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2017年2月24日 (金)

なるべく殺さないセンターで生きるシロの正の強化の歴史

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飼育放棄犬のシロちゃんを担当してから、4年が経ちました。

4年前、心を病んだ犬を見てほしいと、センターから依頼されて、試行錯誤の日々。

職員のSさんが言うように、本当に心病んでたなあ、シロちゃんは(^-^;

ごく普通に散歩で歩くことすらできなかったシロちゃんですが、本日、なんとフセをしてくれるようになりました\(^-^)/

犬がフセするぐらい、珍しくもない、と思われる人もいるとは思いますが、一度人間不信になった犬が人間の前で自ら伏せるということは、なかなかないことなのです。

強制的にフセを教えることは、私にもできます。

その方法も私は知っています。

でも、やりません。

なぜなら、無理やりフセをさせても、犬の心が変わることはないのです。

強制的に教えても、犬の心の中の人間怖いを変えることはできないのです。

もちろん、食べ物でも犬の心の『怖い』は、払しょくできないのです。
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恐怖をあたえる人間を、それでも頼らなければ生きていけないシロちゃんのジレンマを思うと、犬やその他の動物を飼うことを安易に考えてはいけないなあ、と思うのです。

この4年間、薄皮を剥がすように人間不信から再生してきたシロちゃんの軌跡は、極力殺さない行政施設の在り方をより一層、考えさせられました。

へちまこは、シロちゃんの嫌がることやしたくないことは、なるべくしないできた。

どうしてもの時は、私がシロに嫌われないように職員さんが憎まれ役に回った。

センター職員さんの粋な計らいで、一人ぐらいシロのすべて味方になれる人がいないと、シロちゃんが救われないと思ってのことだった。

Dsc_0576_440x248誰か来た・・・少し緊張のシロ。ここはシロちゃんの大事な個室の中、以前は、へちまこが入ったって落ちつかなんだった・・・(TT)


シロちゃんからの「フセをしてもいいよ」というサインを読み取りなが、成功体験を積み上げた初めての人間近距離でのフセ。

ちょっと、緊張ぎみですが、またまた新しい強化の歴史を積み上げてくれたシロちゃんなのです(^-^)

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2015年10月24日 (土)

10月18日、川崎市動物愛護センターでの譲渡会でした。

Dsc_1629_248x440           お、きょうはなんだかひとがたくさんくるぞ・・・と思うのかのシロくん。

10月18日は、川崎市動物愛護センターでの譲渡会でした。

市公認のボランティアの会員になって、センターへ関わるようになって、数十年、川崎市動物愛護センターは確実に広く開かれた行政施設になりました。

数十年前では、公示期限の切れた保護動物や飼い主持ち込みの飼育放棄動物は、殺処分の運命にあり、文字通り、殺すための施設に他ならないものでした。

真冬でも水浸して清掃される床の上に震えながらたたずむ犬、大きな怪我や病気でもたいした治療もさない動物たち…

Dsc_1628_328x440      へちまこの靴の匂いを嗅ぐシロくん・・・蹴られていたのか足を嫌ってたけど・・・




職員もあまり関わらなかったのは、情をかければかけるほど辛くなるから。

ふれあい事業の犬たちのトレーニングもチョークチェーンが当たり前でした。

それが少しずつ改善され、床は水浸しにならなくなり、洗われた床はきれいに吹き上げられ毛布が敷かれるようになりました。

ふれあい事業犬以外の収容犬も施設外へ散歩に出られるようになり、怪我や病気は手厚く治療も看護もされ、ミルク飲み子猫はミルクネコボランティアを募るようになりました。

フードは個体に合わせて揃え、保護された犬にはストレスマネジメントが徹底され、保護、放棄された犬のすべてが譲渡対象犬となり、そのためのトレーニングにはチョークチェーンでの嫌悪刺激を使う訓練から、ハーネスと正の強化を使うトレーニングに変換していきました。
 
なかでも、ストレスマネジメントに関しては職員、ボランティアの並々ならぬ努力もあり、他の行政施設には見られない愛護センターとなりました。

ここへ収容される動物は、飼い主が捨てた厄介者ではなく、その次に繋げる生かされるべき命であるなら、手厚くケアをされるべきであるというスタンスは、市民の一人として誇りに思うことです。

私の担当する紀州犬のシロも、昔なら殺処分を免れることができないはずでした。

元の飼い主の意図しないシロに対する心身的な虐待は、酷い人間不信として表れていました。

トレーニングの前にとにかく人間へのストレスや犬らしく行動できなかったストレスのレベルを下げることを優先してきました。

ちょうど日本に来てくださったサリー先生にもシロを見ていただいて、犬舎でのストレスマネジメント、散歩でのストレスマネジメントを教えていただいたことは、今でもシロ以外の犬たちにも効果的なツールになっています。


センターでの暮らしが長引けば長引くほど、犬という社会動物はストレスを抱えてしまいます。

そのストレスを極力低くするためにも、トレーニングよりもストレスマネジメントによるリハビリなのです。

愛護センターへ保護される動物たちは、自分の意思とは関係なく収容されます。

前歴がわからない保護犬は、満たされない生活を送ってきた場合もあります。

その満たされなかったモノを取り戻せるようになる頃、犬たちには穏やかになるようです。

シロは、今年でセンターでの暮らし3年目を迎えます。

和犬にありがちはワンオーナードッグでありますが、穏やかで坊っちゃんな紀州犬です(笑)

恐怖からの攻撃と突進は、ここ数年のストレスマネジメントとBATにより、自分からそこから遠ざかる、回避するを選択できるようになり、少しずつではありますが、出遅れた社会化の階段を登りだしています。

川崎市動物愛護センターは、殺処分を全くしないという施設ではありませんし、それを目的にしているわけではありませんが、殺さないですむ目標は高く持ち続けているセンターなのではないかと思うのです。
Dsc_16312_306x440                 おれ、よゆうでしらないひとみにけるぜ・・・


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2015年8月 8日 (土)

ストレスが軽減されると斜視だって軽くなる!

へちまこは毎週、川崎市動物愛護センター譲渡対象犬シロくんのストレス軽減へ。

この日の愛護センターは、サマースクールで子どもたちとその保護者が来所していて賑やか。

犬たちを炎天下の散歩というわけにもいかなくて、所内のドッグランで久しぶりにシロくんと遊びました。

シロくんはボール遊びが大好きで、和犬の雄にしては愛らしい姿を見せてくれます。

ボールをくわえても所有欲もなく、加えているボールに触れてもアグレッシブでもなく、直ぐに離してくれます。

そして、投げてよ!と、これまたかわいらしくちょこんとスワリ、催促をするのです。

で、シロくんとボールと遊んでいて、ん?と、気づいてことが…

シロくんには少々斜視があります。

ここへ放棄された当初、シロくんの斜視は誰の目で見てもよくわかって、シロがどこを見ているのかわからない、どこを狙っているのかわからなくて怖い、となっていましたが、その斜視が目立たなくなっていました。

斜視は緊張するとその症状が顕著になります。

ここでの暮らしは至れり尽くせりにはみえるけど、それはあくまでも人間目線。

ひとつの動物にかける時間のQOLは低いのです。

その中で動物たちに緊張を強いるストレスは、できる限り低く抑えるように配慮してきました。

そうしたことがいくらかは動物たちのためになってきているのか、シロの斜視が目立たなくなった、という結果に結び付いたようです。

ストレスを低く抑えるだけで犬の行動の問題が軽減したり、それ自体が目立たなくなることがあります。

低ストレスな環境で暮らすことで、なにも特別なトレーニングや訓練を施さなくても、特別な何かをしたりさせたりしなくても、その犬の元々備わっている良い面が伸びてくるのものなのです。

過剰な緊張がとれたシロは、穏やかなかわいらしい表情が多くなり、昨日の親子連れからも声をかけられ、美味しいもの投げてもらって、ご満悦でゆっくりと尾を振ってくれました。

シロは昨日、たぶん、生まれて初めて至近距離で人間の子どもという種類の生き物と交流をしたのです。

その時のシロの目は、優しく穏やかであったね、と職員さんと確信しました。

見慣れぬものへの警戒心レベルもごく普通の和犬レベルとなり、成長の著しい、譲渡対象犬のシロなのです(´▽`)

 

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だんだん、人を安心だ安全だと認識しておくれね・・・

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2015年6月13日 (土)

6月12日のシロ。公道でノーリード犬と遭遇す・・・

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昨日は、ボランティア・トレーナーの日。

雨も午後からは上がってくれたので、川崎市動物愛護センターへ。

シロくんといつも全力お騒がせ♂のダイソンくん(ダイちゃん)の社会馴致のトレーニングに行ってきました。

昨日のシロは、ハーネスを着けるときから甘える仕草かあって、かわいらしい。

以前はハーネスを着けるときに緊張があって、着けるまでに時間を要することもありました。

近頃は、自分でスポッと頭を入れてくれます。

そして、今日は、生まれたときからよい人間に可愛がられてきたように、私の腕や手に自分の前脚を載せてきて、早く早くと急かすのです(^-^)

なんてかわいいのだろうか!

そんなシロとのお散歩で昨日は冷や汗ものの出来事が!

いつものお散歩の帰りのコースに、なんと!ノーリードの犬が!

太目のボーダーコリーだと思うのですが、いつもならいないはずのものが現れる、このイレギュラーな状況!

太目のボーダーコリーはこちらを凝視。

思わず私は声を出しました。

「リード付けてください!」と。

すると、飼い主らしいこれまたふくよかなご年配な婦人が「ウチのは大丈夫よ」と。

10mは切っています・・・5、6mしかない状況です。

シロに何かあったら、相手に何かしてしまったら。

ここまで積み上げてきたものが水の泡になります。

犬は自分にリードが着いているかよく知ってますし、相手にリードが着いているかいないかもよくわかっています。

シロの不安がわかります。
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後退したくとも後ろには子どもがいます(養護施設のお子さんです)

この子どもの動きを不審がるかと思っていたのですが、シロは気にせずに行き違えましたが、ノーリードの見知らぬ犬との遭遇の影響で同じ対処をシロが選択してくれるとは限らないのです。

職員さんがシロとボーダーコリーの間に立ちはだかり、飼い主にリードを着けるように促します。

飼い主はリードをつける代わりに犬の首筋を持ちますが、15㎏はありそうなボーダーコリー。

機敏さの欠片もないご婦人に止められるわけはありません。

シロを勇気づけ、後退を極力避け、ボーダーコリーをやり過ごすように前進を促しました。

シロは、それに応えるようにボーダーコリーの前を通りすぎてくれたのです。

やれやれと思いましたし、ノーリードで公道に放つ犬の飼い主の言動に腹が立ちました。

センターに収容された犬がセンター外に散歩に出られる施設は日本でも数少ないはずです。

センター収容犬が一般飼い犬に何かすれば、こちらに落ち度がなくとも、問題にされてしまうかもしれません。

センターに収容される犬たちのストレスを解消してくれる大切なツール、お散歩ができなくなる恐れもあるのです。

公共の場でノーリードにする飼い主の言い分は「うちの犬は大丈夫、何もしない」といいますが、この言葉はまったくもって自己中心的な自分の犬のことだけしか考えない飼い主です。

これはどんなに小さな犬にも言えることです。

よく見知っている犬の散歩途中の挨拶行動をさせるのとわけが違います。

公道や公共の場でノーリードのしている人に何を言ってもおかしな持論でノーリードを認めさせようとするので話もしたくありませんが、まったく知らない犬がリード付きで歩いてきたら、自分の犬にリードをつける配慮ぐらいしてください。

犬に優しい社会と口に出して叫んでも、同じ犬飼の人間が相手の犬を慮ることができなければ人の都合でセンターに収容される犬たちの譲渡の扉は、閉ざされてしまうのではないかと思った出来事でした。
Dsc_1154_304x540  

それにしても、シロ!

偉かったなあ(*´▽`*)

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2015年6月11日 (木)

5月30日のシロ「バックアップは任せて!」

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5月30日、川崎市動物愛護センターでのボランティア・トレーナーの日。

担当犬、シロ君はますます普通の犬?になってきました。

トレーナーといっても、スワレやフセや脚側を教える訳じゃありません。

特にシロのような、もしかして酷い扱い受けてた?

殴られてた?蹴られてた?と思われるふしのある犬には、そんな形ばかりのことではなく、ひたすら人間への信頼感の回復のためのリハビリトレーニングなのです。

どん底まで虐げられた犬の自信回復には、強制的な訓練で人間の言うことだけ聞いていればいいということは教えられても、安全で安心な行動を選択できる犬にはならないでしょう。

人に選択肢を託しすぎた犬は自分の限界を知らず攻撃的になることも。

本当はどうしたいのかを伝えることもできずに、突進という行動に出る場合もあります。

犬たちが一番欲しているもの、それは自分の身の安全であり、命の保証なのですから。

それらを人間の尺度(犬の目に見えない人間の尺度)で測ることは、犬を追い詰める結果になり、相手が危険でも何でもないのに攻撃してしまうこともあるのですから。

で、シロ君は普通の犬になってますますかわいいのですが、何がかわいいのかって、お散歩中に後ろにいるお伴たち(本日は4名)を、必ず、ちゃんとついてきている?と振り向くことなのです。

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あれ、犬が前を歩くお散歩してませんか?

犬は人と並んで、もしくはやや後ろに付き従わせるものでは?

そんなことばかりに気をとられる人には、犬先行型のお散歩の重要性はわかっってもらえないかも(´▽`)

犬は堂々と前を歩いてくれていいんです。

そして都度都度、後ろにいる私たちを確認してくれれば。

バックアップは任せたぞ!と、後ろを振り向くシロ君の眼には、2年と半年の強化の歴史が詰まっています。

私や一部の馴れた人間以外からも食べ物をもらえるようになり、お伴がたくさんついても気にぜず歩けるようにもなった。

今日はあまり親しくなかった職員さんに嘗めるほど顔を近づけて、食べ物をねだってくれた。

そして、時折、みんないる?と、確認する、シロ。

シロ、バックアップは任せて。

あの日、初めてあったときから、ずっとそうしてきたんだから。

だから安心して前を行けばいい。

写真は、散歩の時に必ず立ち寄る、シロの1杯飲み屋。

この日は焼き笹身の肴つきでした(* ̄∇ ̄*)

紀州犬、シロ君。譲渡対象犬です。
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一途なシロ君にシロ君だけの家族を求む!

気になった人は川崎市動物愛護センター 044-766-2237

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2015年5月25日 (月)

5月20日のシロ。

Dsc_1039_304x540 (まなざしが優しい・・・シロ)

5月20日、センターのシロくんに会ってきました。

シロくん、夏も近づく八十八夜になると皮膚が一気に悪くなるのですが、精神面では落ち着いていました。

シロのキャバシティーもますます広がり、不安や恐怖を与えない人間なら受け入れてくれるようになってきました。

最後の写真、シロくんどアップは、今までカメラに近づくことなどできなかったシロくんの大きな一歩なのです(笑)

川崎市動物愛護センターでは、どんなに噛んでくる犬にも伝えることはただひとつ、『私たちはあなたたちの敵ではない』ということ。

私がここへ関わりをもって既に16年。

当初はチョークチェーンありき、期限付き殺処分ありき、成犬譲渡なんて考えられず、市民からの子犬がほしいという要望に他県から子犬を引き取ってまで譲渡していました。  

その頃は、犬舎に犬がいても水で洗われ床はびしょびしょ。

どんなに安全な犬でも施設外の散歩は許されず、ストレスに配慮なんて考えてもくれませんでした。

それから、徐々に新しい情報、新しい考え、新しい動物福祉へシフトし、現在は犬にはハーネス、スワレや脚側よりも人間への親和性の回復を礎にケアをしています。
Dsc_1036_304x540 (初対面に近い職員さんからおいしいものをもらうシロ)

犬の問題となる行動のいくつかは犬のストレスレベルを下げることで、解決されることもあります。

センターという特殊なところへ、犬の意思とは関係なくぶちこまれた犬たちの混乱や不安や恐怖は過剰なストレスをかけしまいます。

ストレスは噛まない犬でも噛む犬にてしまうことも往々にあることです。

隣り合わせになる犬の相性を考え、視線を遮断するために犬舎やサークルには覆いをかけ、散歩に出す順番にも配慮するようになりました。

犬舎から出すときは、犬の意思を尊重し、以前のようなチョークチェーンで引きずり出す、釣りだすということはご法度になり、犬が納得するまで待つようにしました。

ストレス軽減のため、犬舎から出す、散歩する回数が多くなりました。

噛むという行動ひとつだけに目を向けしまうと、噛まない犬が安全な犬になりがちですが、噛むと殴られる、噛むと体罰があった犬はどこかでストレスを抱え込みます。

体罰を使えば、同じような体罰を加えられる人間でないと噛むという行動は抑えられなくなります。

犬が思い上がっている、犬が上にたっている、犬が飼い主をバカにしている…

これらのすべての表れている行動は人間の思い込みなのです。

それらは犬のおかれている環境や状況への配慮は一切ない、優しさの欠片もないことなのです。

不服従に犬がなるとき、それを不服従と思うのか、それとも学習によるものなのか、環境なのか、犬側に立って考えられるボランティア・トレーナーでありたいと思って、センターに関わってきました。

そして、収容されてしまった犬たちから学べたことは、いついかなるときにも彼らの敵にならないことなのです。

Dsc_1038_304x540 (ねぇ、いつもそれを顔の前にするけどなに?)



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2014年11月18日 (火)

つまんないよ、シロ君

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先日センターのシロ君に会ってきました。

会ってきて、思ったことは・・・

つまんない犬になっちゃったなぁ・・・でした。

普通の犬になっちゃって・・・なんだよ、シロ君。

鼻タッチなんてできるようになっちゃって・・・

なんだよ、シロ君。

オスワリもきちんとできるようになって、何か教えようとするとキラキラしちゃって。

それは、もう、普通の犬がすることだよ。

信頼している人の後をちゃんとついていけるようになったじゃないか。

つまんないよ、シロ君。

初めて会った日の、シロ君をよく覚えているよ。

あれから、もう2回目の冬がくるんだよ、シロ君。

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へちまこは、センターのボランティア・トレーナーだ。
(センター外はプロです)

何の肩書もないただのボランティア・トレーナーだけど、ここでの経験は宝物。

誰の飼い犬だったかわからない犬からは、たくさんのことを教わっている。

吠え、わめき、叫び、咬んでくる・・・

正直言って、かわいくはないのがたくさんいるのだ。

けれど、かわいくないことが時として、冷静に犬が好きなのかを自分に問うことができる。

かわいいとか、かわいくないとかでの感情が時として、本当のことを見えなくしてしまうから。

そして、絶対これだけは言える・・・

犬を愛するのは人間であり、犬からの愛を期待してはいけないということ。

それを、痛感する体験がここへ来るとたくさんある。

かわいくなかろうが、かわいかろうが、この犬をどうにかもう一度幸せにしなけりゃならないと思うようになる。

そして、よいところへもらわれてもらえた時に、ああ、あいつもかわいかったよ、やっぱりな。と、思う。


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つまらない犬になったシロ君は、特定の人間以外でも愛してもらえるだろう。

あいかわらず、新しモノへの警戒心(以前は恐怖心)はあるけど、それも普通の犬になっちゃったからだ。

鼻も使えるようになって、ますます普通の犬になっちゃったシロ君。

スワレマテなんてのもできるようになって・・・ばかちんめ。

そんなことできなくてもいいんだけど、うれしいよ。

同族とのよい関係は望めないかもしれないけど、そんなことは重要じゃないよ、シロ君。

人間とのコミュニケーションが取れればシロ君それでいいんだから。

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がんばったなあ。

みんなで。

シロ君もがんばった・・・たぶん、一番がんばったんだ。

そこらあたりの社会化のなっちゃいない犬より、充分だよ。

充分過ぎる、つまんない犬になっちまったんだから、早く、もらわれればいいのに・・・


dog 和犬気質でも、心開けば誰よりも優しいシロ君を必ずゲットしたい人は・・・↓↓↓

11月30日(日) 川崎市動物愛護センターで譲渡会あります。

午後14時から16時まで、へちまこのシロ君とのハンドリングを観てくださいねsign01



dog シロ君と暮らせる人

・ 家族少なめ(子ども苦手、横暴な男嫌い、大声の人苦手)

・ 怒鳴らない、押し付けない、怖がらせない、従わせようとしない人

・ ひたすら優しい人で和犬が好きで、心からシロ君を欲しい人


では、お待ちしておりますm(_ _)m

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2014年7月24日 (木)

シロとハーネスとスプリンクルズとトリーツ・ボックス

Img_20140703_162947すっかりイケメンになったシロ君heart04


へちまこは一年半前、川崎市動物愛護センターから「一頭の心を病んだ紀州犬が飼育放棄で収容されたので、その犬のリハビリを手伝ってもらえないか」という連絡を受けました。

それが、紀州犬のシロでした。

紀州犬のシロには半ば身体的虐待と適切な世話をされなかったネグレクトの状態が見られました。

ごく普通の道も歩くことができず道路にへばりつくばかりで、犬の意思とは関係なしにいきなりセンターというところへ連れて来られた、シロの戸惑いはかなりのストレスだったはずです。...

収容当時は、人間を噛むということを見せなかったシロですが、しばらくすると人のくるぶしやふくらはぎに噛みつくと言う行動が出始め、噛まれないで済む人間はごく限られた人間となってしまいました。

常に何かに怯え、収容のストレスに苛まれ、ひどい皮膚病を併発する、シロ。

当時のシロの安寧はほど遠く、再社会化の大きな関門、無害な人を噛まないを教えるのも、はるかかなたのゴールにさえ思えました。

そのシロを変えて一すじの救いの道をくれたのは、2013年6月に来日したHUTSGが推奨するハーネスの考案者であり、優れたドッグトレーナーでありビヘィビアリストのサリー・ホプキンス、その人でした。

シロはセンター収容時からハーネスユーザーですが(川崎市のセンターではすべての犬にとりあえずはハーネスです)、ハーネスだけではシロのストレスレベルを下げることはなかなかできないままでした。
Dcim1940ストレス軽減ツール「スプリンクルズ」を嗜むシロ君。このころはまだ表情が硬いですね


そのシロのストレスを軽減し、再び人との関わりに自信を満たせたのは、サリーが伝えてくれた、ストレス軽減ツール「スプリンクルズとトリーツ・ボックス」でした。

サリーは、センターにいるシロを好意で見て下さり、犬舎の入口に覆いを掛けることや、シロの隣同士になる犬のこと、シロのストレス軽減のために週一回のスプリンクルズは、シロに落ち着きと安らぎをもたらせました。

また、トリーツ・ボックスをなぜ使うか、そうしてそれがもたらす犬が選択できる一貫性の話はとても参考になり、それは今でも川崎のセンターでは実践されています。

サリー訪問から、一年が過ぎ、シロは新たな一歩を踏み出し始めました。
Img_20140129_144753一貫性に優れているストレス軽減ツール「トリーツ・ボックス」それでも、このころはまだ身体が硬いです


シロは、トリーツ・ボックスを持つ人間は自分に危害を与えるものではなく、安心で安全であると、認識しはじめています。

多くのトレーナーが、犬に何かをさせて食べ物を与えて人を安全で安心な存在だと認識させようとしますが、シロにはトリーツ・ボックスを基準に自分の意思で自分の行動を選択させることで自信を回復させてきました。

食べ物を持っているかいないかというストレスからシロを解放できたことは、知らない人間に食べ物のために近づかなければならないというジレンマに晒さなくて済むのです。

そのことができるようになってからは、シロの怖いから人を噛むという行動から、怖いならその場から離れればいいができるようになってきたのです。
Img_20140703_141640先日のシロ君。眼を見てあげてください。口角を観てください。背中のラインも(*^-^)


そして、とりあえずは、トリーツ・ボックスを持つ人間は、自分にとっていい事が起きる人間である・・・と認識し自分から近づくということを選択するようになりました。

それは、特定の人間から離れて譲渡された場合でも、シロからの信頼を得ると言うことに十分時間をかけてくれるなら、私たちに示すようなシロからの信用と親愛を得ることができる証明でもあるのです。

スワレやフセやヒールポジションで歩くこと、人の指示に寸分も狂わずそれを聞き分けることが良い犬の基準ではなくなり、穏やかな時間の流れの中で人と共に暮らす相互理解の関係が基準であってほしいと、シロのような犬に出会うたびへちまこはは願わずにいられません。

シロ譲渡の道は厳しいことに変わりはないのですが、自分で乗り越えられることが増えたことは、譲渡の道の大きな一歩には違いないと思うのです。

ここまで来るにはたくさんの人の手が必要でしたが、殺処分ゼロというのは箱に詰めて犬をそこに置いておけばいいというものではありません。

一日でも早くセンターの外へ送りださなければ、犬たちの本当の幸せは遠いものなってしまうのですから・・・

Img_20140703_144440_3シロ君の心の安寧はストレスを極力かけないというところから生まれたもの。


最後に、サリー先生へ。
あなたのスプリンクルズとトリーツ・ボックスは多くの犬を救うことのできる優れたツールです。
心をこめて、ありがとう!

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2014年6月23日 (月)

シロ君の話しをしようじゃないか・・・

Img_20140206_183336
シロくんのご報告をしよう。

さぼり気味のブログだけど、書きたいことはたくさんあるのにPCの前に座るのがなんとなく億劫という日もあって・・・

それでも、へちまこの日常はあいかわらずな活動に変わりはありません。

で、シロ君は?どしたの?

ということで、尻つぼみなシロ君のことなりそうな感が漂っていた・・・(;´▽`A``

とんでもない。

センター収容犬のシロ君は、少しずつだけど、その小さなステップを確実に上ってくれていたのです。

殺処分ゼロは簡単なことで、殺さない施設はいくらでも作れる。

収容される動物を養えるお金さえあれば、彼らを生かし続けることぐらいはできるからだ。

でも、それで、そのままずっーーーと、そこへいれば幸せなんのだろうか?ということを、考えれば、どんなにきれいでステキ施設になろうが、監獄のような暮らしには変わりはないわけだ。

施設がきれいになって、清潔感あふれるセンターは誰のためにあるのか?

へちまこは、思う。

どんなにきれいになろうが、市民が来やすい施設になろうが、棄てられる動物が減らない限り、人気のないセンターの夜を幾日も過ごさなければならない動物たちは減ることはないんだと思っている。

おっと、いけない・・・シロ君のことを話そうじゃないかだった。

今年の暮れが来れば、シロ君の収容日数は2年になる。

紀州犬のシロ君は、たまに奇襲犬になるから、譲渡するにはリスクがあったからだ。

川崎のセンターは今年殺処分ゼロを達成したということで、少々、騒がれていたけど、現場の人間にとっては少々困惑なことでした。

なぜなら、川崎市のセンターは殺処分ゼロを目標にしていたわけではないから。

わざわざ殺処分ゼロを掲げてガンバッテきたというわけではないことを、このブログを訪れてくださる方にはお伝えしておきたい。

ただ、シロ君の収容日数更新は、公的なセンターが殺処分しないという選択がどのようなことかを知ってくれるきっかけになってほしいと思っています。

シロ君の毎日は古典的条件付けを使った再社会化とストレスマネジメント・・・どちらかというとウエイトはストレスマネジメントだ。

昨年6月に、サリーが訪問してサービスでシロ君を観てくれたときから、ストレス軽減を主体に再社会化してきた。

家庭動物として過ごさせるには、センターはイレギュラーなことが多すぎる環境であることを否めない。

シロ君は毎日が不安で、その不安な毎日の心を慮ればトレーニングや何かのしつけにありがちな、スワレやフセを教えることは何の意味も持たない。

良い犬、人間の言うことをよく聞く犬が良い犬であれば、シロ君は聞き分けのある犬になるのだろうと思う。

なんでも、ハイ、とってやってくれるのではなく、嫌なものは嫌だよと、彼なりに言えるようになってきた。

犬の自由な発言を許すことは、不安からくる犬の過剰防衛をさせなくて済むからだ。

それも、ストレスを軽減するという方法が彼の犬語を回復させてきた。

シロ君は、皮膚病のことがあって、大きな獣医科の診察を受けるために、職員さんのお家に数日ホームスティしたことがあった。

神経質なところでは、環境の急激な変化に弱いだろうと思われていたシロ君だけど、シロ君は、センターにいるときとほぼ変わりなく過ごし、職員さんの家の周り散歩コースにも、お尻尾は下がらなかったそうだ。

むしろ、ルンルンとお散歩に出たという。

違う獣医での診察も嫌そうな顔をしてはいたが、ちゃんと見せていたそうだ。

シロ君は、いつの間にか、自分で決めたことに関しては、寛容で寛大な犬になれるようになっていたのです。

こんなにどこでも見せてくれる紀州犬はいないといって、いろいろな獣医さんが代わる代わる診に来たといって、職員さんも困惑したそうだ。

その話を聞いて、もしかしたらシロ君の回復は私たちが思っていた以上にあるのではないかということで、リデルに会わせてみることにしました。

残念ながら、センターへ収容される犬のほとんどが、興奮性の高い個体、犬に社会化されていないし、ご近所散歩で行き交う犬たちも、シロ君を見ると猛然と吠えかかり、それに応戦してしまうので、犬に対する社会性がどうなのかがわからなかったのです。

リデルに初めて会ったシロ君は、誰だろう?

リデルは、静かに佇んでいただけで、とりわけシロを危険視する風もなかった。

リデルが歩きだすと、その後ろを追って、鼻鳴き(センターSさんの話しではどうも私の後を追っているようだったらしい)しながら追ってきた。

ファーストコンタクトはフェンス越しで、好きなように対面させると、シロは吠えかかるということもなく、リデルも落ち着いてシロが近づくのをフェンス越しに受け入れて、本当に数センチまで近づき、お互いの匂いをかんではいたけど、シロ君の先制の威嚇があった。

いつもならその不安からのストレスで、周りへの奇襲があるのですが、シロ君はSさんの声かけで落ちつきを取り戻すのも早く、その後は、お互いのカーミング・シグナルの出し合いで争いを回避していました。

それが、感動ものだったのです。

犬を知っているモノが見れば、このフタリのサイレント・コミュニケーションの世界に感動モノなのです・・・

この様子は録画にとってあるのですが、残念ながらプライバシーの関係でFBでの限定公開で一定の人にしか、見せることができません。

ある学会の先生に観ていただいたら、これは感動もんよね・・・こういったことをわからない人は多いから・・・という感想までいただいた。

シロ君の犬語の回復は、これから人間との暮らしを目指してもいいという、ひとつの指標にもなるので、うれしいこの上ない。

おかしいじゃないか、人間と暮らすには犬語は必要ないのではと思う人は、この犬語の回復の大切さはわからないでしょう。

犬語を知るということは、犬との争いを回避できるばかりか、その犬を安心させることができるのです。

私たちがシロ君に行ってきたこと・・・

首輪よりもハーネスを・・・

訓練やしつけよりも、ストレスマネジメントを・・・

即効性よりも小さなステップを必ず上れるようにする確実性を・・・

急がば回れ・・・であること。

殺さない施設の内庭で行われていることは、確実にひとつの命を、この施設の外へ出すことであり、その動物が人間社会において安心で安全であり、その動物にとって人間社会が安心で安全であることを伝えることではないかと、シロ君との関わりで、思うのでした。

Img_20140602_075853
シロ君にも、いつかこうして、アホノ子のように眠らせてくれるお家が見つかりますように・・・

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2014年4月13日 (日)

キュリオ・・・つまり好奇心

Photo 川崎動物愛護センターの譲渡対象犬の紀州犬のシロ君のことを書かなくっちゃ、と思いながらも時間ばかりが経ってしまっていた。

一昨年からセンター獣医師らと取り組んでいる、シロ君再譲渡計画。

牛歩の歩みながら、その進歩は様々な人の手を借りて続けれらています。

そして、へちまこは近ごろ、やはり、そうなんだよねと、
節に思うことがあります。

それが社会化に必要なことであるのだろう、その社会化のために、大切な考え方ではないだろうかと思うことを、シロ君の進歩を交えてご報告したいと思います。

Img_20140129_144743
(シロ君には近ごろいろんな人にトリーツボックスでの交流をしてもらってます)

センターへ収容され、譲渡対象となった幸運な犬であっても、そこでの暮らしはストレスレベルの高い暮らしになってしまいがち。

そのストレスレベルを軽減して、犬を良い状態・・・不快ではない状況や状態にしてあげることがもっとも重要な課題になります。

シロ君がハゲちょろにされてしまう皮膚病もストレスから来るものが多く、センター職員、獣医師、ボランティアがどんなに手をかけても、信頼のおける人がいつも傍にいてくれる暮らしとはほど遠く、また犬の出入りも多く、シロ君にとってはストレスの連続になります。

そして、もっともシロ君が恐れるものが、知らない人(人間全般)なのです。


訪問者が多くなれば、それがシロ君のストレスレベルをどんどん上げてしまうのです。

身体的な虐待を受けてきてであろうシロ君にとって、未知なる人を受け入れるのはとてつもなくハードルが高く、たとえ、いろいろな人から食べ物をもらったとしても、越えることが困難な、恐怖の壁が立ちはだかっていました。

そこでサリーの提案したトリーツボックスを使うという方法が、いかに、優れたものであるかが分かってきました。

人が怖くて攻撃的になる犬にすべての人間はいいものだと教えるために食べ物を手から与えることは、広く行われています。

だが、それの考え方がいかにも人間側に偏っていることに注意しないと、思いもよらない落とし穴があるのです。

サリーが川崎のセンターを訪れてくれたときに、「人の手には一貫性がないの。でも、トリーツボックスには一貫性があるのよ。」と、言ったことがありました。

へちまこはこの言葉その時には謎でした。

センターでは、シロ君には一貫性もって接していると思っていたもんですから、サリーのこの言葉は、ちょっと衝撃でした。


Img_20140129_144746

(えへへ。おいしいね。・・・シロ君の満足げな顔・・・穏やかでしょう)

人の手が食べ物をあげるのは一貫性がない?

犬から観た一貫性とは何だろう?・・・へちまこはサリーにその解答を聴くことをやめ、自分で考えて後で答合わせをしてもらい、ああ、そういうことだったんだと、改めて犬に対する人間側の一貫性の難しさを知ったのでした。

私たちの手は大変便利な手で、あらゆることができますよね。

犬に対しても、いろいろなことをしてあげることできます。

お手入れやご飯を作る、リードの着脱、優しく撫でる手、犬の身体に何かするのは、人間の手です。

 その手に慣らすために、人は食べ物を使って、段階ごとに慣らすということをしていき、受け入れてもらうようにしていくわけです。

ところが、犬から観た、その人間の手には一貫性がなく、犬によっては混乱を招いてしまうことがあるのです。

特に、すでに人間に対して恐怖感や嫌悪の感情が強くある犬には、すべての人は食べ物をもらえることのできる対象であってはならないのです。


Img_20140129_144753

(これを持ってる人は必ずこうしてくれるよね。身体からいい感じで力が抜けています。トリーツボックスは古典的条件付けです)

たとえばです。

向こうに人がいる。

紙袋を持っている、スーパーの袋にも見える・・・あ、あそこから食べ物が出てくることがある・・・じゃ、傍に行ってみようとなって、傍に行ったら手で払いのけられた・・・。

ポケットに手を入れた・・・あ、あそこから食べ物が出てきたことがある・・・傍に行ってみよう・・・あれ、タバコだし、触られたくないのに触ろうとしてきたよ・・・。


いいことを必ずしてもらえるのでは・・・ない・・・orz

もらえるかもらえないのかわからない状況が重なると、犬はだんだんと不安が強くなり、それがストレスになり、人間不信になってしまうことがあるのです。

この犬側のジレンマを解消するのがトリーツボックスなのです。

このボックスが人の手にある時、必ず、いいことが起きるという学習をしておけば、食べ物を持ってるのかわからない、くれるのかどうかわからないという不安を解消してくれるようです。

シロ君の再社会化は、未知なる人間への恐怖を取り除くということではなく、未知へのモノへの警戒を含めた多くの選択肢が必要だったのです。

シロ君に必要だったのは、生き物が本来備わっている、危険なことへの回避行動の発現と、自分で判断できる材料を提供することでした。

食べ物をもらうために、怖いと思う人間に近づかなくてはならない選択は、かえって犬の攻撃的な行動を引き出す恐れがあるのです。

そして、過大なストレスをかけてしまいます。

食べ物をもらえたけど、嫌なことされたということも避けられます。

また食べモノが欲しくて近づくのか、そうではなくて食べ物なしでも近づけるのかという判断ができます。

 犬がその人によりたくないという選択肢を与えることで、犬は自分の安全を図れるようになり、安定していくようです。

Img_20140129_144128(身体の感じに注目ですよ。この弛緩した感じ。食べ物を手であげるだけでは引きだせないのです)

そして、へちまこたちが望むのは、いつか、シロ君に食べ物あるなしにかかわらず、人間に興味を持ってほしいこと。

そして、シロ君いやだと思う人間には近寄らずに逃げてほしいこと。

怖いからといって、戦ってほしくないこと。

そしてそして、そんなシロ君を多くの方に知ってほしいことと、わかってほしいこと。

Img_20140206_183336(へちまこが手にしたタブレットに好奇心でよるシロ君。自分に関わる人間のすることに興味を持ってくれるように・・・( ´;ω;`)ブワッうれし泣きだよ、まったく)

人類が、未知なる世界、宇宙という世界を目指すことができたのは、好奇心があったからだと聞きました。

好奇心が、唯一、恐怖を乗り越えさせることができるそうですよ。

そこまでは壮大ではないかもしれないけど、知らない人間だけど、知りたいという好奇心が、いつかシロ君にも自然に現れることを待ち望んでいるのです。

それが、そう遠くない現実になる予感がしてくる春なのです。

えっ、犬はそんなばかりじゃなく、期待を裏切ったって平気よ、食べ物あげればって・・・

いやいや、犬は人が思う以上に繊細ですからね( ̄ー ̄)ニヤリ

では。

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