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愛しのワンダーランド

2011年4月 1日 (金)

どやッ顔の愛しのワンダーランド

69548813_org 悲しいことを 明るい季節に 迎えるのと

悲しいことを 暗い季節に 迎えるのと

どちらがいいのだろうかと 悲しことがあるたび思うの。

それでね…わたしは わたしはね… 

わたしは 明るい色の空を 見上げられる 季節がいい…

だから ワンダーがこの世界からいなくなった日が とても明るい季節を迎える

予兆すら感じて 思わず青い青い空を見上げて微笑んでしまった。

それは 彼のいてくれた時間が悲しみよりも喜びや楽しさがまさっていたからだと思う。

20090122_p1221519

犬って 人より早くあちらの世界へ逝ってしまうじゃない。

分かりきっていることなのに どうしたもんだか とても悲しい思いをするの。

それはね その悲しい思いは 人の子どものような存在で 人の子どもは親より早く

あちらの世界へ行くことは稀で 親を送る立場が子どもだから…

どうしても どうしても 犬は 先にあちらへ逝ってしまう

それが ただ悲しいだけ ただそれだけなの。20090816_p8162290  ワンダーは 賢くて プライドが高くて なんにでも自信たっぷりでトライしてくれた。

そして 必ず どやっ!

やったでっ!

そんなワンダーの どやッ顔がもうリアルで見られないのが悲しいだけ。。。

20091016_pa162497_2   最期の日の前の日 気分がいいのか ボールで遊ぼう と 誘いに来た。

ふらつく足取りだったけど たった たった 50cmほどのキャッチボールだけど

ちゃんと 口で 受けてくれた。

そして どやっ!

うん すごいね! 王子だね!

おうっ どやっ! もう一回投げて進ぜよ!

ワンダーのどやッ顔 彼からの 最期の贈りものだったのかもしれない…

いつか 会えると思っている

今まで出会った犬たちに いつか再会できる日が必ずあると わたしは思っているの。

それが この世界ではないだけ。

そして それが まだだということだけ。

今は その日を 楽しみに生きたい。20110331_p3313675 みなさん ワンダーへ たくさんのお花をありがとうございました。

少し メソメソしてますが へちまこは割と元気にしていますよ。

2011年3月21日 (月)

もう一つの理由。

56621781_org BUN130…これがなんだかわかる方は、眉をひそめるだろう…。

3月5日、ワンダーは、急性の尿毒症のため緊急入院した。

その日も朝ごはんもモリモリ食べて、ご機嫌よく活力に満ちていたのに。

その日の午後4時にはここ数日が峠で越えられないとワンダーはこの世界からいなくなってしまうと、獣医先生から説明を受けた。

猛烈な吐き気と下痢…毒素をうまく排出できなくなったワンダーの腎臓は、わずか一割程度でしか働いていなかった。

美しいワンダーのコートは、みるみる汚れ、目はうつろになり、せまい治療用ケージの中を苦しみから逃れるかのように動き続けていた。56621836_org

ワンダーは、東北大震災の遭った日に退院してきた。

わずかな生へ、必死にしがみついてくれたワンダーだけど、最期の日をやすららかに穏やかに迎えられる場所が、自分が生まれ育った家で有ってほしいと、みんなが望んだからだ。

もう、張り裂けそうな生への固執はワンダーには望めない。

人間でいえば、人工透析をしなければ命の存続は望めない容体だ。

入院して点滴に縛られて、限りある日々を病院で送るか、自宅で介護し、皮下補液に通い、痛みや苦しみを緩和しながら、ターミナルを迎えるかの、選択を迫られたが、迷わず自宅を選んだ。

犬の透析はどこかの大学病院でも行われているそうだが、へちまこはそれは望まない。

手を尽くすことで、犬への苦しみが緩和されるとは思わないからだ。

皮下補液ぐらいでは、尿毒症(腎疾患末期)は治らない。

食べ物も付けつけない、水分さえもワンダーを苦しめる…。

それでも、ワンダーが食べやすくて、吐き気を催さない食べ物を探して、ワンダーの口へ入れる日々…すべての時間はワンダーと共に流れる毎日。

一度でいいから、もう一度でいいから、ご機嫌なワンダーの顔を観たいから。

69549473_org 愛しいワンダーランドは、本当に星の王子になろうとしている。

その日が、明日なのか、もっともっとずぅーと先なのか?(そんなことはないけど)

それこそ、神のみぞ知ることに他ならない…。

56621766_org

ワンダーのことを案じてくださる皆さん。

心から感謝いたしております。

現在の日本の状況は、犬のひとつに命になどにかまってられない状況で、記事アップもはばかれました。

そして、このことがいろいろなことの中止や延期になった、もうひとつ理由です。

教室の開催の迫る中、中止の決定に快く同意しくださった、Staffや生徒さんたち、ありがとうございます。

ハーネスの講習会中止にも承諾してくださり、感謝いたしております。

きっと、みなさんが遠くでワンダーのために祈ってくださっている、へちまこはそう思っています。

そして、ワンダーは、限りある命を、まだ生きようとしています…。

この続きをかける自信は今のところ、へちまこにはないのです。

しばらく、ワンダーのブログをお休みさせてくださいね。

2011年1月28日 (金)

お薬・・・増えた

Dsc_0098 水曜日の定期健診でワンダコ…薬増えた。

少し、ショック

先生にきっぱり聞いた。

『あと、どのくらい?』

『まだまだ、大丈夫だよ。』

『来年は?』

『たぶん・・・』

『その先は?もっとその先は?』

『なんだよ、らしくないなぁ…』

Dsc_0099

アリスもワンダコも…

いつか、いっちゃうんだけど・・・。

ずっとずっと、さきがいい。

16_large 誰もがわが家のシェルズをきれいだって…でも、それは生きてこうして存在してくれているから。

あちらの世界へ行っても、どの子も忘れはしないけど

確かにいるという手ごたえは、失われちゃうね…

ワンダコ・・・お薬は君のためのもの。

まだまだ、こちらの世界でいっしょでいられるためにお薬、飲まなくっちゃ。

2010年12月 2日 (木)

フレンチなうな娘へ。

15_large_2 わんぱく王子のワンダーの愛しの娘は、今、たぶん、ドゴールへ着いただろうか?

ホーチミントランジットで8時間の末、本日、パリ入りをしたはずだ。

成田から32時間?36時間?かけて、フランスへ行くという。

再婚した(娘には婚の話もない)友だちのダンナさんがフランス人で巴里あたりにいるから、それを幾人かの友人で訪ねるという。

他の友人たちは固まっての行動だが、協調性のない我が娘、一足先に日本をあとにし、モン・サン・ミッシェルを観てから合流するという案だ。

それも全くのNOプラン。

どこに泊るもどこの交通機関かも現地任せだから。

まぁ、無事に戻ればいい。

どこでどうなってようがワンダーのため無事に戻ってくればいい。

13_large_2 ワンダーは少しずつだけど、病状は進む。

朝一番のオシッコは、やたらと薄くなってきた。

食欲はあるが、排泄の回数も多く、水もがぶ飲みする。

娘の帰りを娘の部屋でひとりで待つ。

ひとりは淋しかろう、と、昨夜、娘の部屋へ迎えに行くと娘の部屋の机の下で、娘が与えた小汚い毛布やらタオルケットの切れ端やらに囲まれながら寝ていた。

この上ない幸せな顔をして…。

16_large ワンダー。

ねいちゃん、きっとこの記事みてるよ。

娘、見てやってくれ。

(アスパさん、きれいなワンダー王子の写真、心からありがとうございます。写真見て涙が出てきた(ノ_≦。))

2010年11月 6日 (土)

生き物の強さ。

ワンダーは今年で10才になった。

ワンダーの本名は、ワンダーランドという。

生まれは、2000年4月13日。

すばらしブルーマールのコートを羽織るワンダーは、仮死状態で生まれた第一子だった。

でも、その時点で助けてしまったから、人手にも渡さず、娘が気に入りわが家の犬になった。

2歳になる間に2度ほど生死の境をさまよったが、どうにか10年は生きながらえてくれた。

二度目の死にかけた後、どういうわけか猛然と食慾を示すようになって、みるみる健康になっていった。

我が家での彼の存在は王子そのもので、数々の暴君ブリを発揮するのだが、誰一人として真面目にしつけやトレーニングをしようとは考えなかった。

彼は人に奢るということも、媚びるとういことも、敬意を示すということもない。

服従などしたくないし、オテなんて言うと歯をむくこともある。

オテなどは彼のプライドが許さないのだ。

(爪切りは血が出てもへっチャラだし、他の手入れは快く受け入れる)

だからといって、ワンダーが人や他の動物に危害を与えたこともない。

人の社会に生まれながら馴染んだワンダーにとって人とは同等のもので、けっして彼を縛り付ける存在であってはならないのだ。

そんなワンダーがアルカリフォスファターゼ1832をたたき出した。

ワンダーの主要臓器は生まれながら思わしくなくなかった。

それは彼が自他とも認めるすばらしいブルーのコートを羽織っていることにも由来しているであろうとも推測されていた。

人なら劇症肝炎ものなのだが、彼はいたって健康に過ごしている。

彼と同じ病状の子は、毎日、毎日、点滴を打ちながら生きながらえている。

そう、生き物が命をつなぐために一番大切なこと「食べる」

その子はもう、体が食べ物を受け付けないまでに悪化しているのだ。

ワンダーは、よく食べ、良く動き、ワンダー最愛の娘の帰りを待つ。

うちの獣医先生は『これが生き物なんだよ。人のデーターばかりに囚われないものもいるね』

生き物は不思議だ。

どこかでちゃんとバランスをとって生きている。

ワンダーは、もうそう長くはこの世界にいられないだろう。

わが家の王子さまは、そう遠くないうちに星の王子さまになるだろう。

一日、その一日がワンダーの輝きを残していくようだ。

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