けるストレスにより荒ぶる犬だったシロも低ストレスでこんなに穏やかに・・・

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